- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
石破総理大臣は米国のエマニュエル駐日大使の表敬訪問を受けた。エマニュエル大使は自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて日米同盟をさらに強化し今後も緊密に連携したいという考えを伝えた。また日米韓3か国や日米両国にフィリピンを加えた3か国といった同志国のネットワークを強化していきたいとの意向も示した。また石破総理大臣は自民党の小野寺政務調査会長と会談し、今月27日に投開票が行われる見通しの衆議院選挙を巡り政権公約の検討状況について説明を受けた。公約には政治改革をはじめ地方創生や防災庁の設置、経済や外交などの具体策が盛り込まれる見通し。自民党・小野寺政調会長のコメント。公明党はきょう、衆議院選挙対策本部を設置した。公明党・石井代表は短期決戦であるためしっかり結束し準備したいなどと語った。
立憲民主党の野田代表は国民民主党の玉木代表と会談し、与党を過半数割れに追い込む必要があるという認識で一致した。候補者調整を巡っては、玉木代表が「両党が競合している選挙区で支援団体の連合が国民民主党の候補予定者を推薦する場合は立憲民主党側が候補者を取り下げるべきだ」という考えを伝え、協議を継続することになった。
立憲民主党・野田代表は国民民主党・玉木代表との会談後、日本維新の会・馬場代表とも会談。政策活動費の廃止などを盛り込んだ政治改革の法案を今の国会に共同で提出することを目指す方針を確認した。衆議院選挙の協力の在り方については、維新側が「政治資金収支報告書に不記載があった自民党の議員が立候補する予定の選挙区で新たに候補予定者を両立する場合は事前に情報を共有したい」という考えを伝えた。
外国為替市場ではきのう石破総理大臣が日銀の植田総裁との会談後「個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」と述べたことを受けて、日銀が早期に追加利上げを行うとの見方が後退したことなどから円を売ってドルを買う動きが強まった。円相場はきょう午前中にはドルに対して一時きのうより3円以上値下がりし、1か月ぶりに1ドル147円台まで円安が進んだ。こうした円安ドル高の流れを受けてきょうの東京株式市場は取り引き開始直後からほぼ全面高の展開となり、日経平均株価は一時1000円以上値上がりした。市場関係者は「米国で公表された雇用関連の経済指標が市場予想を上回ったことも円安ドル高が進んだ一因となった。ただ中東情勢や日本時間のあす公表される米国の雇用統計を見極めたいという投資家も多く、利益を確定しようと値上がりした銘柄を売る動きもみられている」と話している。
エンディングの挨拶。