- 出演者
- 佐々木明子 相場英雄
今回は増加するサイバー攻撃から日本を守るホワイトハッカー集団を紹介していく。
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- 相場英雄
オープニング映像が流れた。
今日の開拓者は日本をサイバー攻撃から守るGMOサイバーセキュリティ byイエラエの牧田誠CEO。サイバー攻撃を巡っては去年末に日本航空が大量のデータを送られてシステムダウンしたり、去年6月には出版大手のKADOKAWAで一部個人情報が流出するなど日本はハッカーたちの格好の餌食になっている。牧田氏いわくサイバー攻撃は受けること前提で対策を立てる必要があるといい、GMOサイバーセキュリティ byイエラエではホワイトハッカーを育成して日本を狙うハッカーと戦っている。現在在籍するホワイトハッカーは約200人で、日夜数百社のシステムに攻撃の有無や脆弱性が無いかを確認している。攻撃があった場合はログからハッキングの手法を分析し、二度目の被害がでないように対策するという。、GMOサイバーセキュリティ byイエラエでは現在約2000の企業や行政機関のセキュリティを担っている。昨今のサイバー攻撃ではドローンが対象になる場合もあり、ハッキングされるとドローンを強制停止させて墜落させることもできるという。
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この強制停止操作によっては、自動運転の車や空飛ぶクルマや戦闘機などでもハッキングの可能性がある。だからこそ、現在のハッキング対策ではリバースエンジニアリングという発売前の車を分解し脆弱性がないかチェックをする。現在牧田さんのもとで働くホワイトハッカーは、悪意あるものと戦うことに楽しさを見出す人もいる。従業員の三村さんはコードを解読し、安全性を確認している。ホワイトハッカーの採用方法について牧田さんに質問した。牧田さんは当初ハッキングコンテストに参加し、そこに集まってくる人が面白く、そこで一緒にビジネスをやろうと誘い会社にきてもらい、その新しい人がまた別の人を呼んで次第に会社が大きくなったと話す。マネジメントについては、成果でフォーカスすることが重要と話し、ある程度の長い期間でどんな成果を出せたかを評価することが正しい評価なのではと持論を述べた。
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- ホワイトハッカーリバースエンジニアリング
近年日本へのサイバー攻撃は激しさを増しており、これまでの日本の法制度ではサイバー攻撃に対して反撃ができなかった。こうした状況を打開すべく国も動き、今年5月に能動的サイバー防御の関連法が成立した。関連法の成立に伴い、サイバーセキュリティー人材の確保と育成が急務になっている。牧田さんの会社は政府と連携し、横須賀リサーチパークで自衛隊サイバー部門の訓練を担当している。牧田さんは「スキルや専門性の高い人材はいるが活躍の場がない。そういう人たちを集めて生かすのが必要」などと話した。
牧田さんはホワイトハッカーの”闇落ち”の懸念について「セキュリティーエンジニアになると決めた人たちは覚悟を持ってやっている」などと話した。また牧田さんは「1人でも多くのお客さんを助けて日本で1番給与が高い会社にしていきたい」などとも話した。最後に牧田さんは自身のブレイクスルーについて「人を助けること」とした。