- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
アメリカのトランプ次期大統領は、メキシコやカナダから犯罪や薬物の流入が止まるまで両国からの全ての製品に25%の関税を課す意向を明らかにした。関税を交渉のカードにして他国に対応を迫る姿勢を宣言。トランプ氏は25日、メキシコやカナダからかつてない水準で犯罪や薬物が流入しているとして、来年の大統領就任日に初めて出す大統領令の1つとして、両国からの全製品に25%の関税を課すために必要な文書に署名する意向を明らかにした。両国はこの問題を簡単に解決する絶対的な力を持っている、力を行使することを要求するとして、犯罪や薬物の流入が止まるまでこの措置を続けるとのこと。トランプ氏はアメリカで社会問題になっている薬物「フェンタニル」を巡って、中国で製造された原料が使われていると指摘。中国側が十分な対応をしていないため、中国の製品に10%の追加関税を課す方針も明らかにした。大統領選挙に勝利後、トランプ氏が具体的な関税措置に言及したのは初めて。
東京証券取引所から中継。今日の東京株式市場は取引が始まる直前に、トランプ次期大統領が関税を課す宣言をしたことで、取引が進むにつれ売り注文が増える展開となった。メキシコに生産拠点のある自動車、商社、海運関連の銘柄が売られ。日経平均株価の下落幅は一時700円を超えた。その後買い戻しの動きも出て午前の終値は519円の値下がりとなった。市場関係者は、関税強化の動きが日本を含め他の国にも広がるのではないかと懸念しているとのこと。かつての米中貿易摩擦で日本企業が揺さぶられたこともあり、投資家の警戒感はこの後も続くだろうと話した。
前線や低気圧の影響で、西日本を中心に雨や風が強まり局地的に非常に激しい雨が降っている。明日にかけて東~北日本も大気不安定になる見込み。午前9~11時まで、鹿児島市に設置した雨量計で32ミリの激しい雨を観測した。風も強まり、愛媛県伊方町では31メートルの最大瞬間風速を観測した。今朝北九州市ではイベントのために設置されたテントが倒れていた。低気圧や前線はこの後も東寄りに進む見込み。西日本では今夜遅くにかけて、東日本と東北の太平洋側では明日明け方にかけて、局地的に雷を伴い非常に激しい雨の恐れがある。低気圧が近づく北海道では風が強まる見込みで、気象庁は暴風に警戒するとともに、その他の地域では急な強い雨・落雷・激しい突風・ひょうに注意するよう呼びかけている。
脱炭素社会の実現に向けて政府は、次世代の太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」を「2040年に原発20基分規模普及」させる目標を正式に発表した。薄くて軽く折り曲げられ、建物の壁面などに設置可能な所から「日本に適している」とされ次世代の太陽電池として注目されている。経済産業省は発電能力の目標について「コストを従来の太陽電池に近い水準まで引き下げ、2040年には国内に原発20基分相当の 20ギガワットまで普及させる」としている。政府は2040年度の電源構成で再生可能エネルギーを初めて最大の電源とするシナリオを示す方向で検討していて、ペロブスカイト太陽電池を計画の柱の1つに位置づける方針。また産業としての競争力を高めるため、日本メーカーの研究開発・量産体制の構築を支援していくとしている。
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