- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 久保井朝美 斎藤希実子
オープニング映像。
伊藤海彦らの挨拶。今回はSOON相撲部のアンコールSP。
相撲教習所は新弟子検査を受けた新人力士たちが春場所で前相撲を行ってから6か月間通う相撲の学校で、力士としてのイロハを学んでいく。相撲教習所は国技館の奥にあり、現在は51人の新弟子たちが通っている。朝7時の400m×3週のランニングから始まり、実技の授業では200回の四股や相撲の経験有無などに分けて相撲の取り組みを行っていく。教えるのは指導担当の親方と現役力士達で、各々の成長度合いに合わせて指導方法を変えている。また授業の中には本場所での所作を教えるものもあり、花道から土俵入りまでを徹底的に教えていく。稽古後には学科授業があり、書道や歴史などを外国人力士も例外なく受ける。お昼は国技館の地下食堂でとる。
横綱が土俵入りなどで腰に巻いている「綱」について解説。新横綱が誕生したときと、東京で開催される本場所の時に「綱打ち」と呼ばれ新たな綱が作られる。綱打ちの準備は、本場所の2週間前から始まる。綱の大きく太いところには、麻が使われている。麻は邪気を払う力がある神聖なものといわれており、昔から横綱の綱に使われている。土俵にシートを敷いて、そこにおよそ20キロの米ぬかを使って麻をもんで油を落とす。この作業は部屋の力士総出でおこなうという。本場所1週間前、いよいよ本格的に綱を作る、綱打ちという作業が行われる。指導しているのは音羽山部屋に所属している若者頭の福ノ里さんで、これまで白鵬ら歴代横綱の綱を作ってきた。綱を作るうえで、最も大切だというのが、綱の中央の麻の量を調整する作業。真ん中の土俵のてっぽう柱にくくりつけたら掛け声に合わせて綱を三つ編みのように編んでいく。仕上げに出来上がった綱を、横綱自身がつけて、最後の調整。総重量10キロと前回よりも重くするよう注文したという。豊昇龍は「この綱をつけてがんばりたい」と話していた。
断髪式は引退した力士がまげを切る儀式。今月5日に行われた元関脇・妙義龍(振分親方)の断髪式に密着。花のロクイチ組(昭和61年度生まれ)の1人。押し相撲で土俵を沸かせた人気力士で技能賞6回、金星6個を獲得。去年9月、37歳で現役を引退。断髪式は個人が主催となるため、本人が出し物や会場のレイアウトなど準備を全て行う。客を出迎えるエントランスに置くのは現役時代の化粧まわし。断髪式を支えてくれるのは苦楽を共にした力士たち。佐田ノ輝は付け人を10年務めていた。十両行司・木村千鷲、幕下行司・木村桜乃助が見せてくれたのは司会者が読む断髪者のカード。当日、はさみを入れるのは約40人。共に断髪式のプログラムを考えてきたのは妻・宮本香奈さん。妙義龍とは高校時代のクラスメイトだった。
断髪式当日。大いちょう姿になるのもきょうが最後。関取として30場所以上務めた力士のみが興行として断髪式を開催することができる。力士たちの取組も行われ、十両、幕内力士全員参加。初切、相撲甚句も行われ、全てのプログラムで6時間ほど。断髪式で大役を任されたのは長男・泰吉くん、次男・兼吉くん。妙義龍の最後の一番の相手として土俵で対戦する。断髪式のはさみは相撲協会で保管している特別なもの。現役時代、お世話になった人たちが順番に少しずつまげにはさみを入れていく。止めばさみで最後にはさみを入れるのは師匠・境川親方。妙義龍はこれから振分親方として次の世代を担う力士を育てていく。力士として約15年間戦ってきた妙義龍が口にしたのは周囲への感謝だった。
今月5日に行われた妙義龍の断髪式の舞台裏に密着した。切ったまげはきれいに整え、ガラスケースに入れて本人が保管したり、記念館に寄贈したりする。
- キーワード
- 妙義龍
ロンドン公演の土俵づくりに密着。公演2日前。コンテナ船で運搬された土俵の枠を使い、土は検疫の関係上現地で調達した。日本の粘土質の土と違い、ロンドンの土はサラサラしているためセメントを混ぜて粘り気を補充した。作業開始からおよそ10時間、土俵が完成した。
俵に使う藁も持ち込めないため化学繊維で代用。俵を叩くビール瓶は持ち込むことができた。
公演初日。開演4時間前に行われた公式の写真撮影会には、およそ100人のファンが詰めかけた。漢字で書かれた取り組み表は左から右へ読む仕組みになっている。よる7時半から開演し公演は2時間半行われた。
今回の取材で1番人気だった力士は豊昇龍。公演を振り返り高安関は「観客のマナーが素晴らしかった。関心の高さと熱意を感じた」とコメントしている。千秋楽のあとにはロイヤル・アルバート・ホールのバーで打ち上げが行われたことや、ハリー・ポッター好きの若元春は現地の名所を楽しんだことなどを紹介した。
先月行われたロンドン公演でも話題になった力士の技について。決まり手係の親方に決まり手の見極め方を聞いた。幕内の決まり手を担当しているのは甲山親方。各本場所にはビデオ室が併設されていて、6つのモニターで様々な角度から取組見て瞬時に決まり手を判断する。現在の決まり手は82手で、平成13年までは70手だったという。舞の海やモンゴル力士など決まり手に当てはまらない技を出す技能派力士が増えたことで改定が行われた。甲山親方による決まり手講座。初級編は決まり手のほぼ半分を占める押し出し、寄り切りの違いについて。見極めるポイントは腕の位置。押し出しは相手の脇の下に手が刺さっていないが、寄り切りは相手の脇の下に手首以上が刺さっている。中級編のはたき込みは上から頭や背中をはたく。突き落としは横からひねりながら突き落とす。引き落としはつっかえ棒を外すように押していたものを引く。決まり手係にとって要注意人物が宇良だという。ロンドン公演で話題となった決まり手が宇良の伝え反り。今まで一度も出たことがない技もあり、決まり手係には正しく判断する責任がある。
今年はフランス・パリ公演の予定になっている。池田伸子は「ここからもいろんな裏側を見せていただきたい」などと話した。
関東の気象情報を伝えた。
