2025年6月28日放送 5:45 - 5:55 日本テレビ

ニュースサタデー

出演者
忽滑谷こころ 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
減額は「違法」最高裁判決

生活保護の支給額が2013年から3年間で段階的に引き下げられたのは違法だとして大阪と愛知の受給者が国などに対し減額処分の取り消しと損害賠償を求めていた裁判。最高裁は「引き下げを決定する過程で物価変動率のみを直接の指標とすることについて、部会などでの検討を経ていないなど専門的知見があるとは認められない」と指摘したうえで」厚労相の判断に裁量権の範囲の逸脱があり違法というべき」として、減額処分を取り消した。一方、国の賠償責任は認めなかった。原告は会見で喜びを語った。判決を受け厚生労働省は「司法の最終的な判断が示されたことから今回の判決内容を十分精査し適切に対応していく」とコメントした。

香港民主活動家ら「沈黙の抗議」

香港で反戦活動などを取り締まる国家安全維持法が思考されてから今月30日で5年となる。きのう都内で香港の民主活動家らが香港で強まる言論弾圧に抗議するパフォーマンスを行った。現地では民主活動家らが拘束されたり亡命先で香港当局に監視されるなど弾圧が強まっている。参加者は口元をテープで 塞いだ状態で「香港ではすべて順調です」と書かれたプラカードを持ち、自由な発言が許されず沈黙を強いられる様子を表した。レディーリバティー香港・アリックリー代表理事は「(香港では)数え切れない人が政治的弾圧をうけている。だからこそ香港政府のうそと今の香港の実態を世界に伝えたい」と語った。このパフォーマンスは香港のアーティスト・ケイシーウォン氏が発案。香港の人々への連帯を示すため30日まで世界10か国15都市で行われるという。

白石死刑囚の死刑執行

きのう法務省は、2017年に神奈川県座間市のアパートで切断された男女9人の遺体が見つかった事件で死刑が確定していた死刑囚の死刑を執行した。死刑囚は自宅でSNSなどで知り合った15~26歳の男女9人を殺害し現金を奪うなどしたとして強盗、強制性交殺人、死体損壊などの罪に問われた。裁判では被害者が殺害されることを承諾していたかどうかが争点となったが、東京地裁立川支部は2020年に9人全員が「承諾をしていない」と判断。死刑囚に死刑判決を言い渡し判決が確定していた。死刑執行を受け鈴木法相は臨時記者会見で「約2か月の間に9人もの若く尊い人命が奪われるといった極めて重大な結果を発生させ社会的にも大きな衝撃と不安感を与えた。慎重な上にも慎重な検討を加えた上で執行を命令した」と執行理由を説明した。死刑執行は2022年7月以来2年11か月ぶり。今回の執行により確定死刑囚は105人となった。

総務相「偽・誤情報」へ対応要請

来月の参議院選挙を前に村上総務相はSNSなどを提供するプラットフォーム事業者に対し「実効性のある取り組みを進めていくのが重要」と述べ、特に大規模な事業者に審議が定かでないウソの情報、誤りのある情報について削除申し出窓口の公表や削除の適否の迅速な判断、削除基準を策定し公表することなどを要請したしたことを明らかにした。村上総務相は国民に対し、SNSなどを利用して選挙に関する情報を入手する際には発信源を確認したり複数の情報を比較し情報の真偽を確認するよう呼びかけた。

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