2026年6月17日放送 14:05 - 14:50 NHK総合

列島ニュース

出演者
土方康 中條誠子 寺澤敏行 三條雅幸 近田雄一 坂下恵理 須藤健吾 木村穂乃 和田穂佳 山本未來 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

午後2時台

「列島リポート」は奈良県。「山に新たな価値を 吉野の挑戦」。「列島ぶらり旅」は北海道。「まちの宝で 夕張を未来へ」。

富山局 昼のニュース
消防・警察 山岳救助の研修会

本格的な夏山シーズンを前に消防が警察の山岳警備隊と連携して登山者の救助にあたるため立山町の研修施設で救助の技術を学ぶ研修会を開いた。研修会は立山町にある国立登山研修所で開かれ、富山市消防局の大山消防署と富山南警察署の山岳警備隊からおよそ20人が参加した。参加した消防隊員は山岳警備隊の隊員から岩場や木に器具を固定してロープなどを結びつける方法について説明を受けた。施設に設けられた人工の崖に登り、山岳警備隊の指導を受けながらロープを使って岩場から降りた。富山県警察本部によると、富山県内で去年登山中に遭難した人は178人にのぼり、統計が残っている1965年以降最も多くなった。研修会に参加した消防隊員は「資機材の使い方に大きな違いがある。そういった情報を共有できたことがよかった」と話した。大山消防署・榎光誠署長代理は「さまざまな山岳事故が発生するが消防と警察が力を合わせ協力して人命救助に少しでも役立つようつなげていきたい」と話した。

魚津で大麦の初検査「1等」に格付け

大麦の生産に力を入れている魚津市で今シーズンの出来栄えを調べる初めての検査が行われ、最も品質の高い「1等」に格付けされた。検査は魚津市内の農協の倉庫で行われ、今月上旬に収穫された「サイバースノー」という品種の六条大麦20トンが運び込まれた。富山県によると去年10月の種まきの時期に雨の量が多かったため富山県の一部では発芽不良が起きたが、その後の管理がうまくいったため品質に大きな影響はないとみられるという。農協の検査員は袋から大麦の粒を抜き出し大きさや重さ、水分の量などを調べ、きょう検査したものはいずれも最高の「1等」と格付けされた。大麦は富山県内でコメの転作作物として広く栽培されていて、昨シーズンの六条大麦の作付面積は全国で2番目に大きくなっている。JAうおづ営農企画課・高縁大課長は「春からの天気が非常によかったのでそこで回復した部分があったと思う。品質のよいものができて安堵している」と話した。

水戸局 昼のニュース
「シン・いばらきメシ総選挙」へ アドバイス

茨城県の新たなグルメの発掘を目指す「シン・いばらきメシ総選挙」がことし秋に開催されるのを前に、料理を出品する飲食店が料理研究家などからアドバイスを受けた。「シン・いばらきメシ総選挙」は茨城県を代表する新ご当地グルメを発掘しようと茨城県が2年前に初めて開催し、ことし10月のイベントは2回目。きょう午前中は2つの飲食店の担当者や料理研究家、プロモーションの専門家が水戸市内の施設に集まった。料理研究家からは市内の老舗が手がけたうなぎのおにぎり「ウにぎり」を試食し、イベントで提供する際には炙るなどしてタレが焦げる香りが会場に広がるよう工夫をしたり、客の希望でうなぎの量を増やすことができるようにしたりしてはどうか、などとアドバイスしていた。老舗うなぎ店・稲野辺久智専務は「イベント的な映えというか手に取ってもらうところをもうちょっと工夫しないといけないと強く思った。水戸のご当地のものをおいしいねって言ってもらえるように頑張りたい」と話した。茨城県地域振興課・松木拓課長は「各地さまざまな特色、グルメもそうだし食材もだしいろいろあるが埋もれてしまっているところもある。わがまちはこれが売れるんだ、推しなんだというところをPRをいただきたいと思っている」と話した。「シン・いばらきメシ総選挙」は10月10日からの3日間、水戸市の県三の丸庁舎で行われる予定。

鹿島神宮 シカの赤ちゃん誕生

茨城県鹿嶋市の鹿島神宮で神の使いとされるシカの赤ちゃんがことしも誕生し、参拝に来た人たちに愛らしい姿を見せている。鹿島神宮では神の使いとされるシカが境内にある「鹿園」で育てられ、毎年この時期に出産ピークを迎える。ことしは合わせて5頭のニホンジカがうまれた。いずれも母乳を飲むなどして順調に成長しているということで、親のシカなどと一緒に鹿園で過ごしている。きのうはゆっくりと歩き回ったり、長い首をつかって毛づくろいをしたりしていて、参拝に訪れた人たちはその愛らしい姿を眺めていた。鹿島神宮権禰宜・佐藤貴紀は「5頭の出生というのは大変ありがたくうれしく感じている。大変シカは臆病な動物なの刺激することなく元気に大きくなっていく姿を静かに見守っていただければ」と話した。

広島局 昼のニュース
来月から土日・祝日にもバス運行へ

利用が極めて少なく今後のあり方が議論されているJR芸備線について、鉄道とほぼ同じルートでバスを運行させて利用状況などを調べる実証事業が7月から土日や祝日にも行われる。芸備線をめぐっては自治体やJRなどで作る再構築協議会で今後のあり方が議論されている。現在行われている平日の実証事業では通学などでの利用が想定され、備後庄原駅と新見駅の間で駅をはじめ学校や病院、スーパーなどにも停車する。7月から始まる土日や祝日は区間を2つに分けてバスがそれぞれ1往復するが観光での利用を想定して、芸備線の駅前のほか観光スポットや道の駅にも停留所が設けられる。5分から10分ほどの停車時間が設定されている停留所もあり、一旦降りて買い物や観光ができる。土日祝日の実証事業は9月27日まで31日間行われる。再構築協議会では鉄道の便数を増やす実証事業と比較するなどして芸備線の今後のあり方を議論することにしている。

原画など美術館に寄贈

広島県安芸高田市出身の絵本画家・柿本幸造のおよそ3700枚の原画などが長女から広島市の美術館に寄贈され感謝状が贈られた。現在の安芸高田市出身の絵本画家・柿本幸造は優しくあたたかな画風で知られ、小学校の国語の教科書に掲載されている「くじらぐも」やベストセラーとなった「どうぞのいす」など数多くの絵本の挿絵などを担当し、1998年に亡くなった。長女の岩嵜眞智が広島県広島市中区のひろしま美術館におよそ3700枚の原画などを寄贈することになり、感謝状の贈呈式が行われた。寄贈されたのは「くじらぐも」や「どうぞのいす」などこれまでに出版された絵本の表紙や挿絵として使われ、アトリエや出版社に残されていた原画だという。美術館では寄贈された原画の一部など6月30日まで開催している企画展で展示していて、今後展示の機会を増やすことなども検討したいとしている。長女・岩嵜眞智は「広島で預かってくれるということでとても安心している」、ひろしま美術館・池田晃治館長は「大事なものを寄贈していただいたので日本全国の多くの皆さんに見てほしい」と話した。

熊本局 昼のニュース
新たな設立1600社余 過去最多

去年1年間に熊本県内で新たに設立された企業の数は1600社余と過去最多となったことが民間の信用調査会社のまとめでわかった。調査会社は台湾のTSMCなど半導体関連企業の相次ぐ進出が背景にあると分析している。民間の信用調査会社「帝国データバンク」によると、去年1年間に熊本県内で新たに設立された株式会社や合同会社、社団法人といった企業の数は1647社で3年連続の増加となった。去年を4.2%上回り、現在の形で統計を取り始めた2000年以降で最も多くなった。信用調査会社によると、台湾のTSMCの進出に伴い半導体関連企業のほか、工場がある菊陽町周辺で不動産開発などが増加していることが背景にあるという。起業した時点の代表者の年齢は速報値で40代が31.8%で最も多く、60代が27.3%で平均年齢は50.2歳だった。帝国データバンク熊本支店は「近年は定年退職したシニアによる1人起業など起業の形は多様化している。熊本では半導体関連企業進出をきっかけに起業の芽をどう育てひろげていくかが課題となる」としている。

路線バスなどの接続時刻表 作成へ

熊本県と鹿児島県を結ぶ第3セクター「肥薩おれんじ鉄道」の経営状況などについて話し合う法定協議会が開かれ、利便性の向上を目指し今年度主要な駅を発着する路線バスなど2次交通の接続時刻表を作成することになった。熊本県八代市で開かれた法定協議会には肥薩おれんじ鉄道や熊本県と鹿児島県、沿線自治体の担当者などおよそ25人が出席した。この中で今年度実施する予定の施策について、路線バスやコミュニティーバスなど「2次交通」の接続時刻表を作成し、八代駅や水俣駅、佐敷駅などに設置することが報告された。「2次交通」の各交通機関の利用状況についても事業者と情報交換を行い改善に向け協議することを確認した。このほか、去年8月の記録的な大雨で大量の土砂や流木が流れ込むなどの被害を受けた熊本県内の一部区間で進められている復旧工事については、ことし夏ごろに完了する見通しが報告された。

松江局 昼のニュース
出雲大社 大しめ縄用の「つり木」伐採

出雲大社の神楽殿の大しめ縄が7月にかけ替えられるのを前にしめ縄を吊るす「つり木」の伐採が島根県飯南町で行われた。出雲大社の神楽殿の大しめ縄は長さ13.6m、重さ5.2トンと最大級で、7月21日に8年ぶりにかけ替えが行われる予定。飯南町の山林でしめ縄を吊るす「つり木」に使う木の伐採が行われ、地元のしめ縄職人などが集まって安全を祈願する神事が行われた。重いしめ縄を吊るすつり木はには強度がありまっすぐに伸びた高さ30m、樹齢90年のひのきが選ばれた。作業員がチェーンソーを使ってひのきを切り倒し、つり木に使う部分を切り出した。出雲大社の新しい大しめ縄は飯南町で制作中で「つり木」とともに奉納される予定になっている。飯南町注連縄企業組合・那須久司事務局長は「まずはほっとした。しめ縄とつり木のマッチしたところを想像した。全員一致で大しめ縄の制作に向かっていきたい」と話した。

大分局 昼のニュース
子どもたちが棚田で田植え

地域で保全に取り組んでいる別府市の棚田で地元の子どもたちが田植えを体験した。別府市の「同面棚田」は美しい景観を後世に残そうと地域の人たちが保全に取り組んでいる。きょうは地元の小学校や幼稚園、それに保育園から約170人の子どもたちが招かれ地域の人たちに教わりながら田植えに挑戦した。この田んぼでは10月中旬ごろ子どもたちが稲刈りを体験する事になっている。

宇佐市安心院町でぶどうの初出荷式

県内最大のぶどうの産地宇佐市安心院町でぶどうの収穫期を迎え、きょう初出荷式が行われた。町では90軒余の農家が様々な品種のぶどうを栽培しており、ハウス栽培の「デラウエア」が今シーズンのトップを切って収穫期を迎えた。JAによると今年は1月~3月まで雨が少なく生育への影響が心配されたものの、4月上旬にまとまった雨が降ったため順調に育ち味の良いぶどうに仕上がっているという。デラウエアは安心院町全体で去年並みの約18トンの出荷を見込んでおり、来月3日からは主力品種のシャインマスカットやピオーネなどの出荷も始まる予定。

高知局 昼のニュース
6か所すべて 水質“最もよい”

夏の海開きを前に高知県が県内の海水浴場で水質検査を行ったところ、6か所全てで水質が“最もよい”とされる「AA」と判定された。検査は県内6か所の海水浴場を対象に海水の透明度、大腸菌数など5項目を検査。県内の海水浴場全てで「AA」となるのは2019年以来7年ぶり。県内の海水浴場は来月中旬までに順次オープン予定。

ライチの収穫が最盛期

絶世の美女と言われた楊貴妃が好んで食べたとされるライチ。安芸市の農園では国内ではまだ珍しいライチの収穫が最盛期を迎えている。岡宗俊介さんは10年以上前からライチの栽培に取り組んでいて、今年も約40アールの農業用ハウスに育てられた約600本の木にライチの実がたくさんなっている。日本で流通しているライチの殆どが海外産で、父親の信明さんがタイで食べた時の味が忘れられず栽培を始めたという。

(気象情報)
気象情報

栃木・日光の中継映像を背景に気象情報を伝えた。九州南部や奄美地方で激しい雨のおそれがある。

列島リポート
山に新たな価値を! 吉野の挑戦

奈良県の吉野地方ではこだわりの森づくりで上質なスギやヒノキを作ってきた。しかし近年は住宅事情の変化などで厳しい現状がある。その理由は「価格」。切り出すまでに100年以上かけて大きくきれいな木目になるよう木を育て上げる吉野の林業。その時間と手間が反映され他と比べ高値にならざるを得ない。そこで新たなニーズを掘り起こすため様々な取り組みを始めた。吉野材の良さを理解してくれる人たちが現れ始めたが、問題はまだあった。山から木を切り出す人がいないこと。川上村では山で木を育て切るプロ“山行き”が最盛期には1000人近くいたというが、今は10人もいないという。製材業の辻健太郎さんは今のうちに山仕事を覚えて次世代へつなぎたいと考えた。しかし吉野の林業は木を切る側と売る側はそれぞれ分業制、辻さんはその垣根を超え2年前に山に飛び込んだ。今後は山仕事ができる仲間を増やすことが目標。一方別の方法で吉野林業の継続に挑戦する人もいる。平井雅世さんは木を切る以外の山の価値を模索中で、J-クレジットへの参加も考えている。J-クレジットの買取りは今年度から排出量の多い企業などに対し義務化されている。

列島ぶらり旅
町の宝で 夕張を未来へ

北海道の夕張市、人口約5700の夕張市。この時期の道の駅には旬の夕張メロンがずらり。カットメロンを頂くこともできる。夕張メロンの美味しさの秘密は出荷直前の品質検査にあると聞き向かったのは選果場。生産農家の3代目佐藤圭太さんが案内。品質検査を担うのは生産農家自身。メロンを弾いて耳をすましている。熟成の度合いを聴いている。さらに色も大切な要素。メロンが食べ頃を迎えるのは収穫してから4~5日、そのタイミングで客に届くよう見極める。注目は底の色。自慢のメロンを広げたいと高校生たちが取り組むのが新たなスイーツ作り。実習を行っていたのは夕張高校の3年生たち、使うのは生徒たち自身が育てた夕張メロン。ベースになるのがメロンのジャム。大事なのは調理する前にあえて冷凍すること。地元産の米をムースにしてジャムを重ねたスイーツ。野球部の2人が作っていたのはメロンようかん。プロテインを加える。試作品は高校生のスイーツコンテストに出品予定。

夕張で受け継がれるお宝、夕張太鼓。小学生から60代の方たちが週に2回練習を重ねお祭りなどで演奏。始まりは半世紀余り前、当時主要産業だった炭鉱の閉山が相次ぐ中、町を勇気づけるために生まれたという。思いを受け継ぐのが保存会代表の榊原将馬さん。特徴はばちを大きく振り落とす動き。かつて町を支えた炭鉱マンたちがつるはしを振る姿をイメージ。榊原さんが太鼓を始めたのは8歳の時、以来町を盛り上げたいと太鼓を叩く大人たちを見て育った。高校生の時に町は財政破綻。友人の多くが町を離れる中地元で就職し太鼓を叩く道を選んだ。コロナ禍でメンバーが減った時も演奏を続けた。現在は30人ほどに明るい未来を後押ししたいと町の歴史が宿った太鼓を叩き続ける。今月21日に開かれる夕張メロン祭りで披露される。

きょうのキニナル!
宮古島で「マンゴー共和国」

宮古島で「マンゴー共和国」と銘打ったイベントが今年も始まった。8月にかけてPRしていくという。

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