- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
日銀は去年12月の金融政策決定会合では政策金利を0.25%程度に据え置き、その後、先週の会合でおよそ半年ぶりとなる追加の利上げに踏み切った。このうち去年12月の会合の議事要旨がきょう公表され、この中で1人の委員が、経済物価が見通しに沿って推移する中、物価の上振れリスクが膨らんでいるなどと述べ、早めの対応として政策金利を0.5%程度に引き上げることが望ましいと主張していた。ただ、複数の委員から、春闘に向けた動きについて、新年行事における経営者の発言や、日銀の支店長会議での報告などを通じて確認していく必要があるといった指摘や、アメリカの次期政権の経済政策に加え、国内における税制財政を巡る議論の行方にも、大きな不確実性があるなどといった意見が出され、採決の結果、追加の利上げの見送りが決まった。結局、日銀はこの会合の1か月後に追加の利上げに踏み切るが、このとき指摘されていたアメリカのトランプ大統領の政策を巡る不確実性はなくなっていないという指摘も出ていて、今後の金融政策にも影響を及ぼしそう。
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- ドナルド・ジョン・トランプ日本銀行
アメリカのオープンAIは、中国のディープシークに関係していると見られる人物らが、オープンAIの技術を使って大量のデータを不正に取得した疑いがあるとして調査を行っていると、アメリカメディアが伝えた。ディープシークの生成AIを巡っては、ホワイトハウスの報道官がNSC(国家安全保障会議)が安全保障面での影響について調査していることを明らかにしていて、オープンAIの生成AIに匹敵するとも伝えられる技術に波紋が広がっている。
ソニーグループは、29日、取締役会を開き、ことし4月1日付で、新しいCEO最高経営責任者に十時裕樹社長を充てる人事を発表した。十時氏は60歳、1987年にソニーに入社し、ソニー銀行の代表取締役などを経て、おととし社長に就任している。CEOの交代は7年ぶりで、これまでCEOを担っていた吉田憲一郎会長は、退任後も代表権のある会長を務める。
イスラエルがガザ地区などでパレスチナ難民の支援を担う、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の活動を禁止する法律を施行する前に、国連の安全保障理事会が開かれ、アメリカのシェイ臨時大使は、UNRWAはガザ地区で人道支援を提供する唯一の選択肢ではないなどと述べた。
株と為替の値動きについて伝えた。