2023年10月7日放送 9:30 - 10:00 NHK総合

ドキュメント72時間
初夏の木曽路をゆく

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(オープニング)
オープニング

文豪・島崎藤村の名作「夜明け前」は、“木曽路はすべて山の中である”で始まる。今回は長野と岐阜にまたがる山の道「木曽路」が舞台。江戸時代は重要な街道の1つだった。令和の今も多くの人がやってくる。緑に囲まれた道でどんな出会いがあるだろう。初夏の3日間を歩いてみた。

キーワード
夜明け前島崎藤村木曽路
初夏の木曽路をゆく
6月4日(日)

長野県南部、南木曽町の妻籠宿(中山道、木曽路)で撮影開始。次の宿場までの約8kmの道を行き来する。緑豊かな細い山道。後ろから来た男女2人組に声をかけた。馬籠宿まで行くとのことで、木陰で気持ちいいなどと話した。1時間ほど歩くと、豪快な滝を見つけた。反対側から来た男性に声をかけた。名古屋在住で、季節ごとに年4回来ているとのこと。今度は外国人2人組と出会った。スイスから来たとのことで、このような滝はスイスにはないなどと話した。海外から訪れる人は多く、他にも多くの外国人がいた。続いて大勢の子どもたちと遭遇した。職場仲間3家族の子どもたちだった。道沿いに1軒の建物が見えてきた。随分古そう。どうやら休憩所の茶屋らしく、お茶が無料で振る舞われていた。ここにも外国人が多く訪れていた。茶屋当番の男性によると、「世界で行ってみたい所」というリストが書かれたガイドブックがあり、そこに馬籠、妻籠が書かれていたのだという。浴衣を着て自転車に乗った男性がいた。アメリカから旅行で来て、自転車で日本中を回っているのだという。浴衣はドン・キホーテで購入したとのこと。午後3時半、茶屋の前を走る男性に声をかけた。岐阜県の中津川在住で、トレイルランニングのトレーニングとして昔からよくこの山道を往復しているという。昼に山道で出会った3家族のグループと再会した。妻籠からバスで帰る予定だったが、バスの時間が合わず、次のバスまでかなり時間があるということで歩いて帰ることにしたのだという。同行させてもらったところ、結局次のバスに追い抜かれてしまった。しかし、歩いて帰ったからこそ出会えた絶景もあった。夕方5時半、3家族とともに馬籠宿に到着した。

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中山道中津川市(岐阜)南木曽町(長野)妻籠宿木曽路馬籠宿
6月5日(月)

撮影2日目。きょうは馬籠宿からスタート。朝6時半、何か作業をしている男性に声をかけた。中山道の保守管理を行っており、お客さんが来ないうちに草を刈ったりゴミを拾ったりしているとのこと。8時すぎ、茶屋の前で1人の男性に声をかけた。茶屋の当番だという。茶屋は地元の人4~5人が交代で当番し、40年近く続いているのだという。午後1時半、茶屋に街道づえの焼き印をして欲しいという男性が訪れた。木曽の11個の宿場で焼き印を押してもらえるとのこと。男性は奈良井宿で清掃のアルバイトをしており、木曽路に詳しそうだった。男性は主に奈良井宿が映ったインスタの写真を見せてくれた。

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中山道妻籠宿木曽路馬籠宿
6月6日(火)

撮影3日目。再びスタート地点の妻籠宿から歩いていると、すごく立派な家屋が見えてきた。地元の男性が営む「つたむらや」という民宿だった。男性は民宿のほか、米や野菜の栽培や魚の養殖などを行っているとのこと。午前8時半、犬を連れて歩く男性がいた。散歩ついでに静岡から来たのだという。男性は農家で、イチゴ栽培のシーズンが終わったのでようやく来れたとのこと。

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中山道妻籠宿木曽路農家民宿つたむらや馬籠宿
6月7日(水)

撮影4日目。茶屋の裏手にカモシカの子が現れた。茶屋当番の男性によると、ほとんど毎日ここに現れるのだという。木曽路ガイドの研修で訪れた女性グループがいた。昔、皇女和宮一行がお嫁入りの際に歩いた道を歩いているとのことだった。

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中山道和宮親子内親王妻籠宿木曽路農家民宿つたむらや馬籠宿
(エンディング)
次回予告

ドキュメント72時間の次回予告。

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