- 出演者
- 宮崎あずさ
首都直下地震に備えた訓練が東京・板橋区で行われ住民が避難所の設営や運営の手順などを確認した。訓練には住民らおよそ130人が参加した。会場の桜川中学校では避難所となる体育館に2平方メートル四方を段ボールの仕切りで区切ってプライバシーを確保し床にエアマットを敷き詰めた。また、敷地内のマンホールに簡易式のトイレを設置する訓練のほか。避難所に設けられた専用のスペースに飼い犬をリードでつないで預ける訓練も行われた。災害関連死などの対策として東京都は避難所の衛生や生活環境についての新たな基準作りを進めていてきょうの訓練も踏まえ課題を検討することにしている。
家族の介護や世話などをしている子どもたち、いわゆるヤングケアラーについて理解を深め支援を進めていこうとするイベントが宇都宮市で開かれた。イベントにはヤングケアラーの支援者などが集まり、この中でかつてヤングケアラーだったというお笑いコンビ、平成ノブシコブシの徳井健太さんが講演し小学生のとき父親が単身赴任になったあとで母親が家事をしなくなったとみずからの経験を紹介した。そのうえで徳井さんはヤングケアラーを支援するためにはその子どもに何回も声をかけて心を開いてあげてほしいと呼びかけた。会場には支援者どうしが経験や悩みを共有するコーナーなども設けられ子どもたちが声を上げやすい環境づくりや接し方などについて意見交換していた。
各地のさまざまな魚料理などを紹介する催しが渋谷区で開かれ東京電力福島第一原子力発電所の事故や能登半島地震からの復興を支援しようと訪れた客が新鮮な魚介類をふんだんに使った海鮮丼などを楽しんだ。渋谷区の代々木公園で開かれた催しでは北海道や東北地方を中心に北陸や新潟県など各地の魚料理が紹介されている。会場には東京電力福島第一原発にたまる処理水の放出を受けた水産物への風評の懸念を払拭しようと福島県で取れた魚介類の料理を売るコーナーが設けられ新鮮な魚介類をふんだんに使った海鮮丼などを大勢の人が並んで買い求めていた。また、去年の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県能登地方のかきの養殖業者は蒸し焼きを販売した。
東京都は鉄道各社と連携してホームドアの設置を進めているが都内に1277か所あるJRと私鉄のホームの設置率は昨年度末時点で35.9%にとどまっている。こうした中、都は鉄道事業者への新たな補助制度を設け乗り場1か所の整備費用の最大3分の1、上限8000万円を補助する事業費を新年度予算案に盛り込んだ。これまで沿線の区市町と都が鉄道事業者に補助金を出していたが都が補助金を増額することで自治体の負担をなくしホームドアの設置を速やかに進めるねらいがある。都は従来の計画よりも2年早い2028年度末までにJRと私鉄のホームドア設置率6割の目標を達成したい考え。
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