2026年7月25日放送 4:50 - 5:20 テレビ朝日

テレメンタリー2026
「落とし穴〜袴田事件60年と再審法改正の闇」

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テレメンタリー2026
落とし穴〜袴田事件60年と再審法改正の闇

元死刑囚の袴田巌さん。90歳になり体調が優れないという。60年前の6月30日に静岡県味噌会社の専務一家4人が殺害された。逮捕されたのは従業員の巌さんだった。無実の叫びは届かず、1968年に死刑判決に。1980年に死刑が確定し、死刑囚になった。無罪になったのは事件から58年経過した後で、巌さんは長期間の拘束で、今も精神を病んでいるという。3歳上の姉と静かに暮らしているがこんなにも時間がかかったのは再審制度に不備があるからと言われている。

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袴田事件は、国を動かし、法務省が再審制度の改正案を作成。自民党に説明したが、抗告は再審決定に検察が不服を申し立てること。袴田事件は2014年に再審が決定したが、検察が抗告したために長期化。再審公判が始まったのは2023年だった。稲田議員が議論に対し異議を唱えている中で、退室を促した自民党法務部会長の藤原崇氏は三審制を非常に重要視していたが、その中で攻撃と防御を尽くすことが筋だとした。3回の裁判を経た確定判決を、一回の決定で覆すことに法務省は難色を示した。稲田の乱から数日後、歩み寄らない法務省への怒りが議員の間で爆発した。法務省に対し怒鳴ったことは過去にもあったという井出庸生衆院議員。法務省は法案の修正を余儀なくされた。検察の抗告は原則禁止にすることで決着した。再審制度が初めて見直されたが、ここには落とし穴があった。

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再審制度の改正案がまとまった日、自民党の有志が会見を行ったが不服を唱えた。検察の抗告を原則禁止にした改正案。十分な根拠があれば抗告ができるという落とし穴があった。しかしその最良をするのは検察。元法務大臣の森まさこ氏は行政機関の法務省と司法機関の検察庁。三権分立で独立しているはずが、一体化しているという。また抗告に加え証拠開示という問題も残っているという。袴田事件で検察が重要証拠を開示したのは約30年が経過してから。味噌に浸かった犯行着衣とされる衣類の鮮明なカラー写真もでてきた。その頃、支援者は衣類を血に染めて味噌漬けにする実験を行っていた。その結果と証拠の写真を比較し、色の矛盾を指摘した。証拠の捏造に加え、再審の扉をこじ開けた。改正案は開示する書庫を限定し、再審手続き以外の使用を禁止。支援者などの第三者が見られなくなる可能性も。再審制度を審議する国会で、ひで子さんが訴えた。こうした意見をうけて改正案はさらに修正され、目的外使用の禁止は5年ごとに見直す対象に。ひで子さんはこうした状況に抜け道をつくっているだけと一刀両断した。

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ひで子さんはフランスへ。死刑制度に反対する国際会議に招かれた。ちょうど事件から60年目の節目だという。マクロン大統領からも声をかけられ、その行動に賛辞を述べた。そして中高生らとの交流会も。ひで子さんは弟のことを話した。フランスでは犯人であると示す証拠だけでなかう、そうでなはい証拠も全部弁護人に開示しなければいけないという。証拠を隠すことはありえないとフランス人ジャーリストは答えた。参議院では修正もないまま可決され、再審の改正法は成立。ひで子さんは日本は遅れていると答えた。

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