- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 小島よしお 池田美優
チコちゃんが挨拶をした。ゲストはみちょぱと小島よしお。
チコちゃんが「水は地面にしみこむのになんで海の水はなくならないの?」と聞いた。正解は海底が水圧でカチカチだから。海の水は体積で約14億立方km。14垓リットルある。陸地の土や砂利には隙間があるため雨水はしみ込んでいく。海の底には砂利の下にかたい岩石でできた地殻があり水はゆっくりしみ込んでいる。水圧が大きいと岩石の隙間が小さくなり水を通しにくくなる。広島大学が2017年に発表した研究で新事実が明らかになった。6億年後には海の水が全部なくなる可能性があるという。2兆5,000億リットルの水が海底の岩石にしみこんでいるがその9割がマントルに吸い込まれているという。地球内部が冷えて水がたまり始めているという。火星にも40億年前に海があったと考えられているが内部の岩石に吸収されれた可能性がある。地球の海水が減少すると気候がガラッと変わる可能性がある。
特別展「海」は国立科学博物館で7月15日~10月9日まで開催。
オープニング映像。
チコちゃんが「なんで「ん」から始まることばはないの?」と聞いた。正解はことばとことばの間に入る接着剤だから。日本には奈良時代以前まで「ん」の発音はなく、平安時代に「ん」の発音が生まれ鎌倉時代以降に「ん」の文字が誕生した。平安時代に作られた「いろは歌」に「ん」はない。読みて→読んて→読んでと発音が変化しこれを撥音便という。「ん」は鼻にかかる発音=鼻音。「なんで」も「なにて」が変化した。このようにことばの間に入ることが多く「ん」から始まることばはない。「ん」という字は「無」を変形させてできた。「本」や「ご飯」は中国からきたことばで「ほぬ」や「ごはぬ」と発音されていたが言いにくかったため平安時代以降に「ほん」「ごはん」に変化したと考えられている。アフリカや沖縄には「ん」から始まる言葉がある。沖縄には文字がなく純粋に発音のみが受け継がれたため。もともと日本の一部では馬を「んま」、梅を「んめ」と発音したが「ん」という文字が生まれる前に「う」という文字でそれらを表現したため「ん」から始まる言葉はなくなっていった。沖縄に文字が伝わったときには「ん」の文字があったため「ん」から始まる言葉がそのまま残った。沖縄出身の方とコンゴ民主共和国の方がしりとりで「ん」から始まる言葉を紹介した。
みちょぱが悩みがなくて何も考えてない人だと思われるのが悩みだと話した。自分に何かあってもなるようになる精神で割り切るから悩まないが子どもが出来たら子どものことで悩むと思うと話した。
チコちゃんが「なんでそうめんを流すの?」と聞いた。正解は日本人には水の味を楽しむ文化があるから。かき氷も水を味わうもので平安時代から食べられていた。水ようかんやくずきりも水の美味しさが味を左右する食べ物。貴族が食べた「水飯」はご飯に冷水をかけたもの。そうめん自体はほとんど味がなくいかにおいしい水を使うかが重要。環境省が定める名水百選のように冷たい湧き水でそうめんを冷やす流しそうめんが誕生した。日本人は料理を五感で食べるため風景がよく滝の音がしておいしい水がある場所で食べると五感が完全に満足するという。スタッフが流しそうめん発祥の地とされる宮崎・高千穂峡と岐阜・阿弥陀ヶ滝へ行き流しそうめんを味わった。鹿児島にはそうめん流しがある。夏は食欲がなくなったり夏バテしがちだが天然のミネラル成分が入った湧き水で流しそうめんを食べると夏バテ防止効果もある。
キョエちゃんがクイズ100羽に聞きました「心に残った名セリフといえば」を出題。2位は記憶にございませんbyロッキード事件。1位はパワー!!byなかやまきんに君。阿部崇さんから「アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「マジック・マインド」の2分12秒のところが「出るのチコちゃん」と聴こえる」というおたよりが届いて実際に聴いてみて「言ってますね」と話した。おたよりのあて先は〒150-8001 NHK「チコちゃんに叱られる」係まで。動画は番組公式ホームページまで。キョエちゃんの地元の江戸川の花火大会が4年ぶりに開催予定だと話した。
「チコちゃんに叱られる!」の番組宣伝。
チコちゃんがあっち向いてホイをした。