- 出演者
- 城島茂(TOKIO)
オープニング映像。
城島らは城ヶ島を訪れた。この島は日本の地質百選に選ばれている。ここで生まれた魚の赤ちゃんが東京湾に広がるという大事なポイントになっている。城島らは過去、マダコやアオリイカの産卵場所を作り、増やすことに成功してきた。今回増やすのはタツノオトシゴ。タツノオトシゴはきれいな海が大好きで環境の変化に敏感。近年温暖化などの影響で激減している。あまり移動をしないので環境が悪くなると全滅。今のうちに手を打たないと消えてしまうという。手伝ってくれるのは石橋英樹さんと木下剛さん。まず、慎太郎ら3人は海に潜ってタツノオトシゴを探した。城島らは船から水中ドローンを使い調査した。10年前はアマモがびっしり生えていて、魚の赤ちゃんの住処になっていたが、今は何もない状態だった。アイゴなどが増殖し全て食べ尽くしてしまったという。3年前、城島らが作った茂の森を調査すると、びっしりとアオリイカの卵がついていた。木下剛さんらは茂の森を島の7箇所に増やしたという。
慎太郎らは、ようやく1匹タツノオトシゴを発見した。タツノオトシゴをレントゲンで撮影すると鎧を着ているよう、全身に鱗が進化した骨板と呼ばれる板をまとっている。分類的にはスズキなどと同じ白身魚。尾尻を海藻などに巻き付け生活をしている。今回見つけたのはオス。本来、今が繁殖期なのだがアマモがないので繁殖ができなくなっている。かなり離れた場所にメスを発見。これでは出会う事ができないので、集まれる場所を作ることにした。城島らは竹ぼうきを土嚢で固定し、タツノオトシゴの住処を作り「竜宮ハイツ」を名付けた。プラ板で作ったタツノオトシゴを竜宮ハイツにくくりつけ海の中に設置した。
数日後、慎太郎らは「竜宮ハイツ」を調査するとニジギンポなどたくさんの魚が住み着いていた。ニジギンポのすぐ下で、タツノオトシゴを発見。このオスのタツノオトシゴを「城ヶ島龍乃介」と名付けた。翌日から代わり番こに龍乃介の相手が着ていないかをチェック。設置10日目、龍乃介の近くにメスのタツノオトシゴを発見した。距離があるためまだツガイにはなっていない。このメスを「お龍」と名付けた。タツノオトシゴはオスがお腹の中で卵を育てる。龍乃介とお龍が出会って5日後、カップル成立となった。
龍乃介とお龍が出会って5日後、カップル成立した。5日後、杉山隼斗さんらが撮影したタツノオトシゴ夫妻の様子を確認。龍之介はお腹が膨れていたので卵が入っている可能性がある。竜宮ハイツの周りはまだ食糧が豊富じゃないということで、周りに海藻を置くことにした。海藻は放っておくとバクテリアに分解される。バクテリアを食べるプランクトンが集まり、タツノオトシゴの餌となる。慎太郎らは、竜宮ハイツの海水を接種し顕微鏡で確認。カイアシというプランクトンを発見した。カイアシ類がいないと食物連鎖が成り立たないかもしれないと言われているほど、重要なプラントン。抱卵から8日後、龍之介を見てみると元気よく餌を食べていた。抱卵から25日後、龍之介のお腹はパンパンになっていた。タツノオトシゴは夜、ハッチアウト。時間はわからないためずっと寄り添う必要がある。ローテーションを組んで観察することにした。夜中1時、桝太一らが潜り、観察。しかしハッチアウトしなかった。その2日後、夜中1時、ダイビングショップのスタッフが潜った。龍之介は体をねじり、赤ちゃんを産んだ。
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