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オープニング映像。
岡山の西大寺では宮大工の養成塾があったからこそ実現できた祭りがあった。住職の念願だった風鈴祭り。塾生たちが実習を兼ねて作業を担うことで費用を大幅に抑えながら、釘を使わず木組みだけで組み上げる櫓を8基も立ち上げることができた。今年で2回目の試みだ。古谷くんは坊主になっていた。古谷くんは寺で自ら朝の心得唱和を始めた。恒例になった鉋削り体験も今年は1年生の古谷くんが先生役。同期の宮脇くんには家族が会いに来ていた。小学生の時にテレビの「ザ!鉄腕!DASH!!」で見た大工仕事に憧れて工業高校に進んだという宮脇 くん。宮大工養成塾の体験に現れたのは高校3年のときだった。いざ入塾すると嫌でも思い知るのが同期との差。
京都で1年がかりの現場に入っていたのが15歳で入塾した双葉くん。今では年上の同期たちに必死で食らいついている。塾を卒業し講師となった片山くんは暗い顔をしていた。片山くんは彼女と別れてしまったという。ついには仕事中で車の事故を起こしてしまった。傷心の片山くんを癒してくれたのは外国人向けの木工教室。今や宮大工の技は世界的に大人気のコンテンツ。片山くんにも久しぶりに笑顔が戻った。
8月上旬の夜、古谷くんはちょっとぐらい良いだろうと消灯後に寮を抜け出してしまった。その様子は塾長の金田さんに筒抜けだった。小学4年生の時から高校を出るまで神楽を続けてきたが宮大工への入口だったという古谷くん。古谷くんの母は古谷くんが赤ちゃんの頃に離婚したという負い目があった。母が活かせてくれた養成塾だからこそ、調子に乗った自分が許せなかった。古谷くんのお盆休みは許されなかった。今度は宮脇くんが頭を丸刈りにするという。
入塾から4か月が経ったこの日、全国の校舎に散らばった1年生達が大阪校に集まってカンナ削りの競技会。自ら調整したカンナを使い削り出したカンナくずの薄さ、幅、長さを総合的に評価する。優勝ラインは0.01mmという世界。宮脇くんはいつまでも研ぎ場から出てこなかった。金田さんは「恥をかくのが嫌なんですよね」と見抜いていた。審査も終わらないうちに丸刈りにするという宮脇くんにつまらないプライドの捨て方を教えるために金田さんも丸刈りにした。金田さんは何本かのカンナくずを少し触っただけで「表彰は見送り」と言った。
カンナ削りの競技会の法性式は道具自体が適切に使えてないということで見送りになった。金田さんは塾生たちに危機感が足りないと言った。9月の京都、古い寺の修復現場では土壁の解体が進んでいた。神楽を舞った神社仏閣を修繕したいという想いを改めて誓った古谷くんにとって一つ一つの作業がかけがえのない経験だ。大阪では宮脇くんがカンナの特別補修を受けていた。
多くの同期が全国の現場に散らばる中、宮脇くんはカンナの特別補修を受けていた。金田さんがたった一つのコツを伝授しただけで薄く長く削れた。カンナの特別補修を終え、同期たちが詰める現場に合流した。双葉くんも着実に成長している。母親にかける電話も減ったという。アメリカから宮大工の技を習いに来たエリカさんの作品も出来上がった。
救命病棟24時の番組宣伝。
