2024年5月5日放送 13:35 - 13:45 NHK総合

ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅
魚の楽園 コンブの浜 北海道 羅臼町

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

魚の楽園 コンブの浜 北海道 羅臼町
魚の楽園 コンブの浜 北海道 羅臼町

北海道・知床半島にある羅臼町、人口は6000人ほどで漁業が盛んな町である。さらに日本を代表する昆布の産地で、夏には町のあちこちで昆布を干す様子が見られる。この昆布の収穫の仕方に自然を豊かにするヒントがあるという。40年以上のキャリアを持つ漁師の佐井英俊さん。朝6時から始まる昆布漁、54m以上もの長い竿で引き上げていく。この時根こそぎ取ること若い昆布の成長を促すことができる。羅臼の昆布の寿命は2年ほど、漁で穫るのは2年目のもので、古い昆布を穫ることで、日光が海の仲間で十分に届き若い昆布の成長を促す。昆布漁は海を若返らせるのを手伝っているという。昆布の加工もまた朝早くから始まる。昆布を広げて寝かせることで熟成させ、旨みを引き出すという。また夜には湿らせる工程も行う。この間、朝も夜も昆布に関する作業を行う。また羅臼には昆布を育むために必要な栄養分が川から海に流れてきているという。山の木々が豊富でそこからの栄養分だという。海に流れ込む川は40ほどあり海を豊かにしている。山の恵みも受け取った羅臼の海は生き物で溢れている。また人間が取りこぼした昆布はウニのエサになるという。また羅臼では昆布の養殖も行っており、小魚たちは隠れ家として利用している。羅臼の海は伝統の昆布漁が豊かな海を育む。

キーワード
エゾバフンウニクロガシラガレイシノリガモ昆布知床半島羅臼町(北海道)
里山 季節のことば

昆布の古い呼び方「広布」。お披露目とかけて演技の良い存在とされる昆布。かつて海藻は海布と書いて「め」と読まれた。わかめなどの名前に名残として残っている。

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