滋賀県近江八幡は歴史を感じる風情ある町並み。安土の商人は信長により集められた人々で近江八幡に移った。日牟禮八幡宮は1000年以上の歴史を持つ神社で、近江八幡という地名の由来になった。近江商人発祥の企業は大手総合商社や百貨店など。

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オープニング映像。

タモリらはロープウェーに乗った。八幡山城は1585年、秀吉の指示で甥秀次が築城。破城は城の建物や石垣を意図的に破壊すること。商人を移住させ信長の町を超える商業土地を目指した豊臣。

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八幡堀はよく時代劇のロケで使われる。商売に欠かせない運河でもあり、琵琶湖から町の中まで船が乗り入れることができる。商売を活性化させるための決まりも作られた。上は信長が安土の人々に出した町のルール、下は豊臣が新たに八幡の町で出したもの。琵琶湖を航行する商船は必ず八幡堀に入港する。

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背割下水は住居の背中合わせになる場所に設けた下水道。背割を張り巡らせることで商人たちの町を清潔で衛生的な環境に整えていった。

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近江商人は琵琶湖周辺を拠点に全国で活躍した。八幡の町の商人たちはいち早く全国に進出した。秀吉は八幡の町を作らせた甥の秀次に関白を譲ったが、秀吉に実の子秀頼が誕生。秀吉は秀次に謀反の疑いをかけて切腹をさせてしまった。八幡山城は廃城、家臣たちも八幡の町から去った。商人たちは廃城で奮起し、全国を舞台に商売を始めた。

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八幡が生んだ近江商人のお屋敷を紹介。すぐ裏には八幡堀がある。商売を拡大させていくために行く先に根付いたという。全国に支店を作り商売を拡大した。

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蚊帳は全国で大ヒット。喜多川歌麿の浮世絵にも描かれている。透けるような萌葱色とみやびな縁の赤色が涼しげと爆発的にヒットした。近江の周辺でとれる安価な麻を使い庶民にも手が届く値段で販売したという。

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喜多川歌麿［2代目］婦人泊り客の図慶應義塾

他国に出て商売をしていた近江商人が最も大事にしていたことは「世間のみなさんが困るようなことをしてはいけない」。三方よしは世間よし、買い手よし、売り手よし。日本を代表する企業を生み出していった近江商人、その哲学は豊臣の最先端の町づくりと商人たちの不屈の精神が育んだものだった。

エンディング映像。

ブラタモリの次回予告。