- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
東京のベンチャー企業・スペースワンが開発した小型ロケット「カイロス」。その初号機は今年3月、打ち上げの直後に爆発した。その後、対策を講じ2号機が打ち上げられる予定だった。しかし企業は風の影響により、打ち上げを明日以降に延期すると発表した。今回の2号機は小型衛星を搭載し軌道に投入する計画で成功すれば民間企業単独の打ち上げとしては国内で初めてとなる。新たな打ち上げの日時は発表されておらず企業はこのあと詳しく説明するとしている。
フランスのマクロン大統領は内閣不信任決議案の可決を受けて今月5日に辞職したバルニエ首相の後任にベテランの政治家で与党連合の一角を占める中道政党の党首のフランソワ・バイル氏を任命した。マクロン大統領の与党は今年7月の議会下院の選挙で左派や極右政党に躍進を許して多数派を握れないまま厳しい政権運営が続いていて首相は今年3回替わる異例の事態となっている。バイル氏は13日、フランス社会や政治にいくつもの深刻な分断が存在すると指摘したうえで「和解こそが成功への唯一の道だ」と述べ、左派や右派に対して協力を呼びかけた。バイル氏の起用について左派や極右の政党からは「マクロン大統領のやり方の継続だ」という反発が出る一方、「まずは状況を見守りたい」という意見も出ている。バイル氏は早速、組閣に着手し来年度の予算案の審議などを再開する見込みで事態の打開につながるのか注目される。
太陽に似た恒星では「スーパーフレア」と呼ばれる巨大な爆発現象が100年に1度ほどの頻度で起きているとする分析結果を日本などの研究チームがまとめ、太陽でも同じ現象が起きるのかさらに研究を進めることにしている。日本やヨーロッパなどの研究チームは温度など太陽とよく似た性質を持つ恒星5万6000個余りについて光の変化を一定期間観測した。その結果、太陽の表面で起きる太陽フレアよりも桁違いに規模が大きい「スーパーフレア」と呼ばれる巨大な爆発現象が計2800回余り確認された。1つの星当たり100年に1度ほどの頻度で発生している計算になるということだ。スーパーフレアは過去に太陽で発生したことは直接は確認されておらず、仮に太陽で起きると通常の太陽フレアとは比べものにならない規模で地球の通信網などに甚大な影響を及ぼすおそれがあると考えられている。
エンディングの挨拶。