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オープニング映像。カマキリが鳥を狩る姿に迫る。
- キーワード
- カマキリ
石川県の舳倉島は世界有数の渡り鳥の中継地だ。この渡り鳥を島に棲むカマキリが狙うという。バードウォッチャーの渡部さんはキクイタダキがオオカマキリに捕まっているのを見たという。カマキリの鎌は3列の棘を互い違いに挟み込むことで獲物をの逃さない。鎌には目の掃除用ブラシもついている。カマキリは風が吹くと体を揺らし、風に揺れる枝や葉を真似して獲物の油断を誘う。お尻の先の尾角という器官で風を正確に感じ取れる。また、同じ種でも色のバリエーションがあってどんな草むらにも溶け込める。
強い海風が吹く舳倉島では高い木が育たず平らな地形が広がっている。普段は高いところを好む鳥たちもこの島では低い場所に降りて過ごす。狩りが起こりそうな場所にカメラを仕掛けた。カマキリが鳥を狩る姿が捉えられた。産卵を控えた秋の終わり、飢えが限界を迎えたカマキリが敢えて鳥に立ち向かう。カマキリは重さ3倍はあろうかという鳥を仕留めた。映像を見たカマキリ先生は「カマキリすごいぜ!」と言った。
ハラビロカマキリが自ら水に飛び込む様子を捉えた。ハリガネムシが体の中でカマキリを操っているという。ハリガネムシの幼生は水棲昆虫に食べられることで体内に入り、羽化した虫が飛んでいった先でカマキリに食べられ寄生する。子孫を残すには川に戻る必要があるので、カマキリの神経を混乱させる物質を出し洗脳する。洗脳されたカマキリは浅い水たまりなどには目もくれずハリガネムシの繁殖に適した深い川へと引き寄せられる。その目印となるのが深い川から反射される光だという。森の虫が寄生されることで川を豊かにしている。
カマキリの子どもは生まれてすぐに命がけの狩りの冒険に出かける。生き残ることができるのはわずか1%で、約10日ごとに脱皮を繰り返し急成長を遂げる。羽を持たない子どもは獲物を求めて草から草へジャンプする。
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ダーウィンが来た!の次回予告。