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オープニング映像。
エチカ・ミヤビというリングネームで女子プロレスラーとして戦っているとものりさんは性別適合手術前最後の試合に臨んだ。手術に必要な200万円を稼ぐため、とものりさんはニューハーフクラブで明け方まで働いている。性別適合手術は負担が大きく合併症のリスクもある。心と体の違和感を打ち消そうと男性らしく振る舞ってきた10代。やがて髪を伸ばし外見を心に合わせてみたものの体の違和感は消えなかった。
とものりさんが生まれ育ったのは小田原市。母の実家で精神科の看護師である母、祖母、叔父と一緒に暮らしてきた。体格に恵まれていたとものりさんは中学・高校は野球部に所属、剛腕として知られていた。母・かずよさんは未婚のまま出産。とものりさんが自分の気持ちを打ち明けたのは大学生になってから。母に覚悟を問われたことで一度は思い直したとものりさんだったが、自分を偽って生きることに限界を感じsh術を決断。母が背中を押してくれた。
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- 小田原市(神奈川)
とものりさんは大学2年生の時に海外留学。せかいがひろがったことで心にしまっていたものが静かにほどけたという。リングで練習できるのは週に2日。男子選手と同じように着替えはリングサイドで。とものりさんが女性としてリングに立つことに不公平との批判もある。「ある意味、普通の女の子よりも選択肢がめっちゃない」「シルクを取ってやった方がいいんですよ、性別適合手術って」ととものりさんは話した。タイでの性別適合手術に必要な200万円が貯まった。
新しい人生を踏み出すために、夜の職場近くに借りていたアパートを引き払い実家に戻る。2024年1月、お母さん、おばあちゃんも空港まで見送りに来た。プロレスかんけいしゃも駆けつけた。
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性別適合手術を受けるためタイに到着したとものりさん。手術は7時間に及んだ。思いの外回復せず強い痛みに苛まれる娘にお母さんは「誕生日2つになるね」と言葉をかけた。生まれ変わったとものりさんは名前を「ともみ」に変えた。漢字は変えず読み方だけ変えた。手術から6か月、プロレスの練習を再開していた。一般的に術後はホルモンバランスの激しい変化が起こる。男性だった頃に比べ、体力や筋力が落ちたり、情緒が不安定になったりする人も。
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性別適合手術を受けて半年、とおみさんはプロレス団体が運営する店に戻っていた。実家に戻ったともみさんをお母さんは淡々と支える。ともみさんは生活費の足しになればと、得意の語学を副業にしたいようだ。そして、ようやく迎えた復帰戦の熱狂の中にお母さんの姿があった。
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性別適合手術から7か月、なかなか思うようにいかないともみさんを心配してプロレス関係者が飲みに連れて行ってくれた。思い描いていた理想とはまだ違うが、女性としての新たな人生は始まったばかりだ。エチカ・ミヤビの復帰戦、誰よりも早く客席に駆けつけたのはお母さんだった。プロレスに復帰したもののまだ体力は戻らない。それでも望んだ未来を一緒に待ってくれる人がいる。
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