- 出演者
- 糸井羊司
オープニング映像が流れ、糸井さんが挨拶をした。
能登半島地震を受けて、石川県珠洲市の3つの小中学校が始業式が予定より遅れて再開し、子どもたちが元気な姿を見せた。直小学校では今日から再開したが断水が続いている。始業式の前にトイレの使い方について教わった。体育館が避難所になっているため、始業式は音楽室で行われた。道端専次校長は「みんなよく頑張った。元気に顔を合わせることが出来て嬉しいし、君たちを誇りに思う」などと話した。この学校では全校児童は68人いるが、市外に避難するなどして今日出席できた児童は30人だという。大規模な火災が発生した輪島市の朝市通りでは同じく朝市通りが盛んな千葉県勝浦市では支援の募金活動が始まり、買い物客が次々と義援金を入れているのが確認できる。義援金は全国朝市サミット協議会を通じて輪島市の関係者に届けられるという。被災した多くの人たちが避難所での生活を余儀なくされる中、少しでも睡眠をとれるよう日本赤十字社東京都支部が用意したのは安眠セットである。備蓄している3,600セットを昨日から石川県の避難所へ向けて発送している。中丸企画課長は「寒い時期で床の上に寝ると体温を奪われてしまう。救援物資で寒さを凌いで体を休めてほしい」などと話した。そして今朝出発式が行われたのは女性警察官を中心とした「警視庁きずな隊」である。石川県に15人派遣され、明日から輪島市などの避難所で被災者の悩み相談や防犯アドバイスにあたるという。岸警部は「避難所生活で疲弊している方々の言葉を真摯に耳を傾け、震災に乗じた性犯罪・窃盗の懸念も防犯活動に力を入れたい」などと話した。
政治資金パーティーを巡る問題で初会合の冒頭、本部長の岸田首相は「自民党をめぐる現在の状況は極めて深刻であるという強い危機感のもと一致結束して事態に対応していく」などと話した。本部では政治資金規正法改正も視野に、収支報告書にパーティー券購入者の名前などを記載するよう義務づける金額の引き下げや、会計責任者が不正な処理を行った場合に政治家にも責任を負わせることなどについて検討する見通しである。また派閥の在り方を巡っては政策の研鑽や若手議員の育成を行う組織を明確にすることなどが議論されるものとみられる。本部では今後、党所属の全議員を対象とした会合を開催するほか、法律や会計などの専門家などからも意見を聴き、今月中に中間的な取りまとめをするとしている。一方、立憲民主党の長妻政調会長は「安倍派の議員がメンバーの中で最多の10人いる。現行の甘いルールさえ意図的に破る人がルールをいじれば違反が無くなるのは茶番だ」などと話した。
今日の東京市場は10日のニューヨーク市場で主要な株価指数が揃って値上がりした影響を受けて、取引開始直後から半導体など幅広い銘柄に買い注文が出た。さらに外国為替市場で円安傾向が続いていることから、自動車など輸出関連の銘柄も値上がりした。日経平均株価午前の終値は昨日の終値より668円80銭高い3万5110円52銭で、バブル期の1990年2月以来、約33年11ヶ月ぶりに3万5000円台をつけた。市場関係者は、堅調な企業業績などを背景に投資家の間で景気の先行きへの期待感が高まっているが、4営業日での値上がり幅は約1800円と急速なペースで一部投資家から警戒感が出ていると指摘した。
為替と株の値動きを伝えた。
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