- 出演者
- 天達武史 谷原章介 松村未央 遙洋子 酒主義久 田中良幸 山田夏子 杉村太蔵 峯村健司 東中健
おとといサン!シャインのカメラが入ったのは食道がんの摘出手術の現場。執刀しているのは胃や大腸、食道など心臓と肺を除く全ての臓器を診療する消化器外科の医師。いま、この消化器外科医が不足し深刻な事態になっているという。日本消化器外科学会によると、医師の数は20年前と比べて2割減少。今月、厚労省は「2040年に消化器外科医が約5000人不足」と報告書を発表した。患者の命に関わる、医師不足。消化器外科医の現場でいま何が起きているのか、一日に密着。
おととい午前8時過ぎ。神奈川県相模原市の北里大学病院、消化器外科に勤務する樋口格医師(45)。医師になって17年目。これまで数多くのがん治療にあたってきた。出勤してすぐ医師やスタッフが集まり患者についての打ち合わせが始まる。午前9時手術室へ。この日は、朝からがんの摘出手術を担当する。患者は46歳の男性、食道と胃のつなぎ目にがんが見つかった。ロボットを捜査して食道を切除、その後胃を細長くして食道を再建するという。時間がかかる食道がん手術。樋口医師がロボットを操作し、医師2人が助手としてサポートにあたる。昼になり助手の医師が1人ずつ交代で休憩に。手術は別のスタッフが加わり続行。樋口医師も休むことなく執刀を続ける。手術開始から約5時間が経過した午後3時ごろ、樋口医師もようやく休憩へ。樋口医師が休んでいる間は別の医師によって手術が続けられる。昼食に樋口医師が選んだのは467円の天丼。しかし、休憩は食事を合わせて約30分。以前の手術は1人の主治医が最後まで執刀、助手も付き添っていたという。そんな状況を改善すべく北里大学病院では約2年前からチーム制を導入。役割を分担することで昼食や休憩を取れるようになったという。しかしチーム制がとれるのは医師が潤沢な大病院に限られ、多くの病院が主治医制でしのいでいるという。労働環境が厳しいという声が若手医師の間で広がり、その結果若手医師が激減してしまっているという。こうした状況に北里大学病院の比企主任教授は「消化器外科医は尊い仕事と思っているがこれから若い人が目指す上で家族を大切にできるかとか不安なんじゃないか」などコメント。日本消化器外科学会は業務負担の軽減や給与の増額など消化器外科医の待遇改善を国に訴えている。専攻先がまだ決まっていない研修医は「周りには外科を目指す人はあまりいない」などコメント。
手術以外にも多岐にわたる消化器外科医の仕事。15年目藤田翔平医師の一日に密着。午前9時、打ち合わせ後に行ったのが、患者の電子カルテをチェックし、診療の予習。それが終わると臨床データを学会で発表するための資料作り。学会で研究成果を発表することは医師としてのキャリアを築く上で重要だという。しかし、話を聞いていた最中にも突然鳴った1本の電話で雰囲気が一変。他のスタッフから入院中の患者について判断を仰ぎたいという電話。こうした相談にも細かく対応していく。医師が手術担当と救急患者担当に分かれて日替わりの当番制で対応しているこちらの病院。この日、救急患者担当だった藤田医師、術後の経過に問題がないか入院患者のCT検査を行ったり、病棟の回診なども担当する。1通り業務が終わったのは午後4時過ぎだった。一方、休憩後すぐに手術室に戻った樋口医師、夕方不足の事態が起きた。食道と胃のつなぎ目に見つかったがんの摘出。摘出した胃の一部からもがんが見つかった。
きょうのサンサンクイズは「ライブ終盤 ある物が凍ってしまいました 一体何が凍った?」正解は、アンコール=あんこ凍るで、あんこ。
医師不足が指摘されている「消化器外科医」の現場。がん手術の最中、摘出した胃の一部からもがんが見つかった。開始9時間が経過し、樋口格医師は胃の全摘を決断した。11時間に及ぶ手術が終了した後、北里大学病院・樋口医師に消化器外科のやりがいを尋ねると「患者さんを救おうというところ」だと答えた。
- キーワード
- 北里大学病院
全国医師ユニオンの植山氏が解説。消化器外科医の医師たちの勤務時間が長い。樋口医師は1週間の残業時間は約20時間、藤田医師は約30時間。過労死ラインの目安と言われている残業時間は月80時間となっている。樋口医師の1週間、3日連続手術。藤田医師の1週間、2日連続の手術など。大学病院の医師らは多くが地方病院でアルバイトをしている。大学病院のお給料だけだと厳しいという側面もあるが、地方の方にとって最先端の技術・知識を求められている。医療施設に従事する医師数の推移は2002年からの20年間で医師全体だと3割以上増えている。一方、消化器・一般外科だけだと減っている。視聴者の声「手術がすぐに受けられない不安が一番。外科医不足で外来も休診したままの病院もある」。植山氏は「一部のデータによると外科の手術が減っているというのもある。地域によっては病院側が外科を維持できなくなり、閉じてしまう。外科の先生はかなり高齢化していて、若手が来なくて中堅が潰れていってしまっている。」などと話した。
医師不足による影響。手術ができない医療機関の存在もある。手術の待機期間が延びるのも深刻。地方によっては消化器外科がなくなるところも出てくる。今後は高齢者の治療を優先しない可能性もある。植山氏は「日本は絶対的な医師不足。世界一高齢社会なのに、先進国で一番医者の数が少ない。医者を増やさないとどうにもならない。外科に関しては一昔前までは外科に女はいらないと平然という先生が多かったが、男も来なくなってしまう現状がある。女性がしっかり働けるような積極的な環境づくりに取り組む」などと話した。
視聴者の声「最近母がお腹をこわして消化器外科を受診。もしなくなったらどこを受診すれば?」、「医師1人が研修医3人市道しながら手術。痛い中、ためになるならとがんばった」、「中国地方の消化器外科医。地方はもっと足りていない。そちらにもぜひ目を向けて」。植山氏は「財政的な問題で医療費を削減するんだったら、それを現場の責任にしないで。20代の医師の14%が日常的に死や自殺を考えている。医師全体で6.9%だが、20代で14%。若い医師がコキつかわれている」などと話した。
今日の各地の最高気温を見ると北海道や東北では30℃を下回る地域が増え、関東も30℃は超えるが猛暑にはならない見込み。名古屋から西は猛暑が続くとみられている。東京は昨日まで10日連続の猛暑日で過去最長を更新した。明日以降は週末にかけて各地で猛暑日となる見込み。一方で9月以降はこれまでと性質の異なる天気の急変が起こるとのこと。
9月2日の天気図を見ると南の海上に熱帯低気圧があり、これが台風に発達して日本列島に近づく可能性があるとのこと。雨が降れば気温は下がるが、台風や雨雲が西に抜けると猛暑がぶり返す恐れがある。天達さんは「9月は猛暑と大雨が隣り合わせ」などと話した。
「ミュージックジェネレーション」「この世界は1ダフル」「愛の、がっこう。」の番組宣伝。
「隣のステラ」大ヒット上映中。
- キーワード
- 隣のステラ
鎌倉市内では鎌倉高校前駅の踏切、病院、鎌倉高校などで迷惑行為が確認されている。鎌倉市ではHPでは「注意を呼びかけ」「誘導員の配備」「混雑マップの公開」「マナー周知の看板設置」など対策。予算としては5400万円出している。城西国際大学・佐滝剛弘教授は「映画の影響のため、長く続くとは思っていなかった。このままトイレもない駐車場もないということで放置しておくと多分続く。もう少し強制力を働かせないと。静かだからと(ここに住むことを)選んだ住民にとって(厳しい)」などコメント。また、佐滝教授は「日帰りのお客さんからお金を取るというのはベネチアではやっているが、ベネチアは入口が一箇所。鎌倉で観光客だけからお金を取るというのは難しい」などコメント。観光税・福博税はイタリア・ベネチアでは日帰りの観光客から10ユーロを徴収。フランスは宿泊料金の約1割を宿泊税として徴収。ルーブル美術館、ベルサイユ宮殿、ピサの斜塔などでは予約制・入場制限がある。また、スペイン・バルセロナでは民泊廃止の方針、約1万軒の民泊施設すべて廃止へ。
- キーワード
- オーバーツーリズムトー横バルセロナ(スペイン)ピサの斜塔フランスベネチア(イタリア)ルーヴル美術館ヴェルサイユ宮殿城西国際大学東京都歌舞伎町(東京)祇園(京都)神奈川県立鎌倉高等学校鎌倉市鎌倉市 ホームページ鎌倉市(神奈川)鎌倉高校前駅
これから政府は2030年までに6000万人の外国人観光客を入れようとしている。佐滝教授は「数字先にありき、財布を当てにしている。6000万人と何兆円という金額が、製造業が立ち行かなくなる日本で次の経済的な柱になるとして決まった計画。それぞれのところがオーバーツーリズム対策をしているが、根本はもっと入れようという大きな前提がある中にいる」などコメント。
2004年、熊本県のインターネット放送局・天草テレビで、黒川ツルエさんが現役最高齢の女性アナウンサーとして87歳でデビューし、話題となった。天草テレビでは、2006年に、102歳の森シノさんがデビュー。最高齢女性アナの記録を更新した。ツルエさんとシノさんは、当時の麻生太郎首相とも対談。天草テレビでは、他にも高齢名物アナウンサーを輩出し、国内外の数々のメディアから取材を受けた。あれから約21年、天草テレビのアナウンサーの今を取材した。出迎えてくれた金子社長とともに、天草テレビの取材に同行することに。アナウンサーの土黒佳子さんは、2020年から天草テレビのアナウンサーとして活動している。コロナ禍の海外とのリモート取材や、アニメーション動画で声優にも挑戦してきた。この日、土黒さんは韓国ラジオ局へのメッセージを撮影するという。
熊本県天草市にあるインターネット放送局・天草テレビのアナウンサー・土黒佳子さん、89歳。この日は、タコのモニュメント前で、メッセージ撮りを行った。土黒さんは、金子社長たちといろいろな新しいことができ、勉強になるなどと話した。金子社長は、お年寄りの知恵や経験を聞く楽しみ、人生訓などを番組に活かしているなどと話した。土黒さんは、モットーについて、世の中にあることは「見て、食て、着て、して」死のうと思って、いろいろなことを体験したい、沢田研二にインタビューがしたいなどと話した。
天草テレビの土黒佳子アナウンサーは、沢田研二にインタビューするなら、好きという思いを伝えたいなどと話した。アナウンサーを元気に続ける秘訣について、土黒さんは、秘訣らしいものはないが、新しいものに挑戦することを心情としているなどと話した。
気象情報。(LIVE東京・お台場)
- キーワード
- 台場(東京)
気象情報。(LIVE東京・お台場)
- キーワード
- 台場(東京)
気象情報。(LIVE東京・お台場)
- キーワード
- 台場(東京)