- 出演者
- 芳野潔 博多大吉（博多華丸・大吉） 博多華丸（博多華丸・大吉） 森田茉里恵 畠山衣美 穴澤雄介 井上咲楽 早瀬憲太郎
オープニング映像が流れた。
パラリンピックで車いすラグビーでは日本代表は金メダルを獲得した。バドミントンでもメダルラッシュとなった。里見紗李奈、梶原大暉は2大会連続の金メダルを獲得した。パラリンピック後半戦のもようをハイライトで振り返る。
パリパラリンピック後半戦をハイライトで振り返る。井上さんは「車いすテニスすごかった」などとコメントした。穴澤さんがバイオリンで嵐のカイトを演奏した。
パリパラリンピック後半戦をハイライトで振り返る。柔道・女子57キロ級（J2）で廣瀬順子が金メダル、柔道・男子73キロ級（J2）で瀬戸勇次郎が金メダル。競泳・男子100mバタフライ（S11）で木村敬一が金メダル、富田宇宙が銅メダル。陸上・男子100m（T52）で佐藤友祈が銅メダル。自転車・女子個人ロードレース（C1−3）で杉浦佳子が金メダル。車いすテニス・女子シングルス上地結衣が金メダルで2冠達成。
ユニバーサル放送について。ぴったり字幕にするために30秒前の映像を流している。手話通訳者が伝えている。副音声での解説放送をしている。
車いすテニスの小田凱人選手が18歳初出場でパラリンピックの金メダルを手にした。幼い頃プロのサッカー選手を夢見ていた小田選手。9歳の時、左足を激しい痛みが襲い骨肉腫と診断された。15回の抗がん剤治療、左の大腿骨を切除する手術。そんな時病室で目に飛び込んで来たのがロンドンパラリンピックでプレーする国枝慎吾選手の姿だった。退院するとすぐにテニスを始めた。14歳の時には史上最年少でジュニアの世界ランキング1位となった。シニアの大会に出場するようになると4大大会での優勝を目標に掲げた。力を入れたのはバックハンドの強化。小田選手は9歳の時の手術により左側の腹筋の一部がない。そのためバックハンドを打つ時上半身が傾いてボールを上手く捉えることができなかった。残された腹筋を徹底的に鍛え弱点を克服。さらにバックハンドを武器へと進化させた。サイドラインに沿うように打つ「ダウン ザ ライン」。去年全仏オープンで4大大会初優勝。史上最年少の快挙だった。ウィンブルドンも制覇しトップへ上り詰める。小田選手の夢はかつて自分が国枝選手に励まされたように子どもたちの未来を切り開くきっかけを作りたいというもの。迎えた初めてのパラリンピック。決勝で世界ランキング1位イギリスのヒューエット選手と対戦した。第1セットは小田選手が主導権を握る。第2セットを奪い返されフルセットにもつれ込む。最終第3セットは一進一退。ヒューエット選手に先にマッチポイントを握られるが土壇場で追いつくと勢いに乗り勝利した。
昨晩の決勝戦に対して早瀬さんは「パラの競技人口というと大変少なくて世代交代が難しいと思う。そんな中絶対王者の国枝選手から小田選手への近年稀に見る最高の世代交代ができたなと思います。」などと話した。穴澤さんが車いすテニスを音楽で表現した。神奈川県の方から小田選手へのメッセージ。「小田凱人選手崖っぷちからの奇跡の大逆転で金メダル。あまりにも凄すぎる大死闘で痺れた。」などのメッセージを紹介した。
ブラインドサッカーは、視覚障害のあるフィールドプレイヤー4人の選手で行なう。障害の程度に左右されないようアイマスクを装着する。一方、ゴールキーパーは障害がない選手も参加可能で、アイマスクも装着しない。競技には転がると音が鳴る専用のボールを使用し、キーパーやガイドの指示を頼りにプレーしていく。選手たちは視覚以外の感覚を研ぎ澄ましゴールを奪い合う。今ブラインドサッカーが世界を沸かせている。
- キーワード
- パリパラリンピック
ブラインドサッカーについて盲目のバイオリニスト・穴澤雄介さんが解説していく。1つ目の特徴は「磨き抜かれた空間認知力」で、普通の球技の多くはボールの動きを2次元に制限することが多いが、ブラインドサッカーでは3次元（音の方向や距離・高さなど）を把握しなければならない。井上咲楽さんがブラインドサッカーを体験した。井上さんは「音の大小があるので凄く難しい」などと話した。穴澤さんが挑戦するも失敗し「自分も視覚障害があり、音で生活しているため敏感なはずなのだが、高さはかなり難しい」などと話した。
- キーワード
- パリパラリンピック
2つ目の特徴は「究極のコミュニケーション」である。選手たちのプレーの裏側には監督や目が視えるスタッフなどの緻密なコミュニケーションにあるという。選手に声がけできるのは味方のGKか相手ゴールの裏にいるガイドと監督の3人が指示を出す。選手たちは監督の一言で事前に動きを決めており、その声が聞こえたら瞬時に動けるように繰り返し練習しているので、あのような動きが出来るという。
- キーワード
- パリパラリンピック
初めて自力でパラリンピック出場を決めたブラインドサッカー男子日本チーム。7位8位決定戦の模様を解説放送のナレーションで紹介。トルコ対日本の試合。平林がトルコ選手4人を交わす見事なドリブルを見せた。前半は0-0で折り返し。後半5分に日本はフリーキックのチャンスだがキーパーにセーブされた。後半7分トルコのフリーキックが決まった。その後トルコが1点追加し試合終了。日本は8位で大会を終えた。
早瀬さんは「本当にみんな超人。東京大会のときは日本は5位だったが今回は8位で世界のレベルがどんどん上がっていって、パラの競技もどんどん進化している。あとは這い上がるだけなので上を目指してほしい」などと話した。
- キーワード
- 東京パラリンピック
パリパラリンピックの日本人メダリスト誕生のハイライト。競泳50m自由形視覚障害のクラスで5大会連続出場の木村敬一が、自身の持つ日本記録を更新し金メダルに輝いた。男子100m背泳ぎ運動機能障害のクラスでは、窪田幸太が銀メダル獲得。100m平泳ぎ知的障害のクラスでは、山口尚秀が銅メダル。100m自由形視覚障害のクラスで辻内彩野、200m個人メドレー知的障害のクラスで木下あいらも共に銅メダル。卓球女子シングルス知的障害のクラスで和田なつきが、パラリンピック初出場で金メダルを獲得。同クラスで出場した古川佳奈美は銅メダル獲得。陸上男子100m視覚障害のクラスでは、川上秀太は胸の差で銅メダルを掴み取った。陸上400m視覚障害のクラスでは、福永凌太が雨の中粘って銀メダル。女子円盤投げ車いすのクラスでは鬼谷慶子が自身の持つアジア記録を更新し銀メダル。混合エアライフル伏射で水田光夏が日本勢初となる銅メダルを獲得。ゴールボールでは日本男子が初めて決勝に進出。予選リーグで敗れているウクライナと対戦。延長線に突入し、得点が入った時点で勝負が決する状況の中、日本がゴールを決め金メダルを獲得。
井上さんが印象に残ってる選手は、円盤投げの鬼谷選手。本格的に初めて1年で、顔が絶対取るという顔で投げてる姿を見てグッと来たという。早瀬さんは、パラリンピックの中で一番好きな競技がゴールボール。金メダルを獲得して感動したという。
脳性麻痺などの重い障害がある人のために考案されたボッチャ。ジャックボールと呼ばれる白いボールに、赤と青のボールそれぞれ6球をどれだけ近づけられるかを競う。ボールが投げられない選手は足で蹴ったり、ランプと呼ばれるすべり台のような器具を使って転がすことも認められている。ルールがシンプルであるがゆえに、奥が深いこの競技。何手も先を読んだ戦略や、ボールを操るミラクルなテクニックなど、驚きのプレイが満載。ボッチャ・女子個人で遠藤裕美が銅メダルを獲得した。ボッチャ・混合団体では銅メダルを獲得した。
早瀬さんと穴澤さんがボッチャで対戦する。スタジオにボッチャのコートを再現した。実際の大会では12.5m×6mだが、今回は半分ほどの大きさで行う。ボールは交互に投げずジャックボールから遠い人が投げる。得点は相手の球よりもジャックボールに近い範囲にある数が得点になる。ボールの上に乗せて得点するライジングを紹介した。
- キーワード
- 廣瀬隆喜
ボッチャ日本代表のプレーを振り返りスタジオからは「カーリングでもありビリヤードでもある様々な要素があることに驚いた」、「助け合いの精神と神業が見れて素晴らしかった」などの感想が出た。この他視聴者からの感想を紹介した。
スタジオからは「スポーツを通じて世界中に思いが広がったら良いと思った」、「パラリンピックでは近年人の可能性の凄さを実感できる大会へと進化している」などの感想が出た。この他視聴者からの感想を紹介するなどした。パリパラリンピックは今日が最終日。
エンディングの挨拶。