2024年9月25日放送 15:10 - 15:55 NHK総合

午後LIVE ニュースーン
午後3時台 日本の科学力 その現在地

出演者
宮崎慶太 池田伸子 伊藤海彦 安藤結衣 
(気になるニュース)
日本人2人 ノーベル賞有力候補に

世界中の研究論文を分析する英国の学術情報サービス会社が、毎年、ノーベル賞の受賞が有力視される研究者に、クラリベイト引用栄誉賞を贈っていて、ことしのノーベル賞の発表を前に6か国の研究機関から22人が選ばれた。このうちノーベル化学賞の有力候補の1人として選ばれた、東京大学・堂免一成特別教授は、光触媒を使った人工光合成の研究で、水素を効率的に取り出す手法を開発したことが評価された。生理学・医学賞の有力候補の1人としては、東京大学出身で、米国の国立衛生研究所に所属する彦坂興秀氏が選ばれている。この賞を受賞した研究者は去年までに421人いて、このうち75人がノーベル賞を受賞している。

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イグ・ノーベル賞「生理学賞」 日本などの研究チーム

ノーベル賞のパロディで、ユニークな研究などに贈られるイグノーベル賞の受賞者が発表され、ことしはブタなどの動物にお尻から呼吸する能力があることを発見したとして、日本の研究チームが生理学賞を受賞した。先ほど始まった授賞式に生理学賞を受賞した東京医科歯科大学・大阪大学・武部貴則教授らの研究チームが出席、日本人の受賞は18年連続となる。武部さんらの研究チームは肺による呼吸が難しい状態のブタなどの腸に高濃度の酸素を含む液体を尻から送る実験を行い、どの動物も血液中の酸素が大幅に増えてブタでは一定の条件のもとで呼吸不全の症状が改善したということ。この研究論文は2021年新型コロナウイルスの感染拡大で重い肺炎の患者が相次ぐ中発表、呼吸不全の新たな治療法として実用化に向けた研究を現在も進められ今年6月には武部教授が創業のベンチャー企業などが安全性など確認する臨床試験を始めた。日本人の受賞が続くことについて主催者は「みな、科学的アイデアだけでなく生き方そのものが個性的」だとした。

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