- 出演者
- 村瀬健介 日下部正樹 山本恵里伽
YouTubeなどで漁業の魅力をPRするものの、深刻な人手不足が続く遠洋漁業。船員の平均年齢は60歳に達している。業界が函館少年刑務所の職業訓練船「第5代少年北海丸」に注目し、塀の中で出所後の就労セミナーを開いた。日本かつおまぐろ漁業協同組合・佐藤康彦指導部長代理は「誰でもいいわけではなく、船内で仲良く仲間と一緒に働ける人、しかも資格を持っている人であれば、魅力を感じる」と語った。刑務所側もポスターを作り、出所後の就労支援に本腰を入れている。セミナーに参加して、遠洋漁業を希望する受刑者もいる。訓練生は独房で生活。自由時間も全て船舶関連の勉強に充てていた。北海道函館に冬が近づいていた。寒冷地の舎房は寒さ対策で特別に二重窓。11月〜4月までの半年間は暖房が入る。冬の間、函館少年刑務所の職業訓練船「第5代少年北海丸」はドックに入り年1回の定期検査を受ける。その間、訓練生は海を離れて座学を続けていた。この日、北海丸がふ頭に戻ってきた。北海丸船長・菅野義三法務技官が、造船所の技術者と一緒に細部を点検。早くも航海訓練に向けての準備に取りかかっている。
コロナの制限が解除されて新しい訓練生9人がやってきた。去年の4人のうち2人は、元の刑務所に戻ったが2人は希望が認められ。もう1年訓練を受けることになった。今年は11人での新たなスタート。基本動作の訓練。彼らは船舶関係の仕事の経験は全くない。「少年北海丸」の訓練修了生は657人。法務検察当局は人権上の配慮から出所後の追跡調査は行っていない。訓練生が再犯で弊の中に戻ってきたという報告は、これまではないという。
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取材をした巡田忠彦記者がスタジオで解説「受刑者は、全国で3万4000人。犯罪とか刑期はさまざまだが、いずれは出所して隣に住む人かもしれない。来年から懲役刑に変わって拘禁刑が導入される。教育に重点が置かれる。矯正の現場では、応報刑から教育刑に劇的に変化していく」、それぞれの犯罪には被害者がいるということは忘れてはいけないが、船の訓練生は塀の中に戻ってきた例がこれまでのところないのはこれはすごいこと「函館少年刑務所の職業訓練船「第5代少年北海丸」は、教育刑のモデルケース。予算、お金で割り切ってしまうのではなく、継続すべき。再犯防止は出所後の就労、就労支援がカギを握っている」。
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天皇皇后両陛下は先ほど英国公式訪問を終え帰国された。両陛下は羽田空港に到着し出迎えた秋篠宮ご夫妻らとにこやかに挨拶を交わされた。両陛下は今月22日から8日間の日程で国賓として英国を公式訪問されていた。今回の訪問を振り返り両陛下は文書で、がん闘病中の英国・チャールズ国王を気遣い「すばらしいおもてなしをいただいた」と感謝の思いをつづられた。かつて留学されたオックスフォード大学を訪れたことにも触れ、「思い出に満ちた場所を再訪することができるとともに、懐かしい方々にお会いできたことは大変うれしいことだった」と振り返られた。
バレーボールネーションズリーグで金メダルを目指す男子日本代表。準決勝の対戦相手が予選ラウンド1位通過・スロベニア（世界ランキング3位）に決まった。準決勝に勝てば、初の銀メダル以上が確定する。昨日の練習では左足首のけがで離脱していた男子日本代表・高橋藍が、レシーブ練習に参加。けがの具合は良好のよう。左のエース・西田有志もキレのあるスパイクを見せるなど準備は万全。金メダル獲得へ残すはあと2勝。西田は「やるしかない」とコメント。
神奈川で行われた競泳の「相模原サマーチャレンジ記録会」。子供たちが見つめる先にいたのは、パリ五輪日本代表・本多灯。大舞台を前に、最後の実戦に出場。男子200mバタフライ1位：本多灯。レースをトップでフィニッシュするとその後は即席のサイン会を開催。地元・神奈川で、子供たちからパワーを受け取った。本多は「やれることを一つずつやって本番に臨みたい」とコメント。
パリ五輪の切符をかけた新潟・陸上日本選手権2日目。5000mに続き、2種目の代表を狙う田中希実は、1500m決勝に登場。参加標準記録を突破し優勝すれば代表に内定する。女子1500mで田中希実は優勝し代表内定を決めた。田中は「限界が分からないから知りたいという走りが出来た。そういった走りをパリ五輪でもしたい」と語った。
日本選手権男子400mハードル決勝では、参加標準記録を突破している21歳・豊田兼が、日本人3人目の47秒台で優勝。初の五輪に挑む。
神宮球場で行われたヤクルト×阪神の試合、ヤクルト・奥川恭伸が、右肘痛の発症以来823日ぶりに本拠地登板。5回を投げ、1失点。帰ってきた神宮球場で今シーズン2勝目を挙げた。
報道特集の次回予告。