- 出演者
- 川島明(麒麟) 山内健司(かまいたち)
オープニング映像。
まずは押見修造のプロフィールを紹介。2002年に大学在学中に「夢の花園」でちばてつや賞ヤング部門 優秀新人賞を受賞。同時期に第一作目だった夢の花園でちばてつや賞ヤング部門優秀新人賞受賞。そして同時期に投稿第一作目だった真夜中のパラノイアスターが編集の目にとまりマンガ家デビュー。2003年に別冊ヤングマガジンにてアバンギャルド夢子で連載デビュー。他にも漂流ネットカフェや惡の華などが実写映画、テレビアニメ化などをした。2017年には血の轍を連載し、2023年にはフランスのアングレーム国際漫画祭を受賞した。2020年には別冊少年マガジンにておかえりアリスを連載。単行本は7巻で完結。2024年にはヤングマガジンでちーちゃんを連載している。その中で紹介するのはおかえりアリス。2020年から2023年にて別冊少年マガジンで連載していた。主人公は幼稚園から幼馴染の3人で、子供の頃から仲良しだったが中学生になり1人はその唯一の女子に恋をする。しかしその女子はもう片方の3人目の幼馴染とキスをしてしまい、関係性が崩れかけた頃、キスをしていた男子は転校してしまう。するとその3年後にその幼馴染二人の目の前に転校したはずの彼が「男を降りた」と発言し美少女を名乗り女装していたという物語。
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最初の質問は「おかえりアリス」で先生が描きたかったことは?押見はその答えに自分が男であることが嫌で、それを自慰行為で発散している感じがあり、そういうのをぶちまけている作品があまりなかったので絶望しているのは自分だけではないはずと思ったからだという。次の質問は「おかえりアリス」の中で先生のお気に入りシーンとその理由は?押見はその答えに1巻P18。顔だけで感情が伝わるシーン。女子とキスをした後のなんとも言えない顔をしている様子、ミステリアスさと惹きつける顔を描くため何度も描き直したという。川島はこの物語で気になったシーンはその男をやめたという男子が女装したまま男子便所で普通に用を足しているシーン。このシーンについて押見はそのビジュアルで読者の男、女のイメージの枠を壊す力があると思ったという。エロティックで子どもの無邪気さも含まれているという。山内が気持になったシーンは幼馴染の一人があそこを傷つけるシーン。押見はこのシーンについて自分も彼と同じように思いつめて描いていたのでなくなってしまえこんなもの!という風になっていたという。
次にマンガを描く上での七つ道具は?押見はその答えにブラシ。鉛筆削り、酒、板、頭ガイコツ、本、コピー用紙と答えた。また仕事部屋を紹介した。さらにこの番組ですみにごりのたかたけし先生が押見修造のキャラを参考に描かせてもらっていた暴露。そのことを本人にぶつけるとその解答は真似をしてもらえたことが嬉しい。自分も伊藤潤二先生など、絵柄を真似して描いていたという。真似をしてだんだんオリジナリティが出るものだと答えた。また押見修造こだわりの追加情報では仕事部屋のこだわりは大学生の一人暮らし感をキープすること。あまりにおしゃれな部屋にするとバチがあたり罪悪感があるので仕事ができない。贅沢をすると描けなくなると思うと怖いという。
編集は押見修造について欲のない人で趣味はないと語っていたという。またギャラ交渉もまったくしてこないと答えた。
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