- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
中国政府は12月13日を南京事件の国家追悼日と定めていて、事件から87年となるきょう、江蘇省南京で中国共産党の指導部のメンバーも参加して追悼式典が行われた。中国ではこうした過去の日中間の歴史と関係する日には反日感情が高まる可能性があるとされている。ことし9月に深センで日本人学校に通う男子児童が登校中に刃物で襲われて死亡する事件があり、関連は明らかになっていないが満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた日だった。6月には日本人学校のスクールバスが襲われる事件も起きていて、中国本土や香港にある日本人学校では、きょうは休校やオンライン授業の措置を取っている。また、北京にある日本大使館は中国に住む日本人に対して、外出の際などに注意するよう呼びかけている。一連の事件について中国当局から詳しい動機などの説明がない中で、現地では治安への懸念が払拭されない状況が続いている。
社会に拡散されている偽情報やフェイクニュースに対抗するアイデアを募ったコンテストが都内で開かれた。このコンテストはNHK財団が主催し、高校生や大学生などから応募のあった104件のうち、グランプリなどに選ばれたアイデアがきょう都内で表彰された。このうち、将来的に実現することを目指す社会実装部門のグランプリには、大学生の堀川祐生さんと三田地宏哉さんが選ばれた。2人は若年層がニュース記事などをインターネットで閲覧する際、そこに書かれている内容が事実なのか意見なのかをAIを活用して見分けて読者に提示するという機能が評価された。また、アイデア部門のグランプリには大学生の杉本幸大さんが選ばれた。自分が興味を寄せる人物が自分と異なる意見を持っていることをあえて表示するアイデアを提案した。
能登半島地震を受けて国は避難所の環境を改善するため、指針を見直した。被災者が過ごすスペースは国際基準に沿って1人当たり最低でも畳およそ2畳分の3.5平方メートルを確保するとしたほか、入浴施設は50人に1か所、女性用のトイレは男性用の3倍整備するとしている。数値で示し具体性を持たせた一方、全国の自治体にどう浸透させていくかが課題となる。石川県内の避難所の映像。
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- 令和6年能登半島地震
ことし9月の石川県能登地方の豪雨でが、能登半島地震の被災者が暮らす仮設住宅の一部も浸水などの被害に遭った。輪島市では仮設住宅の復旧作業進められ、13日から再び住民の入居が始まった。最も入居者が多い仮設住宅の団地でも26日に入居が始まる予定で、年内に全ての団地で入居ができるようになる見通し。
アナウンサーの挨拶。