東京都は鉄道各社と連携してホームドアの設置を進めているが都内に1277か所あるJRと私鉄のホームの設置率は昨年度末時点で35.9%にとどまっている。こうした中、都は鉄道事業者への新たな補助制度を設け乗り場1か所の整備費用の最大3分の1、上限8000万円を補助する事業費を新年度予算案に盛り込んだ。これまで沿線の区市町と都が鉄道事業者に補助金を出していたが都が補助金を増額することで自治体の負担をなくしホームドアの設置を速やかに進めるねらいがある。都は従来の計画よりも2年早い2028年度末までにJRと私鉄のホームドア設置率6割の目標を達成したい考え。