- 出演者
- 山里亮太(南海キャンディーズ) 高橋英樹 安部みちこ 渡辺謙 長谷川博己 石坂浩二 松村邦洋 三谷幸喜 高畑淳子 横浜流星 山崎怜奈
オープニング映像。
長谷川博己さんが2020年放送の「麒麟がくる」について語る。主人公は「明智光秀」。これまで謎めいていた明智光秀の生涯にスポットを当てる。長谷川さんは「大河は現代の世相を映すもの、多様な価値感の中で何を選択しバランスを取って生きるのかが今につながる」と感じたという。また長谷川さんは染谷将太さん演じる織田信長に撤退を進言するシーンを名シーンに選んだ。このシーンは台本に「裂帛の気合で」と記されており、そこから物語が動いたように感じたという。また「本能寺の変」を決意するシーンでは台本にない演じ方をしたという。さらに長谷川さんは最も好きなシーンとしてラストシーンで馬に乗って夕日に向かって走っていくシーンで明智光秀は生きていたのではと感じるという。
MCの高橋英樹・山里亮太が自己紹介。さらに今年1月から放送の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する渡辺謙さんや石坂浩二さんらゲストを安部みちこアナが紹介した。
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- 大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~
石坂浩二さんの大河出演を振り返る。石坂浩二さんの初出演は1965年放送開始の「太閤記」。石坂さんは石田三成を演じ、その後3作の大河ドラマで主演。1969年の「天と地と」では上杉謙信を演じた。また1975年の「元祿太平記」では柳沢吉保を演じ、赤穂浪士の討ち入りまでを描いた。1979年の「草燃える」では源頼朝を演じ三度主演。1999年の「元禄繚乱」では吉良上野介を演じた。2011年「江~姫たちの戦国~」では千利休を演じる。
石坂浩二さんは自身の大河ドラマ出演に「こんなにやっていたんですね」と振り返る。渡辺謙さんは石坂さんに関して「口跡(話しぶりやセリフの言い方)が良い、昔から変わらない」と語る。また最初の頃は時代劇が嫌だったのだと振り返る。大河の話が来た時も断ろうとしたが当時の制作の人が来て熱心に口説いていったが、実は自分の家の近所に寮があったため、大した廊ではなかったのではないかとした。
1963年に誕生した大河ドラマ。映画に負けないテレビドラマを作りたいと始まったという。1963年の第1作「花の生涯 」は井伊直弼の生涯を描いた。二代目 尾上松也さんが主演し、佐田啓二さんや淡島千景さんが出演するなど、映画スターが共演した。「太閤記」では「桶狭間の戦い」を迫力あるものにするためヘリコプターを使用し撮影した。1973年の「国盗り物語」では本能寺の変を描くシーンにおいてカラーハンディカメラを使用し、立ち回りの中に入って撮影した。1978年の「黄金の日日」では初の海外ロケを敢行、フィリピン・ルソン島で14日間撮影し、現地の人もエキストラ出演した。また脚本家の三谷幸喜さんは「黄金の日日」を見て脚本家を志したという。また三谷幸喜さんはこの「黄金の日日」の名シーンとして主人公・呂宋助左衛門が豊臣秀吉に壺を売りつけるシーンだと語った。また自らが脚本に携わった真田丸の脚本は「黄金の日日」から拝借したアイデアがあり、呂宋助左衛門を登場させた。
大河ドラマに関して高畑淳子さんは史実とドラマの両方が楽しめるとし、石坂浩二さんは当時のカラー用のカメラの立ち上がりが遅く、撮影開始のカウントダウンが1分前から始まったと振り返った。
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昨年亡くなった西田敏行さんは大河ドラマ14作品に出演。そんな西田敏行さんの名シーンを振り返る。おんな太閤記 での豊臣秀吉役に関して脚本家の橋田壽賀子さんから「ゴリラ的な感じでいいのでは」と言われたと振り返っていた。また主演した「翔ぶが如く」では西郷隆盛を演じた。また「功名が辻」で徳川家康を演じた際には肖像画を参考にメイクを施したという。
西田敏行さんの大河ドラマ出演シーンを振り返り、高畑淳子さんはチャーミングで唯一無二だとし、その場で感じたセリフが大切だと言われたと語った。
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これまで5作に出演した渡辺謙さんの大河ドラマの名シーンを振り返る。初出演は1984年の「山河燃ゆ」。また1987ン年の「独眼竜政宗」と1993年の「炎立つ」で主演。「西郷どん」にも出演した。また自分の演じた役は非業の死が多いとし「独眼竜政宗」で毒を盛られたシーンに関して、嘔吐したシーンで縁側に行き、軒下にいたメイクスタッフに汗などを仕込んでもらったと振り返った。また同じ「独眼竜政宗」では勝新太郎演じる豊臣秀吉と初対面するシーンを受けて、撮影前に会った際に「小田原で会おう」と言われ、それ以降そのシーンまで会わないようにしたのだとか。また勝新太郎さんの演技はアドリブに近いものが多かったという。また2018年の「西郷どん」では西郷隆盛に対して自分が演じた島津斉彬が未来を託し「今からお前はわしになれ」と伝えたシーンを振り返り、鈴木亮平さんが西郷隆盛の気持ちをグラフ化するなどしていたことから、その場の感情で演じた方が良いと伝えたと語っtた。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で主人公である蔦屋重三郎を演じる横浜流星さんがドラマの魅力を語る。自身が演じる蔦屋重三郎を自分のためではなく周囲のために動き力が得られる人物だとした横浜流星さん。なにものでもないものが成功をどう掴むのかを見て欲しいとした。スタジオで渡辺謙さんは自身が演じた田沼意次に関して貨幣経済への転換点での老中だったとした。ドラマは1月5日から放送開始。