- 出演者
- 利根川真也
オープニング
今日、ホンダと日産自動車は基本合意書を締結し経営統合に向けた本格的な協議に入る見通しで、来年6月の最終合意を目指すとしている。両社は、再来年夏までに持株会社を設立してそれぞれの会社を傘下におさめて統合する方向で検討していて、新会社の社長はホンダが指名する取締役の中から選ぶ方針。持ち株会社の社内・社外取締役はそれぞれ過半数をホンダが指名する方向。両社のトップは今日、経済産業省・国土交通省を訪れ、統合の協議に入ることを報告し、午後には記者会見を開く予定。日産が筆頭株主となっている三菱自動車工業のトップも出席し、協議への参加検討を正式に表明する見通し。経営統合の協議を進める背景にはEVや自動車運転・ソフトウエアなどの開発で、米ステラ・中国BYDなどが存在感を高め、自動車業界の競争の構図が大きく変化しているためである。こうした分野の開発には巨額の投資が必要で、両社は「統合で開発費の分担・経営の効率化を進めることで、競争力を高めたい」としている。
上空の寒気と冬型の気圧配置の影響で、東日本と北日本の日本海側を中心に雪が続いている。冬型の気圧配置は明日にかけて続く見込みで、引き続き大雪に十分注意が必要。今日、午前11時までの6時間に降った雪の量は、青森県八甲田山系の酸ヶ湯で12センチ、福島県南会津町界などでは11センチとなっている。雪のピークは過ぎたが、冬型の気圧配置は明日にかけて続き日本海側を中心に大雪となる所がある見込み。明日朝までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、北陸と新潟県で60センチ、北海道・東北・関東甲信越で50センチ、東海・近畿で30センチと予想されている。気象庁は大雪に十分注意するよう呼びかけている。
政治改革関連法案を審議している参議院の特別委員会で企業団体献金について論戦が交わされ、自民党が“禁止より公開が重要で、各党の収入構造の違いも含めた議論が必要だ”と訴えたのに対し、立憲民主党は“政策決定をゆがめている”として“禁止して個人献金に移行すべきだ”と主張した。委員会では衆議院での法案審議の際、主張に隔たりがあった企業団体献金の扱いは来年3月末までに結論を得ることを与野党が申し合わせたことについて論戦が交わされた。委員会に先立って理事会が開かれ、自民党はあす政策活動費の廃止などが明記された関連法案の採決を行うことを提案したが、立憲民主党は“きょうの審議を踏まえて判断したい”として引き続き協議することになった。
上皇さまはきょう91歳の誕生日を迎えられ、お住まいで祝賀行事が行われている。上皇さまの誕生日の祝賀行事は午前10時から東京港区の赤坂御用地にあるお住まいの「仙洞御所」で感染対策を考慮して簡素な形としながらも、去年よりやや人数を増やして行われている。上皇さまは宮内庁や皇宮警察の関係者からの祝賀に続いて、午前11時過ぎから秋篠宮ご夫妻をはじめ皇族方からも祝賀を受けられた。天皇ご一家は愛子さまの体調不良に伴い出席を取りやめられた。上皇さまは、午後には石破総理大臣ら政府や国会の関係者などのほか、秋篠宮ご夫妻の長男の悠仁さまからも祝賀を受けられる予定。宮内庁によると上皇さまはおととし心不全の診断を受けたが、薬の服用や水分の摂取制限といった内科的治療によって比較的安定した状態が続いていて、体調に大きな変わりはなく、けがをされた上皇后さまの様子を気遣いながら静かで穏やかな日々を規則正しく過ごされているという。
来月12日に初日を迎える大相撲初場所の番付が発表され、先場所、初優勝を果たし横綱昇進を目指す大関琴櫻が意気込みを示した。琴櫻は先場所、千秋楽の相星決戦を制して14勝1敗の成績で大関在位5場所目にして初めての優勝を果たした。琴櫻は初場所の番付で東の大関に座り、祖父の元横綱・琴櫻に並ぶ横綱昇進「綱取り」に挑む。
大笑いをすることでことし1年の嫌なことを吹き飛ばし新年の幸福を願う神事が、大阪東大阪市の神社で行われた。「お笑い神事」は神々の笑いによって天の岩戸が開かれたという故事にちなんで、東大阪市にある枚岡神社で毎年行われている。参加者は宮司の合図で20分間にわたって笑い続け、新年の幸福を願っていた。
エンディング。