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オープニング映像。
2023年7月父親がいない2度目の夏を迎えた。父・林佳秀さんは認知症が進み施設で過ごしている。離れ離れの暮らしにも慣れてきたがまた皆と暮らしたいと思っている。家族は新たな道を歩みだしており車で数分の場所に一軒家を購入。もともと高齢者の方が一人で住んでいた物件で家財道具も譲り受けていてここに介護施設を作り、父ちゃんを迎え入れようということを考えていた。息子の大介さんが働くのは昔ながらの技法を使う造園会社で仕事で学んだことを介護施設にも活かそうとしていた。
2021年7月、この頃は林佳秀さんも自宅にいた認知症は50歳の時に診断されていて家族だけでケアするのに限界を感じ、施設に送り出す決断をした。入所前夜、認知症の進行を遅らせるため断っていたお酒をこの日は解禁し会話も成立する瞬間もあった。
2023年7月、父ちゃんの部屋からギターが出てきた佳秀さんは演奏ディレクターだったが認知症から仕事を辞めてから機材など手放していた。大介さんはそのギターを使って練習を始めた。11月、大介さんの基に活動仲間が知り合いを連れてやってきた。環境改善のワークショップにも参加している。大介さんは竹の枝を切り落とす作業を行ったりした。日が暮れて円子さんが木の枝を使って演奏をしたりした。
2日後、大介さんは20歳の誕生日を迎えた。仕事に出ている大介さんにサプライズのため準備をする。準備をするメンバーの中には京子さんの前の夫との子である真子さんも参加していた。帰ってきた大介さんにろうそくの火を消してもらったり、プレゼントを贈った。
2024年4月、2階の棚を整理していると佳秀さんの手帳などが出てきた。スケジュールと共にその日の出来事を書いていた。映像ディレクターだった佳秀さんは円子さんが生まれた頃には違う仕事を探していた記録が残っていた。移動販売していた団子屋に弟子入りをしたりしていたという。大介さんは珠洲市へボランティアへと行った。現地では水が足りない状態で寺の奥にあった使われていない水源に注目してそこから水をひいて水くみ場を作った。
仕事とは別に自然を守りたいという思いの大介さんは1年前から無農薬の米作りをしていて、この日は幼なじみらと草取りを行った。幼なじみの手塚さんと廣瀬さんらとは袴姿で無事に成人したことを報告したりしたという。一方で父とは直接会えない状態だという。父とはまた一緒に暮らしたいが今の状態の父親が戻っても生活は成り立たないのが現実となっている。
2024年5月、介護施設作りの準備が進む中大介さんが仕事先で覚えた草鞋づくりのワークショップを開いた。京子さんも最近の大介さんの活躍ぶりには関心をしていている。高校生になった円子さんはギターを抱えており、一緒に吉田拓郎を弾こうと大介さんからプレゼントされたもの。6月、佳秀さんとのオンライン面会も1年近くできていない状態。自宅では何度も聞いて吉田拓郎の楽曲を大介さんが弾いた。別の日父ちゃんとの思い出の場所である富士河口湖町へやってきた家族。
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