- 出演者
- 鈴木亮平
オープニング映像。
ナスカとパルパの地上絵という2つの地域にある地上絵が世界遺産になっている。地上絵が描かれたナスカ台地を考古学者のジョニー・イスラさんに案内してもらった。ハチドリ、サルの絵は全長約95m、クモの絵は全長約45mだった。赤黒い石の下の砂地は白く、石を取り除くことで描かれている。約2000年前の文化を伝える地上絵が多数残されていることで世界遺産になった。少し先に見える丘にネコ科動物に見える絵も描かれていた。丘へ上る階段を作る時に作業員が気づき、現地の文科省により復原が行われた。ナスカ周辺で発見された土器にはネコのひげのようなマスクをつけた顔が描かれていた。
パルパで見つかった地上絵は頭飾りをつけていた。当時、頭飾りをつけた神官たちが儀式を行っていた。居住地遺跡ティーサ近くの遺跡には地面に渦巻き状の井戸が見えた。この井戸のおかげで雨が降らないナスカでも人々は暮らすことができた。パルパにある台形の地上絵の脇には井戸に似た渦巻き模様が描かれていた。台形の地上絵では雨乞いの儀式が行われていたと考えられている。祭壇内部からは雨をもたらす貝とも言われるスポンディルス貝が見つかった。鳥の地上絵でも雨乞いの儀式が行われていたと考えられている。地上絵の中には首切りの儀式を描いたと言われているものもあった。首切りをされた人の頭部のミイラもカワチ遺跡で見つかっている。カワチ遺跡は巡礼の目的地だったと考えられている。
居住地エストゥディアンテスと居住地ティーサを結ぶルート上にはフクロウ人間や家畜の絵が存在していた。フクロウ人間と家畜の中間の山の斜面には鳥の絵が描かれていた。居住地の間を移動する際の道しるべだったという説もある。
次回予告。
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