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香川・三豊市で「旅宿 咄々々」を営む夏子さん志郎さん夫婦は岐阜出身で、中学高校の同級生。カフェ開業を目指して飲食店で働いていた夏子さんは30歳の時、家具職人を目指して学んでいた志郎さんに偶然再会した。夏子さんは33歳でカフェを開業し、2002年に志郎さんと結婚した。夏子さんは乳がんを患い、カフェを続けられるか不安を感じるようになった。志郎さんのアドバイスで三豊市に移住し、2020年に「旅宿 咄々々」を開業した。

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「旅宿 咄々々」では志郎さんが案内する体験ツアーも評判で、一番人気は散歩するようにゆっくり巡るサイクリングのポタリングとが人気。5度目の宿泊の岸本さん佐々木さんをポタリングで瀬戸内国際芸術祭開催中の粟島を案内した。移住後に身の置き場がなくなった夏子さんは知り合った人から声をかけられ、週末だけカフェの手伝いを始めた。元気が戻った夏子さんはもう一度飲食の仕事がしたいと考え、今の家に出会った。岸本さんと佐々木さんの夕食では、8種盛り合わせの前菜、ビーツと里芋のポタージュ、揚物、真鯛のムニエル、魚介のトマトリゾット、オリーブ牛のローストビーフを振る舞った。朝食は志郎さんが焼いたカンパーニュにスクランブルエッグ、自家製野菜のサラダ、焙煎したてのコーヒーだった。

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夏子さんと志郎さんは移住してから、無理をせずにたまには夫婦で出かけると決めた。夏子さんは焙煎したコーヒー豆の販売もしている。

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「旅宿 咄々々」の夕食は和食か洋食、部屋は和室か洋室を選べる。宿泊は1日1組限定。

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次回予告。