2023年9月13日放送 10:45 - 11:26 NHK総合

ニュース
「自民党役員人事」関連

出演者
糸井羊司 
(ニュース)
自民党 新執行部 記者会見へ

新たに決まった自民党執行部による記者会見は、始まり次第中継する。

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自由民主会館自由民主党
自民党役員人事 正式決定

岸田総理大臣は内閣改造に先立って、午前中に自民党の役員人事を行った。臨時総務会では岸田総理大臣は「党と政府が一丸となって難局を打開し未来を切り開きたい」と述べた。麻生副総裁・茂木幹事長・萩生田政務調査会長を留任させ、政務会長に森山選挙対策委員長、選挙対策委員長に小渕組織運動本部長を起用することが新たに決まった。高木国会対策委員長、梶山幹事長代行が留任となり、組織運動本部長に金子元総務大臣、広報本部長に平井元デジタル大臣が起用された。新執行部は午前11時前から記者会見で党運営や政策課題への対応などを説明する。

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自民党 新執行部 記者会見へ

政治部の田尻さんによる解説。このタイミングでの党役員人事・内閣改造の狙いについて、自民党議員の1人は『自民党総裁選挙』を意識したものだと話しているという。茂木幹事長・河野大臣・高市大臣を留任させるのは取り込んで動きを封じるためではないかとみる議員もいる。また女性を起用することで政権浮揚を図る狙いもあると考えられる。経済対策の実行に向けて新体制発足直後からスタートダッシュをきりたいと考えているとみられる。安定した党運営を意識した人事で、第4派閥の岸田派は総裁選挙で再選するためには他の派閥の支持が欠かせない。第2派閥トップの麻生副総裁、第3派閥トップの茂木幹事長を留任させ、最大派閥・安倍派の萩生田政務調査会長も留任。森山派会長で菅前総理大臣や二階元幹事長とも近い森山選挙対策委員長は総務会長に起用。骨格を維持しながら党内関係のバランスもとって、政権運営を安定的にすすめて総裁選挙で再選を目指す戦略だと思われる。小渕優子さんの起用は女性活躍の推進、そして刷新感を出す狙いがある。今回の会見の注目点は小渕さんの政治資金を巡る問題についての発言で、野党側から説明責任を求める声が出ている。来年の総裁選挙への対応にも注目で、茂木幹事長が次の総裁選挙にどう臨む考えなのか、発言に関心が集まっている。経済対策などの優先課題や臨時国会の対応も注目のポイントのひとつ。

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中継 自民党 新執行部 記者会見

自民党新執行部が、それぞれの意気込みや目標などについて話した。茂木幹事長は「わが国は少子化や物価高など、先送りできない課題に直面しています。本日発足した新執行部のもと解決に取り組み、一つ一つ結果を出していきたいと思います」、森山総務会長は「総務会長というのは常設の最高の意思決定ということを心しながら、スピーディーな意思決定ができるよう努力をさせていただきたいと思います」、萩生田政調会長は「物価高から国民生活や産業を守るとともに、党政調としても経済対策にしっかり対応したいと思います。タイトなスケジュールですが、少子化対策などの財源についても丁寧な議論を重ね、常に全体の政治日程を念頭に取り組んでまいりたいと思います。内外には先送りができない課題が山積しているので、政府一体となり解決に取り組みます」、小渕選対委員長は「岸田総裁のもと、党一丸となり、選挙必勝のためのしっかりとした基盤を作り、必ず勝てる体制を作っていきたいと思います」などと話した。

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質疑応答

記者からの質疑応答の時間。「新体制にどんな評価を持っているか。今回の役職に就くにあたって総理からどんな指示があったか」という質問に、茂木幹事長は「わが国は現在少子化や物価高など、大きな課題に直面しています。新体制の評価は自分たちではなく、国民の皆様でされることだと思います」、森山総務会長は「総裁の人選ですから私からコメントすることは差し控えたいと思います。総理からは『国は内外ともに大きな課題を抱えているから一致団結してやっていこう』という指示でした」などと話した。

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記者からの「茂木幹事長は派閥の会長も務めて、派内から総裁選への出馬待望論やポスト岸田の声も出ているが、どう考えているか。また、他の方は、首相が再選を目指すならどう対応するか」という質問に、茂木幹事長は「今、内外の課題が山積しているので、その課題をしっかり応えていかないといけません。そのために岸田政権を支えていく。それに尽きます」、小渕選対委員長は「岸田総裁をしっかり支え、自分の職責を全うして行きたいと思います」などと回答した。「昨年、萩生田政調会長は旧統一教会との接点が明らかとなりましたが、現状、説明責任は果たされているか。現状について説明する考えはあるか」という質問に、萩生田政調会長は「旧統一教会は今までも機会あるごとに詳細を説明を続けてきたと思います。調査結果の内容についても党に報告し、それ以来今日まで関係を断っているので、説明不足には当たらないと思います」などと回答した。「2014年、小渕選対委員長の政治団体の不明瞭な会計処理が発覚し、当時経済産業大臣を辞任し、秘書が政治資金規正法で有罪判決を受けた。今も、小渕氏の説明責任を果たしていない声が根強いが、現状自身としてその声をどう認識しているか。そして、有権者は納得していると考えているか」という質問に、小渕選対委員長は「当時、地元の皆さまや関係者の皆さまに大変ご迷惑・ご心配をおかけしました。この場を借りて、心からお詫び申し上げたいと思います。2014年当時、私自身説明できる状態でなく、経産大臣辞任をし、後に説明したいと申しました。翌年の2015年10月19日、私自身が調査を委託していた第三者委員会の結論が出て、報告書についての第三者委員会の記者会見を開き、質疑応答にもお答えしました。10月20日に、私自身の記者会見を開きました。また、地元に戻り、700の支部を2年以上かけて回り、私なりに誠意を持ってお答えさせていただきました。しかし、それが伝わっていないのなら、私自身の不徳の致すところだと考えております」などと話した。

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記者からの「小渕氏は地元で会見したが、選対委員長になったタイミングでの会見を開く考えはあるか」という質問に、小渕選対委員長は「貴重な機会をいただいたので、今お話をさせていただいているところであります。もし、皆様方から何か私に必要な話があるのなら、おっしゃっていただければと思います」などと回答した。「国民民主党の連立を模索しているとの話題も出て、玉木代表も意欲を見せているが、今後国民民主党との連立政権の樹立は視野に入っているか」という質問に、茂木幹事長は「これまで申し上げてきたことですが、国民民主党とは経済対策などで政策の方向が一致するものが多いと考えております。昨年の当初予算でも、国民民主党に賛成していただいた経緯もあります。その後、自民・公明・国民民主の間の3党の協議も進めて参りました。国民民主党の玉木代表には非常に前向きな発言をしていただいて、今後も前向きな政策提言については誠実に受け止め、政策を前に進めていければ、と考えています」などと話した。「党内に政治とカネの問題がある一方、小渕氏を女性初の総理大臣に、という声もあがっている。その声をどう小渕氏は受け止めているか。小渕氏は将来的に総理大臣を目指しているのか」という質問に、小渕氏は「今はいただいた重責をしっかり果たしていくこと、一つ一つの課題に向き合うこと、それに尽きると思います」などと回答した。「党4役の最年長として、国民は自民党に何を求めていると考えているか」という質問に、森山総務会長は「国民の皆さんが一番求めているのは、自民党が国民政党であるという原点だと思います。そのことに誇りを持ち、改めるべきことは勇気を持って改めるのが自民党に大事だと思っています」などと回答した。

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記者からの「岸田総理は『思い切った経済対策にする』と発言していますが、萩生田氏の規模感やスピード感の考えを聞きたい。グローバルサウスについて発言したのは今年予定されている日ASEAN特別首脳会談を考えた文脈だったのか」という質問に、萩生田政調会長は「経済対策の規模については、規模ありきで進める気は全くありません。必要な状況をしっかり積み上げて対応していきたいです。グローバルサウスにつきましては、政治・経済環境の強化は政情不安などリスクを踏まえた企業の現地展開不足などの課題があり、諸外国はグローバルサウスとの関係を着々と構築しており、日本は後塵を拝する状況にあると心配しています。12月の日ASEAN特別首脳会談の成功や、グローバルサウスのリーダーたるインドを中心とした中南米などの間と、日本の国益を獲得することが困難になりかねないと思います。日本とグローバルサウスとの関係強化策を大胆に展開することが必要と考えています」などと話した。

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自民党 新執行部 記者会見

スタジオで政治部の田尻記者は「茂木幹事長は内外に課題が山積する中で答えていくと話していましたね。萩生田政調会長は、旧統一教会をめぐる質問に答え、これまでも説明はしてきていると回答していました。小渕選対委員長はかつての政治資金をめぐる問題で陳謝し、誠意を持って対応してきたとしていました。秋に招集される臨時国会では、補正予算案などをめぐり、議論が行われることが想定されます。臨時国会ではマイナンバーカードをめぐる問題で野党から追及を受けることが予想され、新執行部は対応にあたるでしょう。このあと、閣僚を取りまとめるための臨時閣議が開かれ、閣僚名簿が発表されることとなります。新閣僚は皇居で認証式に臨み、第二次岸田改造内閣が発足することになります」などと話した。

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