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オープニング映像。めったに見られないクズリの素顔を大追跡。
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フィンランドの原生林に特別にカメラが入った。この森でクズリは広い縄張りに単独で暮らしている。メスのフレイヤを観察していると大きな石を持ち上げて下にいる虫を探した。鋭い爪で木を登り鳥の巣から卵を失敬した。フレイヤは木に自分の匂いを擦り付けてオスに自分の存在をアピールした。縄張りが広いのでなかなかオスはやってこない。フレイヤの縄張りにメスの侵入者がやってきて戦いになった。
ライバルの侵入でメスの匂いをそこら中に残していて、今度はオスのクズリがやってきた。オスがフレイヤを追いかけていると最大の敵・オオカミが現れた。クズリたちは木の上に逃げた。オスとメスが一緒に過ごすのはわずか数日で、フレイヤは一匹で子育ての準備に取り掛かった。腹ごしらえで死んだトナカイの骨を巣穴に持って帰った。クズリには余った食べ物を巣穴に隠しておく習性がある。先程の場所に戻るとヒグマがいて横取りしようとしたがオオカミも現れた。クズリは混乱に乗じて獲物をゲットした。
フレイヤは巣に籠もって子育てをするため短い夏を食べ物集めについやした。肉は傷みやすくて夏の保存に向かないので骨を集めている。食べるのは骨の中の骨髄だ。
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今回、クズリの撮影に挑んだのは地元の動物カメラマン、アレクサンダー・スレッテンさん。撮影用のテントで長い時間待ち続けた。クズリは警戒心がとても強く、人前に姿を表すことはめったにないという。痕跡などを地道に探して2カ月、フレイヤと出会った。撮影を続けること1年、フレイヤの方から近づいてくるようになった。
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冬になり、フレイヤはお母さんになっていた。子どもが生まれて3週間、スに蓄えていた食糧も尽きてきて食べ物探しに出かけた。積雪は2m以上あるがフレイヤは幅の広い足ですいすいと歩いた。クズリは悪天候で立ち往生しているトナカイに襲いかかった。巣に帰ると巣穴が雪に塞がれていたが子どもたちは無事だった。
冬はライバルのヒグマが冬眠し、飢えや寒さで死ぬ生き物が多いのでクズリにとっては食べ物も豊富だ。また、クズリの子どもたちはライバルが少ない安全な冬にひとりで生きる術を身につけることができる。春になるとライバルの数を減らそうとクズリの子どもを小さいうちに襲いに来る。フレイヤは巣にやってきたオオカミと真っ向勝負をして追い払った。敵に居場所が悟られないよう、引っ越しを何度も繰り返すことで子どもを守る。
イラスト大募集中。詳しくはホームページで。
ダーウィンが来た!の次回予告。
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2023年9月17日(13:50)