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テレビ東京が無駄を出さない農業を目指すプロジェクト。舞台は富士山の麓に位置する焼く2000平方メートルの土地。50年くらい畑をやっていない耕作放棄地だ。耕作放棄は全国で42万3千ヘクタールある。今回のプロジェクトは耕作放棄地を解消し、SDGsの観点から畑で出る廃棄物や雑草も無駄にしない農業に挑む。さらに、かしゆかが無駄ゼロ教授とコラボ。
オープニング映像。
約50年放棄されていた荒地を開墾すべく、まずは草刈りからスタート。刈った草も有効活用する。アミューズの先輩社員が助っ人に来てくれた。2021年、アミューズは山梨県西湖に本社を移転。地方創生の活性化を目的に自然環境事業を展開。その一環として農業を開始した。先輩たちは2年前で農業に全く携わっていなかった人ばかり。根に付いた土は元に返した。プロジェクトを監修する井上能孝さんは北杜市と韮崎市で農園を経営する農業のプロ。雑草抜きを進めると巨大な石が出てきた。回収した石も有効活用する。作業開始から8時間、草刈りが完了した。畑の名前は「むだNOえん」になった。
開墾作業2日目、耕運作業を行った。畑にするには地表から最低20cmほど耕す必要がある。土中から巨大な石が出てきた。
テレ東系SDGsウィークの紹介。
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- 持続可能な開発目標
土を耕すと埋まっていた石が出てきた。取り切れなかった茅の根も出てきた。耕運が終わると次は土作り。耕作されていない畑は酸性土壌に傾いていることが多いのでアルカリ性が強いものを入れてpHを調整する。カキの殻を再利用した石灰肥料など3種類の石灰肥料で中性に近づけた三大栄養素の窒素・リン酸・カリを補うため用意した肥料も無駄なものを活用。土作りのためもう1つ、ある人物の手作りの特殊な肥料を入れる。四井真治さんは北杜市の約2000坪の土地で17年前から家族4人で自給自足の生活をしている。四井さんが畑の土作りで最もこだわっているというものが堆肥。
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- 北杜市（山梨）
四井さんの手作り堆肥の正体は四井さん家の排泄物。コンポストトイレに落ち葉を入れて撹拌すると微生物が排泄物を分解する。半年～1年かけて発酵させると微生物が豊富な臭いのない堆肥になる。四井さんお畑を見せてもらった。収穫した料理を手料理にしてもらっていただいた。オリジナル堆肥を分けてもらい、「むだNOえん」にまいた。
バーチャルショップの店主・バイヤーとして日本全国の伝統工芸を紹介するPerfumeかしゆかは普段からSDGsには関心があるという。アップサイクル商品を紹介した。「おやさいクレヨン」は加工時にカットされた部分や規格外品など無駄になった野菜が着色料として使用されたもの。2022年の年間野菜収穫量は1284万tで、そのうち規格外は約170万t。生ハムと作ったという無駄ゼロ教授のもとを訪ねた。
生ハムと作ったという無駄ゼロ教授のもとを訪ねた。牛肉の外モモは筋肉質で脂肪分が少ないため火を通すと硬くなってしまうのでなかなか需要がない。その無駄をなくすため、一番柔らかい生の状態で食べられる生ハムを開発した。先生は他にもチーズの製造過程で無駄になるホエイを使ってブラウンチーズを研究し商品化した。また、牛の軟骨は砂利状の骨が多数含まれているため食用にはなりにくいので、あばらの軟骨から美容や健康に良いスープを考案した。さらに、ばたーの製造過程で無駄となる脱脂乳に含まれるカゼインが固まる性質を使用して作られたボタンも。
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- カゼイン日本獣医生命科学大学
開墾から1か月を迎えた「むだNOえん」では本格的な畑作りが始まった。土の中の温度を保ち雑草の増加を防ぐマルチシートを張ったら白菜を植えた。事前に室内で発芽させたものを植え替えることで、防虫対策で生産性が向上する。
白菜に蝶が卵を植え付けないよう防虫ネットを設置した。もう一つ、大根も植えた。種は3つ植えて、間引いた大根も食べる。害獣対策用ネットで畑を囲って完成。地元でとれた野菜や肉で先輩たちがBBQをごちそうしてくれた。