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オープニング映像。
ジャズ作曲家の挾間美帆の曲作りは試行錯誤の繰り返し。挾間はユニットを率いて自作曲を指揮することでも知られてきた。4年前にアルバムがグラミー賞にノミネートされ、去年発表した新作にも受賞への期待が寄せられている。今やデンマークの名門ビッグバンドから首席指揮者に招かれ、気鋭のピアニスト角野隼斗との共演も。亀田誠治は「古典と現代と未来をつなぐよう」と狭間を評した。生身の人間だけが放つ熱量こそが音楽を変えていくと狭間は信じているという。
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- BIGYUKIElliptical Orbitm_unitSTAND UP! CLASSIC FESTIVAL’23 ONLINEグラミー賞ジョージ・ガーシュウィンデンマーク ラジオニューヨーク(アメリカ)ピアノ協奏曲ト長調モーリス・ラヴェル岡部亮登挾間美帆東京JAZZ 2023 NEO-SYMPHONIC JAZZat 芸劇 - Mirage Future -東京フィルハーモニー交響楽団角野隼斗
狭間の拠点はニューヨーク。譜面の準備や、海外ツアーでは航空券やホテルの手配まで自ら行う。この街に暮らして14年、譜面を詰め込んだキャリーケースを手にどこにでも行くのが狭間の日常。ニューヨークで率いる楽団「m_unit」は総勢13人。東京のジャズクラブで行われたm_unitには日本のメンバーが出演する。助っ人のホルン奏者は読響のベテランだが、くシックとは違う狭間の楽譜に「チャレンジ精神を奮い立たせられる」と話した。
狭間はクラシックの作曲家を目指して国立音大に学びジャズに出会い、在学中にプロとしてスタートを切った。作曲家に憧れたのは青森に暮らしていた小学2年生の頃。音楽教室に毎月1度東京からやってくる先生が、狭間が考えたフレーズを即座に楽曲に展開する力に衝撃を受けたという。その恩師・梶谷修と25年ぶりに再会。今も子どもたちに曲作りを教えているという。
今年1月、狭間は自宅にこもって作曲にとりかかっていた。ニューヨークのクラブから曲を依頼されていた。表現するのは時の歪み。狭間は右手と左手で異なるリズムを刻み曲を作っていく。行き詰まったときは一旦作曲を忘れて食事。何時間もピアノに向かい続ける日々。
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3月28日、会場は「未来がある場所」とうたうジャズクラブ。6人編成のバンドで狭間は自らピアノを弾く。
パンデミックの時期を振り返り「時の歪み」をテーマにした新曲は、狭間がひたすら自分を見つめろ過を重ねて純化した世界だった。思い描いたイメージにプレイヤー一人ひとりが多彩な陰影を加えていく。狭間は「インスピレーションを大切にし続けられる人生と、それを素直に音に落とし入れられる作曲家で居続けられるように地道に努力したい」と語った。
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