2024年3月17日放送 23:15 - 23:45 TBS

情熱大陸
【脇園彩/オペラ歌手▽本場イタリアが絶賛!母に捧げる“感謝”の歌声】

出演者
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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(情熱大陸)
「成熟を求めて」 本場で主役を勝ち取る!若きディーヴァ

脇園彩さん(36)はヨーロッパで高く評価されるオペラ歌手で、各国の名門劇場からオファーが相次ぐ。先月、日本での公演に臨み、客席には母親の姿があった。生活の拠点はイタリア・ミラノで、イタリアのオペラ歌手というのはフリーランス。ベルギーの劇場で上演されるのはロッシーニ作「セビリアの理髪師」で、滞在中は民泊を利用。人気歌手といえども、収入は庶民とあまり変わらないという。舞台のキャストには旧知の間柄もいれば、初共演もいて、脇園さんはささやかな気遣いを忘れない。豊かな声量を支えるフィジカルには定期的なメンテナンスも必要で、クリニックでは骨盤に振動を与えて僅かな歪みを矯正する。口腔内の筋肉も知らず知らずのうちに凝っていたりするという。

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アジリタジョアキーノ・ロッシーニスカラ座セビリアの理髪師テアトロ・レアルミラノ(イタリア)リエージュ(イタリア)ワロニー王立歌劇場

脇園さんは劇団俳優の両親を持ち、かつては小児科医に憧れていた。だが、英語劇に魅せられ、一狼して東京藝術大学の声楽科へ。大学院修了後、イタリアへ留学。スカラ座の研修生試験に合格し、26歳の時にデビューを果たした。日本での公演を控えるなか、オペラファンなら知る人ぞ知るマリエッラ・デヴィーアさんのレッスンを受けた。フランス語での歌唱は初めてのなか、公演を成功させたい理由があった。

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スカラ座ローマ(イタリア)東京藝術大学脇園ひろ美脇園弘康

言語が変わると口の開け方、舌の位置まで変わってくる。日本公演のオペラは子供が主人公で、いたずらをして母親に叱られる。痛切な孤独を味わうも、やがて愛情に気づくまでのファンタジー。演劇に打ち込んでいた脇園さんの母親は子育てのために夢を諦め、その分だけ教育熱心で、脇園さんは反発心から掴み合いの喧嘩に発展したこともあったという。日本公演ではオーケストラを背負い、音楽そのものに重きが置かれる。舞台の終盤、母からの無償の愛を知った少年の心の叫びがある。会場のザ・シンフォニーホールは満員御礼となり、母のひろ美さんも東京から駆けつけた。

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ザ・シンフォニーホールローマ(イタリア)

ザ・シンフォニーホールで「子供と呪文」の上演が行われ、脇園さんは「音楽の素晴らしさを伝えたいと思ってのぞんだんですけど、音楽の素晴らしさに自分が飲まれてしまって」などと語った。公演終了後、短い休日を東京の実家で過ごしていた。家族水入らずで食卓を囲むのは久々で、次に帰国できるのは1年半後だという。

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ザ・シンフォニーホールモーリス・ラヴェル大阪交響楽団大阪交響楽団 第269回 定期演奏会「 オペラ・演奏会形式シリーズ Vol.2 ”子供と呪文”」
(エンディング)
次回予告

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