- 出演者
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オープニング映像。
30年にわたってエンターテインメントに人生を掛けてきた「船生かぶき村」は一軒家に見えるが芝居小屋となっている。公演を行っているのは「劇団 暁」。お客さんは年配の人がほとんどでお目当ての一つが笑いをちりばめた大衆演劇。食事代と飲み物代が別でお代は2000円。ショーが終ると食事の時間となり、同じ釜の飯を食べていて実は役者12人中10人が血縁関係となっている。そんな彼らにとってわが家ともいえるかぶき村であるが老朽化やコロナ禍以降の観客の減少によって、銀行からの借り入れも数千万円に膨れ上がっていた。かぶき村の再建が道半ばの今生活を支えているのが巡業での収入でほとんどの間は楽屋が劇団員の生活スペースとなる。暁人さんは妻と娘と一緒に巡業に向かう。
そんな暁人さんは巡業中に見つけた目標が日本一になるというものだった。しかし次の巡業では空席が目立っていて客入りが低空飛行が続いていた。暁人さんは色々重なっていると思うと話す。そんな芸の浮き沈みを肌で感じている副座長の大樹さん、ある日の楽屋のでは一人で衣装などの片づけをしていた。結婚して子どもいて普通だったらついてきてもらうかもしれないがちゃんと落ち着いたところで子育てしてもらいたいという思いから単身赴任状態であると明かした。そんな大樹さんは数少ない一般家庭出身でこの世界には憧れて入ったわけではなかった。祖父母に連れられ暁の公演を見て当時はちょっと不思議な感じだったという。そして祖父母らと劇団との話し合いで根性をたたき直すために入ることが決められていたという。そこから21年、辞めたいという思いは何度かあったが副座長となりちゃんとやっていこうとそこで初めて決心がついたと話す。そんな大樹さんの誕生日記念公演が控えた前日、戦友でもある三桝屋の真珀達也さん。暁より老舗の劇団で大樹さんと同じく一般の出で座長となった。そして翌日の誕生日公演は真珀さんの友情出演もあり席は9割がた埋まった。
一般家庭の出で高校を中退して大衆演劇の世界に飛び込んだ三咲楓馬さんが休日、地元の友人と出かけていた。子どものころから好きだったのがチャンバラ遊びで大衆演劇隙の母に連れられ見て、芝居にほれ込んで入団した。そんな楓馬さんが痛い目を見たのがかぶき村での演技でアドリブを返すことが出来ず、先輩から結構辛辣な意見が出ていた。楓馬さんは先輩の背中をみながら下働きをする日々、数少ない自分の時間ではこの日は運動に充てた。
なごみ座での巡業中、暁人さんが不在のために楓馬さんの出番がまわってきた。春樹さん自ら稽古をつけて、難しいセリフは大樹さんが付きっ切りだった。そして本番当日を
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楓馬さんが主演を演じる当日、序盤は順調だったが緊張からか出るタイミングをミスってしまった芝居を観ていた母は泣きのシーンに入る前から感情移入して泣いちゃったと話し今は送り出してよかったなと思いますと話した。船生かぶき村ではリニューアルが続けられていて畳の張り替えなどが行われていており、HPもリニューアルさせた。春樹さんが改革を進めるのには大衆演劇の前時代的なイメージが自身に苦い経験をさせたことがあるという。職業で役者と言うと心配されたりしたという。秋を迎えたころ、観客をうならせた芝居を見えたのが春樹さんの長女である愛羅さんで劇団初の女性花形。そんな愛羅さんは学生の頃は劇団のため早退することもしばしばあり学校になじめないのがストレスだったと明かす。また男社会のため裏方に回るようになど落ち込むようなことは言われたという。そんな愛羅さんは新たな道を切り開こうとしていた。
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劇団暁は協会の依頼で外国人向けのPV撮影にいどんでいた。同じ頃、愛羅さんはおなじ協会が開催する劇の主演を演じるための写真撮影を行っていた。原作はヴィクトル・ユーゴーで大衆演劇には珍しくミュージカル調となっており、そのためのボイストレーニングも積んでいた。2024年12月、全体稽古が始まり出演する40人する役者は大衆演劇の先輩たち。その中で役者兼演出を担うのが暁人さんで劇団暁の実力が試される。
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- ヴィクトル・ユーゴー劇団暁浅草(東京)
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2024年12月20日特別公演本番当日を迎えた。観客は大衆演劇のファンだけではない。そして本番が始まり無事に終えた。自らの役者人生を歩んだ愛羅さんは1年を振り返りとにかく守りに入らずなんでも挑戦してみようかななど話した。そして楽屋には新たな命として暁人さんの次女となる歌音ちゃんの姿があった。そして暁人さんは大衆演劇を変えるにはトップを取らないと説得力がないといつか取ると話した。そして船生かぶき村には少しずつかつての賑わいが取り戻されつつあった。
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