2025年1月5日放送 23:45 - 0:28 NHK総合

坂の上の雲トークショー

出演者
永井克典 真野響子 菅康弘 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

坂の上の雲トークショー。ゲストとして劇中で乃木静子を演じた真野響子とドラマのエグゼクティブプロデューサーで愛媛出身の菅康弘が登場。真野はドラマについて聞かれ、「自画自賛になりますけどもいい番組ですね。私はちょっとしか出てませんけど、でも見入ってしまって一旦つけるとずっと見っぱなし」と話した。

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坂の上の雲坂の上の雲ミュージアム
(坂の上の雲トークショー)
スペシャルドラマ 坂の上の雲 あらすじ
スペシャルドラマ 坂の上の雲 企画の始まり/スペシャルドラマ 坂の上の雲 3人の主人公

スペシャルドラマ「坂の上の雲」の原作は作家・司馬遼太郎が10年の歳月をかけ書き上げた渾身の作品といわれている。司馬はなかなか映像化を認めなかったというが、菅は「司馬さんが産経新聞でこれを連載している時、連載が始まった途端に日本中の映画会社とテレビ局がドラマ化させてほしいって司馬さんのところに行ってるんですよ。NHKもその中に入っていました。先輩方に聞くと司馬さんのところに行ったんですが、おっしゃっていたのはこんなスケールの大きなものをちゃんと映像化できるのかっていうのが一つ、それからもう一つはこの小説はいろんな誤解を受けやすいと。ので、映像化はダメだよと。それで司馬さんは多分映像化を許可しないで亡くなったんですよ。2001年に司馬さんの奥様がNHKであれば誤解を免れるでしょうし、CGも発達してきたから90分13本という長さで製作することで許可をいただいた」と経緯を話した。

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司馬遼太郎坂の上の雲

主演3人のキャスティングについて。菅は「坂の上の雲は実在の人物を誰かにやっていただくわけですよね。それで原作を読んだり資料をいっぱい調べたりして頭の中にイメージを作るんですよ。この3人の場合はこの3人のバランスというのを考えますやっぱり。同世代の感じの人でってことで本木さんと阿部さんと香川さんにお願いした」と話した。真野は「運もありますよね。だって3年間ですよ撮影の拘束が。スケジュールが埋まってたらね」と話し、高橋英樹や渡哲也などの年配の俳優のキャスティングは大変だったと語った。菅は渡らに「撮影に3年かかります」と伝えた際には全員から「それは3年間死ぬなってことだよね?」と言われたと明かした。

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スペシャルドラマ 坂の上の雲 真野響子出演シーン

スペシャルドラマ坂の上の雲の真野響子出演シーンが流れた。

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坂の上の雲
スペシャルドラマ 坂の上の雲 真野響子・静子を演じる/スペシャルドラマ 坂の上の雲 ドラマが描いた明治

真野は乃木希典の妻・静子を演じた。高橋英樹演じる児玉が隠居している乃木を再び表舞台へ連れて出そうと訪ねてきたシーンでは真野のセリフは一切なく、すべて受けの芝居だった。菅は「実はそっちの方がお芝居って断然難しいんですよ。セリフがあれば怒りの感情とかをセリフを言うことで表現できるんだけど今みたいに全くセリフがないと人の話を聞いた後の反応、表情、仕草だけで何かを表現するっていうのはすごく難しくて。このシーンを見た時に真野さんに上手いねぇって言いました」と明かした。真野は静子役について「やっぱり名誉だと思いましたね。この難しい役を。本当にちょっとしか出てないんですね。でも私は静子の全人生を知っているわけですから知ったような顔というか予感させるような受けをしていましたね」と振り返った。

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坂の上の雲

ドラマの舞台は明治時代。菅は明治という時代について「司馬さんも書かれていますけどちょっとやる気があって頑張って勉強すれば誰でも何にでもなれる時代になったんだっていうことが一番大きな特徴かなと。江戸時代の人たちは国民って意識が一切なくて藩が国だったんですよ。男性は参勤交代で江戸へ行くことなんかもあったけど女性と子どもなんかはほとんど生まれた藩の中から出ないで一生を終わるっていう時代だったのがそういう意識が初めて取れて全員が日本国民ということを初めて知ったというような時代だったかなって」と語った。真野は明治時代について「ヨーロッパが400年かかってやったことを40年でやっているんですよね。そのエネルギーたるやすごいなと思って」と話した。

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坂の上の雲
坂の上の雲ミュージアム

2007年4月、「坂の上の雲ミュージアム」が誕生。スロープの壁には新聞に連載された1296回すべての坂の上の雲が展示されている。現在は「『坂の上の雲』にみる明治の最先端 –近代化への道–」というテーマで科学技術の需要と発展に向き合った明治の姿を伝える資料が紹介されている。

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『坂の上の雲』にみる明治の最先端 –近代化への道–坂の上の雲坂の上の雲ミュージアム
ドラマが描いた明治

「坂の上の雲」のダイジェスト映像が流れた。

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まもなくスタート 坂の上の雲坂の上の雲渡辺謙
スペシャルドラマ 坂の上の雲 語りは渡辺謙

「坂の上の雲」の語りを担当したのは渡辺謙。真野は「謙ちゃん上手いです。今聞いても一音一音全部聞こえるんです。どこもセリフが流れてないし。だからあれはどうやって収録したの?って聞いたら実は映像を見てるんですって。そして同じセリフなのに毎回全部違う」と話し、菅は「実は毎回一番最初に出てくる同じナレーションがよく聞くと13種類あるんですよ。文章は全く一緒。僕らは一本目で読んでくれたからOKですって言ってたんですけど、渡辺謙さんがその回によって感じが違うじゃないですかと。だったら全く同じ文章を読むのだけど、もう一回ちゃんとそれを感じてから読んだ方がいいと言って忙しいのにわざわざ13回読んでくれたんですよ」と明かした。

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坂の上の雲渡辺謙
スペシャルドラマ 坂の上の雲 冒頭シーン

「坂の上の雲」の冒頭シーンが流れた。

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坂の上の雲渡辺謙
スペシャルドラマ 坂の上の雲 語りは渡辺謙/スペシャルドラマ 坂の上の雲 語りは司馬作品から

「坂の上の雲」のナレーションについて菅は「1900何年みたいな日を表さないといけないナレーション以外は全部司馬さんの文章なんです。それは坂の上の雲だけじゃなくて他の司馬さんが書かれた小説の中から抜き出してる文章もあります。だから謙さんのあの役は司馬さんなんですよ」と語った。

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ドラマが描いた松山

愛媛県松山市で行われた撮影風景が流れた。松山城や道後温泉などで収録が行われた。

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まもなくスタート 坂の上の雲松山城松山市(愛媛)滝島雅子道後温泉
スペシャルドラマ 坂の上の雲 松山でロケ/スペシャルドラマ 坂の上の雲 香川照之・子規を演じる

正岡子規を演じたのは香川照之。3年間の撮影の中で、病を患った子規と同様実際に痩せていったという香川。菅は「20キロくらい落としていた。それで僕亡くなるシーンをセットで撮っている時に見ててあの子規の横顔にそっくりで鳥肌がたつくらいの感じがして」と明かした。

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スペシャルドラマ 坂の上の雲 香川照之出演シーン

坂の上の雲の香川照之出演シーンが流れた。

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坂の上の雲
スペシャルドラマ 坂の上の雲 香川照之・子規を演じる/俳人 正岡子規/真野さんが好きな松山

俳人・正岡子規の句を好んで読んでいるという真野。「腐り尽す 老木と見れば 返り花」という句を紹介した。真野は「これを子規は明治29年、30歳のまだ死なない時に友達から君が死んだ夢を見たよと言われた時に返した句です。もうこの時病気ですから将来を暗示するような句なんですけど。年をとってからこの句を読むと、人には腐っているって見えても私はちゃんと狂い咲きしていい芝居をするぞとか思う」と語った。現在再放送中の「坂の上の雲」。改めてドラマのみどころについて聞かれた菅は「これから日本も真之や好古も苦しい立場になってきて大変スペクタクルのシーンが増えてきますんで当時は最新鋭って言われましたけど今見てもなんの遜色もないくらいちゃんとできていると思ってますのでそこも楽しみにして、見たらああ、多分このシーンも菅さんは苦労したんだろうなぁってちょっとでも思っていただけると。この先も真野さんが登場するシーンもありますし、坂の上の雲を見て頂ければと思います」と語った。

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(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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