2024年9月1日放送 8:00 - 8:50 NHK総合

パリパラリンピック2024
みんなでハイライト(1)開幕から熱い!前半戦

出演者
鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 博多華丸(博多華丸・大吉) 庭木櫻子 井桁弘恵 穴澤雄介 早瀬憲太郎 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

番組説明

パリ・コンコルド広場で華やかに行われた開会式。障害者スポーツの祭典・パラリンピックが開幕。史上最多となる168の国や地域、難民選手団などから約4400人が参加。22競技549種目で熱戦を繰り広げる。日本選手はいきなり快進撃。競泳男子では鈴木孝幸が50m平泳ぎ(SB3)で金メダル、100m自由形(S4)で銀メダル。富田宇宙が400m自由形(S11)で銅メダルを獲得。陸上では男子5000m(T11)で唐澤剣也が銀メダル、400m(T52)で佐藤友祈が銀メダル、伊藤智也が銅メダルを獲得した。ユニバーサル放送でパラインピックの戦いをハイライトで振り返る。

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オープニングトーク

競泳男子50m自由形(視覚障害)で木村敬一が2大会連続で金メダル獲得。ゲストの井桁弘恵、穴澤雄介、早瀬憲太郎の紹介。井桁はパラインピックについて「スポーツが大好きだし、車いすラグビーの倉橋選手と対談したこともあって興味がある」などとコメントした。全盲のバイオリニスト穴澤はYOASOBIの「舞台に立って」を演奏。早瀬はデフリンピックの自転車競技に3大会連続で出場。今日は競技ユニフォームで出演している。早瀬はパラインピックで注目しているのはガッツポーズだとして「東京大会の女子マラソンで道下選手が金メダルを取った時のガッツポーズが美しくて忘れられない」などとした。

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ユニバーサル放送の取り組み

この番組は様々なユニバーサル放送の取り組みを行っている。1つ目は「ぴったり字幕」。視聴者が見ているこの映像は30秒前に収録したもの。生放送だとどうしても字幕がズレてしまうことを解消するための取り組みだという。2つ目は「手話」。スタジオでの会話を手話でも楽しめるように、通訳者が伝えている。3つ目は「副音声での解説放送」。視覚障害者にも競技の様子を楽しんでもらえるように、芳野アナが解説を付けて放送。テレビのリモコンの音声ボタンで切り替えることが出来るという。

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パリパラリンピック
(パリパラリンピック2024)
超人たちのドリームマッチ パラリンピック!!

障害があるアスリート達のスポーツの祭典・パラリンピック。創意工夫を凝らし、自らの限界に挑む選手達は無限の可能性を示している。陸上トラックを疾走する車いすレースの魅力は上半身の筋力だけで生み出す最高時速30km以上のスピードとレース中の駆け引き。視覚以外の魅力を最大限まで研ぎ澄ますブラインドサッカーは、ボールの音・仲間の声・相手の気配を感じ、頭の中にピッチの状況を描き出す競技だ。障がいの重い選手でも楽しめるように考案された競技がボッチャ。ルールはシンプルで、的となる白いボールにどれだけ自分のボールを近づけられるか。超絶技巧と巧みな戦術を楽しめる。パラリンピック走り幅跳び(T64)3連覇中の義足のジャンパーであるマルクス・レームが義足で記録したジャンプの最長記録は8m72cm。パリの舞台で人類史上最長の9mに挑む。

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ど根性”片足ペダル” 自転車競技 川本翔大

様々な種類や形の自転車が魅力のパラサイクリング。障害に応じてカスタムされた愛車でタイムや着順を競い合う。3大会連続でパラリンピックに出場した川本翔大選手。右足1本で生み出すスピードは時速50mを超える。生後間もなく悪性腫瘍のため左足を切断。それでも松葉杖を使い障害のない生徒と学校に通い一緒に学び続けた。母が大切にしてきたことは、足を赤ちゃんのときから出して足がないことを恥ずかしいと思ってもらいたくないと、自分がやりたいことは何でも見守りながらやらせてきたという。川本選手は様々なスポーツに挑戦。自転車競技と出会ったのは19歳のとき。その後急成長を遂げ翌年のリオ大会、東京大会に連続出場。そしてパリ大会では男子個人パシュートで4位だったが、美しいペダリングは世界の人々を魅了した。

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穴澤さんは川本選手の活躍について「片足の状態ではスピード以前にバランスが取れないような気がする」などとコメント。川本選手の速さの秘密について、早瀬憲太郎さんが解説。自転車を片足で漕ぐことがどれほど難しいか、井桁さんが体験し「支えがないと思うと結構怖い」などとコメント。川本選手は片足で時速50kmを超えるスピードを出す。そのスピードを出すために高速ペダリングをしている。1分間に120~130回転させていて、他のパラアスリートと比べても屈指の回転数だという。早瀬さんは両足で漕ぐが、それでも110回転ぐらいだという。川本選手は今まで右足だけでペダルを漕いでいたが、左足の強化に取り組み、義足を履いて歩くなどして徹底的に鍛え上げた結果、発達していなかった左のお尻に筋肉が付き、サドルの上に安定して座れるようになったという。さらに漕ぐときも両足で漕ぐことをイメージしてペダリングするようになったという。そのことにより、それが右足に伝わり高速ペダリングにさらに磨きがかかりスピードがアップしたという。

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自転車 男子個人パシュート 3位決定戦

運動機能障害が2番目に重いクラス・3000m男子個人パシュートC2の3位決定戦。川本翔大が対戦するのはイギリスのマシュー・ロバートソン。1周250mのトラックを12周する。互い違いの位置からスタートして追いかけっこのようにタイムを競う。2人とも傾斜のついたトラックの内側を走る。川本は追撃及ばず惜しくも4位となった。

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ど根性”片足ペダル” 自転車競技 川本翔大

華丸は「改めて、平坦じゃなくてバンクだからそれも難しい」などとコメントした。

おしえて!パラ競技の魅力 ユニバーサルなクラス分け

パラリンピックでは障害のある選手が公平に競い合えるように、障害の種類や程度に応じて細かくクラス分けされている。「陸上女子砲丸投げF32」の場合、Fは競技の種類(F=フィールド)を現し、3は障害の種類で、3は30番台を意味する(30番台は脳性麻痺)。10番台は視覚障害、20番台は知的障害などと、それぞれ決まっている。末尾の2は障害の程度(数字が大きくなるほど障害の程度が軽い)を現しているという。

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不屈のジャンパー中西麻耶

パラリンピック5度目の挑戦となる走り幅跳び・中西麻耶。右足の膝から下が義足の中西。集大成の思いでパリ大会に挑む。中西は21歳のとき、仕事中の事故で右足の膝から下を失った。それでもソフトテニスで国体に出場した運動能力を生かし、事故の翌年に陸上競技を始めた。23歳でパラリンピックに初出場。34歳で世界選手権を制覇。東京パラリンピックの金メダル候補に躍り出たが、新型コロナの影響で大会が延期に。練習場が確保できず、公園などでトレーニングをし、迎えた東京大会では6位に終わった。パリ大会に向け、中西はコーチを付けずに独自の方法で取り組んだ。取り組んだのは助走の改善。そのトレーニングを支えたのは友人の山岡璃小だった。助走の足音を録音し、ベストなリズムを探した。特別な思いで迎えた今大会は7位入賞で終えた。

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中西麻耶についてのトーク。華丸は「”嘆いている間は時間が止まってる”って、心に響いた」、大吉は「ちょっと背筋は伸びた」などとコメントした。早瀬は「中西選手はパラリンピックを象徴する選手だと思うが、それよりも人として、生き方がかっこいいと思う。”メダルは皆のため、記録は自分のため”と言う中西選手の言葉が大好き」などと伝えた。穴澤は円広志の夢想花を演奏した。

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激突!車いすラグビーの魅力

車いすラグビーの魅力は激しいぶつかり合い。その闘いぶりから「マーダーボール=殺人球技」とも呼ばれている。試合は4人対4人で行われ、8分間の4ピリオド制。一般のラグビーと異なり丸いボールを使い、前方へのパスも認められている。車いすラグビーは男女混合のスポーツであり、障害の程度が異なる選手が出場。スピードを活かして攻撃の中心になるのは主に障害が軽い選手。一方障がいが重い選手は相手の行く手を阻む壁となり、守備の要の役割を果たす。2大会連続銅メダルを獲得した日本チームは、パリ大会で金メダルの期待が掛かっている。

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激突!車いすラグビーの魅力/金メダルへトライ!”史上最強”ニッポン

スタジオで車いすラグビーを体験・解説。車いすの種類も攻撃と守備によって異なる。守備型は敵をブロックするために足元にバンパーが突き出している。一方攻撃型は、素早く細やかな動きができることが求められるため、コンパクトに出来ている。史上最強と言われる車いすラグビー日本代表の強さの秘密に迫る。まずはルールの説明。選手は障がいの程度に応じて持ち点が与えられている。障がいの一番重い選手が0.5点で、そこから3.5点まで7段階ある。コートに出る選手は4人で、その持ち点の合計を8点以下にする必要がある。障がいの重い選手と軽い選手を組み合わせてチームを作る必要がある。

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日本代表選手を紹介。まずは”攻撃力UP!若きトライゲッター”橋本勝也選手。前回の東京大会ではほとんど出場機会がなかったが、筋力アップやチェアワークに磨きをかけて、スピードが武器になるトライゲッターに成長した。次に日本代表唯一の女性”超強力!守備&攻撃サポート”倉橋香衣選手。障害が重い倉橋選手は巧みな守備が持ち味で、攻撃の際は敵の壁となって味方の進むスペースを作り出して攻撃をサポートする動きもしている。

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車いすラグビー 予選リーグ グループA

車いすラグビー予選リーググループA・日本45−42米国対戦。日本は赤、アメリカは紺のユニフォームが目印である。第1ピリオド4分10秒で若きトライゲッターの橋本勝也選手が投入される。ジグザグで走行しトライするもアメリカ側のファールがあり、無事に得点につながった。その後もトライを量産し第2ピリオド終了時点で同点である。倉橋選手のブロックで橋本選手や池選手がトライし日本は無事2連勝となった。

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金メダルへトライ!”史上最強”ニッポン

車椅子ラグビーに関するスタジオトーク。俳優の井桁弘恵さんは「男女一緒に競技をするのが凄い」などと話すと、早瀬さんは「見方がガラッと変わった。今までトライに注目していたが、守備選手の動きが新しい発見だった」などと話した。

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(エンディング)
視聴者からのメッセージ

視聴者から寄せられたメッセージを紹介。東京都の20代女性は「車いすラグビーが全勝してかっこよかった」や愛知県の50代男性は「トライ前のディフェンスが素晴らしい」などとコメントがあった。

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パリパラリンピック2024 みんなでハイライト

パリパラリンピック2024 みんなでハイライトの番組宣伝。

エンディング

エンディング映像。

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