2024年6月16日放送 7:00 - 7:30 フジテレビ

ボクらの時代

出演者
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(ボクらの時代)
落語家 春風亭一之輔×落語家 春風亭小朝×落語家 林家正蔵

落語家・林家正蔵。初代・林家三平を父に持ち、噺家一家のサラブレッドとして、キャリアをスタートさせると、一躍お茶の間の人気者に。現在も多数の寄席に出演。落語家・春風亭小朝。25歳の時に異例の36人抜きで真打昇進。落語家で初の日本武道館で公演を開催するなど、長きに渡り落語界を牽引している。落語家・春風亭一之輔。軽快な語り口で古典落語を演じる実力派で、テレビ・ラジオ・執筆活動と多彩な才能も発揮。いま最もチケットが取れないと言われる噺家。今年で誕生100年を迎えた落語協会。その副会長を務める林家正蔵が落語について話したいと今回の鼎談が実現。林家正蔵が気を揉むことは落語家の成り手が少ないこと。春風亭小朝は我々の世界に入ってくると自分の時間がないと耐えられない部分が出てくるんじゃないかと推測。さらに弟子入りの面接の際にSNSを投稿しているとのエピソードを明かした。一方で春風亭一之輔は厳しい修行を求める人もいると。春風亭小朝は前座は寄席の仕事を楽しんでほしいと話す。きょう出来が良いなと思うと演者は拍手を浴びたい時間があるが関係なしに幕を閉める、すごく出来が悪くて早く立ち去りたいのに幕が中々閉まらないこともある。幕を閉めるタイミングでお客さんの余裕も違うからボタン押すのは重要、そういう楽しみ方をしてくれる前座さんがいなくなっている等と話した。

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かめありリリオホールかめあり亭ザ テンダーハウス坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演日本武道館林家三平[初代]白金台(東京)笑点落語協会
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ボクらの時代)
落語家 春風亭一之輔×落語家 春風亭小朝×落語家 林家正蔵

小朝さんは「売れてこの人に会えたっていうすごく感動したのはどなた?」と聞くと一之輔さんは「徹子の部屋で黒柳徹子さん。たけしさんもバラエティで1回会った。いろいろな方に会ったんですけど感動はないです。なんでかって言うと僕テレビで生きてく人間じゃないって腹くくってるからかもしれません。」などと話した。それを聞いた小朝さんは「他所で戦ってくるとさ、寄席って凄く安らぐよね。」などとコメントをした。それに対し一之輔さんは「地方の独演会で1人で寄席に来て前座さんと話してばかだねって言ってる空間でまた浄化されるっていう。自分の客ばっか相手にしてるとほんとにどうかなっちゃうんで、寄席で自分の目当てじゃなく来てるお客さんの前で喋ることがこんなに自分にとってプラスなのかっていうのは凄く感じていますね。」などと話した。それを聞いた小朝さんは「それがいいんだね」などと話した。

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小朝さんは「あなたの家さ芸能人とかスポーツ選手がいっぱい来てた家じゃない」と話すと正蔵さんは「ジャイアント馬場さんからキャンディーズさんとかが家に帰ったらいるんで、こたつの上でキャンディーズが歌ってた。そういう家だったんです。」などと話した。それを受けた小朝さんは「噺家になってから感動はなし?」と聞くと、正蔵さんは「僕の中でのアイドルは志ん生師匠だったんです。」などと話した。小朝さんは「かっこいい。お父さんの弟子じゃなくて志ん生師匠の弟子になってたらって考えることはない?」と聞くと正蔵さんは「あります。志ん生師匠のところに行きたいんですつったら、なんでって聞かれて、芸風がって行ったらおっかない顔してました。お前はきっと林家某になんなさいって戻してくるに決まってるって、仕込む時期だけ大変な思いをさせちゃいけない。そのかわり厳しくやるから。」などと話した。小朝さんは「そこまで師匠が読んでた。」と返した。

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小朝が春風亭柳朝の弟子となった経緯について「叔父さんがテレビプロデューサーだった。新宿末廣亭の支配人と知り合いだからと紹介してもらい、そこで柳朝さんを紹介してもらった。その前に文楽師匠の所に手紙を書いていた。中学生の時。当時ネタを120以上持ってて即戦力になると思っていた。後で分かったが、文楽師匠のところに手紙を返信する係の人がいて、達筆で断られ諦めていた。そこでうちの師匠がいいとなって」などと話した。正蔵は初めての稽古は父からだったという。「落語は厳しい稽古だからって。最初の稽古で言葉が詰まった途端にげんこで頬を叩かれ終わった。最初のうちの5~6回まではずっと叩かれていた」などと話した。ただ、観客を巻き込む話術とギャグを織り交ぜた落語で演芸ブームの火付け役となった初代林家三平の”三平落語”は、末廣亭っで古典落語をやっていたとき、言葉が詰まり「あー、うー」と言っていたら客がだんだんとウケて、この手法でいくと決め生まれたという。正蔵はこの話を聞いて「60歳になってこの衝撃どうしたらいいんだろう」などと話した。

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一之輔は笑点に昔から出たかったかと問われ「一切。むしろ笑点があるから僕たち落語家は古いことやってるねとか、なぞかけとかそういったイメージが付いちゃってる。あの人達のせいで僕らの肩身が狭いと思っていた。ただあの番組があることによって噺家というものも認識されている」などと話した。笑点出演決定を誰にも打ち明けられないことについては「師匠には発表の3日前に打ち明けた。うちの師匠はそういう所で生きてないから笑点出るというのが怖かった。ただ打ち明けたら『良かったじゃん』と言ってくれた。それを聞いて、弟子の可能性を受け入れてくれる良い師匠のところに入ったなと思った」などとした。正蔵は弟・三平の笑点入りが決まったとき「うちの家族も誰も知らなかった。スケジュールにはずっと”NHKリハ”と入っていた。本番の日も”NHK本番”と入っていたが、CM前の『この人です』と足元が移った瞬間に弟だと分かった」などと言った。また正蔵は弟とは落語の話はあまりしないと話した。

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落語家 春風亭一之輔×落語家 春風亭小朝×落語家 林家正蔵

コロナ禍がきっかけで落語のYouTube配信を行った一之輔。開始当初の生配信ではのべ100万人以上が視聴する人気ぶりだったが、予想外の反響だったという。「落語をYouTubeで初めてそれで見たという人がいっぱいいて。メディアの仕事はワタナベエンターテインメントに任せているが、YouTubeやりませんかと言われ、中止になった寄席の、高座に上がっていたであろう同じ時間に配信できるならやると言った」などと話した。ストレスを溜めないコツについて小朝は「僕は僕がお客さんとして見たいものしかやっていないからストレスがない。95歳のジャズクラリネット奏者・北村英治さんに長生きの秘訣を聞いたら『嫌いな人とは絶対に仕事をしない、その一点に限る』と言っていた」などと話した。正蔵は繊細で人の意見を気にしやすく、高座の後に後輩にも「どうだった?面白かった?」などと尋ねるという。ただし60になって人からの悪口などは気にしなくなってきたと話した。

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