2025年2月7日放送 4:00 - 4:10 NHK総合

ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅
ニッポンの里山ふるさとの絶景に出会う旅▽命を支えるヒガンバナの棚田 福岡八女市

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(ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅)
命を支えるヒガンバナの棚田 福岡県 八女市

福岡県八女市は周囲を山々に囲まれ、八女茶の産地として知られる。山のあちこちから水が染み出し、湿り気のある土が欠かせないお茶作りに適している。山の水は急斜面に階段状に作られた棚田にも豊かな実りをもたらす。江戸時代より前に積み上げられていたという石垣が農家の暮らしを支えている。9月中旬になり、あぜ道にはえた草を一斉に刈り取ると、赤いヒガンバナが咲き誇る。先人たちがモグラ対策として球根を植えたことから美しい風景が生まれた。山から流れ続ける豊富な湧き水は稲刈りの際には邪魔になってしまう。そこで田んぼにヨケと呼ばれる排水路を作った。ヨケにはドジョウやサワガニが生息し、棚田はダイサギやモズなどの鳥で賑わう。平成24年7月に九州北部を襲った豪雨でも棚田は崩れず、ふもとの民家を守った。農家の男性は「家の上に田んぼが(あることが)大事だと初めて知りました」と語った。それから3年が経過し、棚田は豊かな姿を取り戻している。ヒガンバナが色褪せる9月下旬になると稲刈りが始まった。棚田は生き物の命を支え、人々の暮らしも守り続けている。

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オオシオカラトンボサワガニダイサギドジョウヒガンバナモグラモズ八女市(福岡)平成24年7月九州北部豪雨
里山 色とカタチ
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