- 出演者
- 渡辺和洋 天達武史 谷原章介 松村未央 佐々木恭子 カズレーザー 酒主義久 山田夏子 豊崎由里絵
オープニング挨拶。きょうから佐々木恭子キャスターが参加。
おととい、インターネットで生配信された自民党総裁選候補者5人の討論番組。MCを務めた実業家のひろゆきが冒頭から次期総裁候補に切り込んだのは小泉農水大臣を支持する議員側が小泉を称賛するコメントをインターネット上に投稿するよう要請した問題。今月20日の小泉の出馬会見。ネットでも配信され、視聴者からは続々と書き込みが。明るくカメラの前で話す牧島かれん元デジタル大臣。牧島は自民党で誤情報対策を行うプロジェクトチームの座長や小泉陣営の広報班長も務めていた。牧島の事務所が小泉陣営の関係者に「ポジティブなコメントを書いてほしい」との要望をメールで送っていた。事態を受け、小泉大臣は自身の関与は否定したものの、事実関係を認め陳謝した。牧島は小泉陣営の広報班長を辞任した。きのう行われた中高生らとの討論会でもするどい意見が。
サンシャインクイズの答えを伝えた。
次期総裁の有力候補に突如吹いた逆風。きのう行われた討論会でも若い世代から厳しい質問が。今回の問題は総裁選の行方にどこまで影響を及ぼすのか。
谷原は「政治家で最も大事なのは言葉と信頼。その言葉を使って信頼を揺るがしかねないようなことが起きてしまった」と話した。
国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口准教授によると、「透明性や公正性を欠いた形で支持を演出し、世論の見え方を操作しようとした点が一番の問題」だという。野党側からも非難のコメントが出ている。国民民主党の玉木代表は「自民党全体に対する信頼を大きく揺るがす事案」とXに投稿している。立憲民主党の野田代表は「きちっとした調査をやってほしい」と講演後に取材で話した。今回の問題を受けて、先週木曜日、「週刊文春」が今回の件を報じた。翌日の先週金曜日に小泉が事実関係を認め陳謝した。
存続の危機を訴える大学病院。将来のためにもがく地域の病院。人口の約3人に1人が65歳以上という超高齢化社会。2024年度の医療費は約48兆円と過去最高となっている。
「病院の赤字経営についてどう思う?」について視聴者から意見を募集した。病院の大きな収入は診療報酬。報酬額について厚労省が定めた「価格表」が基になっていて、医療行為ごとに点数が決められている。診療報酬の合計額は年々、上がっている。全国44ある国立大学の収支について、収入の合計は1兆6203億円。前年比で546億円増えている。支出は人件費、診療経費、光熱費などその他などの物価高の影響によって収支の赤字が昨年度285億円になっている。医療ジャーナリストの市川衛は「病院の収入になるところの改定が来年行われるため、そこで一定の手当はされるだろう」と話した。
千葉大学医学部附属病院は2024年度の赤字額は約27億円。経費削減として昼休憩の時には患者のいない事務室の電気を消しているという。茨城・つくば市にある筑波大学附属病院。高度な医療を提供する「特定機能病院」として国から承認された国立大学附属病院。来年、開院50周年を迎えるが、開院以来ずっと使われている病棟もあり、赤字の影響で修繕が出来ていない。X線で撮影したものを読み取る医療機器の4か所ある読み取り部分が半分使用できなくなっている。赤字になる背景が物価高や人件費の高騰。病院が受け取る診療報酬は「公定価格」として全国一律で決められていて、病院それぞれで設定することが出来ない。一方で、注射器などの消耗品や医療器具などが物価高の影響で価格が上昇。さらに大学病院には難病などへの最先端治療や最新の医療機器を用いる高度医療を提供する役割がある。
東京・世田谷区にある世田谷北部病院。2023年度には億単位の赤字を計上。その原因は物価高だけでなく人件費の高騰も。院長によると、人権派遣業者を介することで便利になった反面、紹介された医師の年収の2~3割を紹介料として支払うケースもあり、それが負担になっているという。赤字解消のためにこの病院が行った転換策は救急患者の受け入れ増加。
今年上半期に倒産した医療機関が全国で過去最多の35件となるなど、まさに岐路に立たされた日本の医療。赤字経営が続いていた東京・世田谷区にある民間病院を取材した。病院存続のためにうってでたのは救急患者の受け入れを増やすこと。受け入れ件数を増やした結果、2年前はベッドの稼働率が6割ほどだったが、現在では約9割に。諸経費の節約などもした結果、去年赤字から黒字へと転換した。
視聴者の声を紹介した。今月10日、日本病院会など6つの団体が厚生労働省に緊急要望を提出した。今年度の補正予算で病院の経営を支援してほしい、来年度が診療報酬を改定するタイミングのため、10%超の診療報酬のプラス改定を求めたという。診療報酬が上がると、病院の収益は上がっていく。一方で、患者が窓口で払う医療費が増額され、毎月支払っている保険料も上がっていく。今後、病院経営の赤字を解消するための方策として重要なのが病院の統合。医療ジャーナリストの市川衛は「国も地域医療構想をやっているが、理想的な形は分かるが、現実はなかなかうまくいっていないの現状」と話した。
金箔ゴジラ、茶道具、食器など1000点以上の金製品を展示する「大黄金展」。古代から富の象徴だった“金”。先週金曜日、金1gあたりの小売価格が1万9940円で最高値を更新(田中貴金属工業)。令和のゴールドラッシュ状態になっている。
「呼び出し先生タナカ」、「国民的マジックの祭典」の番組宣伝。
「FNS鬼レンチャン歌謡祭」の番組宣伝。
過去最高値を更新し1gあたり2万円台に迫る“金”。都内の貴金属買取店には金を持ち込む人が続出。数百点の貴金属やジュエリーを所持しているという男性はブランド品の金製品を含む13点を持ち込んだ。査定額は216万2000円。ティファニーなど4点を81万円で売却することにした。別の男性は、亡くなった母親の仏壇から出てきた指輪やネックレスなど計6点の買い取りを依頼した。査定額は8万1400円。金の価格は今後どこまで上がるのか。
俳優・梅沢富美男は「あまり興味がない。投資も嫌い。奥さんが頑張ってるみたい」などとコメントした。ここからは日本貴金属マーケット協会代表理事・池水雄一と一緒に伝える。金1gあたりの価格推移(田中貴金属工業)を紹介。2023年から2年で2倍以上となっている。池水は「ロシアのウクライナ侵攻があって、アメリカがロシアに対して米ドル資産を凍結した。中国とかも米ドルを持っていることがリスクになってしまった」などと指摘した。カズレーザーは「僕は金を信用している」などとコメントした。金にまつわる疑問「金の価格今後どうなる?」について池水によると、これからも上がり続ける可能性大、来年には2万2000円台突入か?。
高騰する金の価格について池水雄一は「最大の理由は通貨の価値がどんどん減っていってる。通貨の価値が下がっている」などと指摘した。初心者におすすめの金資産は純金積み立て。池水は「機会的に買ってくれる」、「売るんだったら田中貴金属工業とか三菱マテリアルとかで売ったほうがいい」、「永遠に保有したほうがいい」などとコメントした。デメリットは配当や利息がない、手数料がかかかる、下落リスクがある。
きょうから始まる新コーナー「ニュースの知なみに」。先ほどレギュラーシーズン最終戦を終えたドジャース・大谷翔平。3年連続のホームラン王へ2本差を追いかける中、31試合連続出塁をマーク。第4打席には自己最多を更新する55号ホームランを放った。シュワーバーには1本届かず、惜しくもホームラン王のタイトルは逃した。
今回は、大谷に関するニュースの“知なみに”。MLBジャーナリストのAKI猪瀬、「Full-Count」編集部の小谷真弥が週末3連戦のニュース映像を見てもらった。きのうの試合は休養日のため欠場だった大谷。ロバーツ監督はポストシーズンを見据えた判断と説明した。AKI猪瀬は「メジャーリーグではホームラン王をとってもボーナスはない。選手の個人成績に特別なボーナスをつけることが禁止されている」などと指摘した。さらに最終戦の対戦相手はア・リーグ西地区で優勝を決めたマリナーズ。2022年までインターリーグは地区と期間を絞って開催していたが、AKI猪瀬は「全米のファンに大谷を見てもらうため交流戦が通年になった」などとコメントした。