- 出演者
- 相葉雅紀 井桁弘恵 丸山桂里奈
ブラジルでは味の異なるオレンジを10種類以上生産している。取材班はブラジル・サンパウロ州にあるオレンジの生産場を訪ねた。敷地は400ヘクタール。収穫量は年間8000トンにも及ぶ。この農園で栽培しているオレンジは全部で5種類。収穫時期が異なる品種を育てることでほぼ1年通して安定供給できる。収穫はすべて手作業。一日の収穫目標は一人3.5トン。
収穫したオレンジはトラックに積み込み、製造工場へ。製造工場では多い日で一日約7500トンのオレンジを加工。潰れたり変色したりしたオレンジは取り除かれ、動物の肥料に。その後、農薬や土汚れを落とすため徹底的に洗浄される。専用の機械で1分間に500個のオレンジを搾汁。果汁は加熱して水分を飛ばし濃縮している。製造工場が何よりもこだわっているのが果汁の味。
井桁弘恵は「ブラジルでオレンジがこんなに栽培されていることすら知らなかった」などとコメント。日本はブラジルのオレンジジュース製造工場にレシオ「14」を指定している。スタジオではレシオの異なるオレンジジュースが登場。スタジオメンバーが試飲した。取材した製造工場ではオレンジジュース以外にオレンジオイルも作っている。
1960年代、世界最大のオレンジ生産地はアメリカ・フロリダ。そんなフロリダをたびたび寒波が襲いオレンジの生産量が激減。そこでフロリダの代替地として白羽の矢が立ったのがブラジル・サンパウロだった。当時、ブラジルではコーヒーの価格が低迷。収益悪化に苦しむこの地域のコーヒー農家が続々とオレンジ栽培に活路を求めた。ブラジルのオレンジ産業を後押しした一つが、1992年に日本がオレンジ果汁の輸入を自由化させたこと。こうして、1990年代にはブラジル産オレンジジュースが世界市場の約8割を占めるまでに拡大した。しかし、ここ数年、ブラジルのオレンジ栽培が危機に直面している。2024年、細菌で栄養の通り道が詰まり植物が衰弱してしまうグリーニング病が大流行しオレンジ生産量が3割減少。まだ治療薬は見つかっていない。
ブラジルのオレンジ生産者の皆さんに日本からの感謝のメッセージをお届け。生産者からは「皆さんにより良いものをお届けするために、これからも愛情や気配りを持って作っていきたいです」などといったコメントがあった。
次回予告が流れた。
