2024年5月12日放送 18:00 - 18:30 TBS

世界遺産
「南北320km!アフリカの大砂漠」

出演者
鈴木亮平 
南北320km!アフリカの大砂漠
今回は…

本日の世界遺産は「ナミブ砂海」。過酷な環境下で独特な植物や動物たちが生息している。自然遺産には4つの登録基準がありそのすべてを満たしている。

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自然遺産の登録基準をすべて満たす

ナミブ砂海はナミブ砂漠の中ほどにあるエリアで東京都の14倍ほどの大きさを持つ。砂海は砂丘が続く地形で規模の大きいものを指す。また「ナミブ」は「何もない」という意味を持つ。そんなナミブ砂海は4つの登録基準全て満たしている。1つ目「類まれな自然美」。砂には風紋があり朝日に照らされ模様の美しさが際立ち、刻一刻とその表情を変えていく。つらなる砂丘の美しさが自然遺産の登録基準を満たした。内陸には砂丘とは違う美しさがあるエリアが存在する。このエリアはかつては湖だった場所で乾燥家により干上がり木が立ち枯れているが腐らずアートのような光景が残された。

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2つ目の登録基準は「生物の多様性」。日中は40℃にもなるナミブ砂海には固有種のサソリやナマクアカメレオンなどこの地のみの固有種が多く生息している。ナマクアカメレオンは自分から狩りに向かう生態を持ち、体表は砂の色に変化させることができ獲物に接近すると一気に迫る。アンチエタヒラタカナヘビは砂の温度が60℃にもなるため足を交互に上げ下げして暑さを避けている。あまりにも暑い時は砂中に避難する。ナミブジムグリトカゲはヘビのような容姿をしているがトカゲの仲間で砂の中でほとんど過ごすため目や手足が退化した。サイドワインディングアダーは砂の上を滑るように横移動をすることから名前がつけられた毒蛇。このヘビも砂に潜るが尻尾をイモムシのように見せて獲物を誘い出そうとする。

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自然遺産の登録基準をすべて満たすナミブ砂海。固有種も豊富なナミブ砂海には爬虫類以外の生物も存在する。ゴミムシダマシの仲間であるオニマクリス ウンギキュラリスは体長2cmほどで暑さに耐えられなくなると砂の中に避難する。オニマクリス プラナは高速移動して体温を下げている。オニマクリス バイカラーは白い背中で体が高温になりにくいとされる。砂漠には哺乳類も生息してておりアレチネズミの仲間は日中は砂の中、夜に餌を食べに外に出る。砂漠には100種以上の鳥類がやってくる。

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3つ目の登録基準は「特別な地形の形成」。ナミブ砂海ではほとんど雨が降らない。内陸部へ進むと砂の色が違う。海沿いの砂は白く、内陸は赤い。その理由は「マロティ=ドラケンスバーグ公園」にあった。ナミブ砂海の砂の多くはこの山脈から運ばれたもので2億年前砂岩の層となり長い年月で削られ川で大西洋へ運ばれ寒流で陸に吹き上げられた。その間に鉄分が付着し内陸では赤くなった。

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4つ目の登録基準は「特別な環境に適応した生態系」。固有種のパルマトゲッコーの手には水かきのようになっており、これで砂を掘り起こす。ナミブ砂海では朝霧が頻繁に発生しこのアサギリが生き物たちの生命源となっている。パルマトゲッコーは朝地表に出ると朝霧が水滴になるまで待ち、付着したそれを舌で舐め取り水分補給をしている。オニマクリス ウンギキュラリスも霧で体の湿らせ体を顔の方に傾け水分補給を行っていた。

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ナミブ砂海の最も内陸では赤い砂が固まって岩となっている。そのエリアではオリックスも生息している。内陸部では「クイバーツリー」という植物も固有種の植物も存在する。葉を小さく多肉にすることで蒸発を防いで乾燥から身を守っている。谷の底には「ウェルウィッチア」が存在する。日本名で「奇想天外」と名付けられており、帯のような葉が絡み合っており、根は地下30mまで伸ばして水を得ている。また寿命は1000年以上だとされる。植物には雄株と雌株があり樹液を食べに来たカメムシが受粉の手助けをしている。

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(エンディング)
次回予告

世界遺産の次回予告。

(番組宣伝)
ベスコングルメ

ベスコングルメの番組宣伝。

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