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オープニング映像。
岡山県津山市に住む蓬郷由希絵さん。次女の結衣菜さんは自閉症で、こだわりが強く音に敏感でコミュニケーションが苦手。常にイヤーマフはかかせないという。また予定を確認して見通しがたつと安心できる性質。この日は2年先の卒業式が気になっていた。2歳で自閉症と診断された結衣菜さんは一生言葉が出ないかもしれないと、意思疎通もままならない状態に。由希絵さんは、その時のショックは計り知れなかったと答え、我が子とこの世から去りたいとまで思い詰めたという。由希絵さんは専門機関による療育と呼ばれるサポートをうけながら生活に必要な動きを結衣菜さんに教える。食事が出来るようになるだけでも2年以上かかったという。結衣菜さんは身の回りのことはもちろん、家事までこなせるしっかりものに成長した。地元の中学校の特別支援学校で学んでいる結衣菜さん。由希絵さんは仕事をやめて毎日授業に付き添っている。
今は午前中だけ授業をうけ、帰宅後は由希絵さんと料理をするのが日課。料理も少しずつ上達している。会社員の夫と長女がいる由希絵さん。しかし最近姉妹の仲がギクシャクしている。感情をうまく伝えられないと大声を出してしまうところがあり思春期で姉を強く意識するようになったという。結衣菜さんは姉よりも早い時間に学校に登校し姉よりも早く晩御飯を食べ、姉よりも早く寝ると、こだわりの強さをみせこんな生活を1年以上続けている。また由希絵さんは3年半ほど前から家族との日常をSNSで発信している。ユーモアたっぷりの姿にフォロワーは20万人以上。
SNSをきっかけに全国から講演会の依頼が寄せられるように。子育ての悩みや経験を本音で語る由希絵さん。その原点が我が子を受け入れられなかった原点にあるという。
蓬郷由希絵さんはこの日SNSのライブ配信で結衣菜さんの幼少期を振り返った。娘の将来の夢を聞いたが、素直に応援できないと悔しさをにじませた。そしてこの日は結衣菜さん14歳の誕生日。そして新学期のスタートでもあるが、環境の変化が苦手な結衣菜さんにとっては憂鬱な登校。帰宅後はしっかりこじらせていた。そこで前向きになれるようにケーキを作ることに。自分のケーキは自分で作ると息巻いた。今回初めてチャレンジするという。しかしスポンジケーキは失敗。しかし最後まであきらめないと母娘で続けてきたことだという。2時間かけてケーキが完成した。母はスコーンになってしまったと答えたが、この日も結衣菜さんは、姉が帰って来る前に先に寝てしまった。4人でケーキが食べられる日を家族は心待ちにしている。
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結衣菜さんはこの日中学校の職場体験で飲食店の準備を手伝った。得居なことは自信をもって行ったが一時間の作業を終えることに成功した。
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エンディング映像。
