- 出演者
- 木村佳乃 所ジョージ 牛窪恵 イモトアヤコ マックン(パックンマックン) みりちゃむ 伊原弘将
ハリウッドセレブが爆買いする日本のあるものとは。なんと日本で買い付けた古着限定のオークション。この日、落札された商品の値段は112万円。日本はバブル経済期に輸入したアメリカ製の古着を現在、アメリカ人バイヤーが買付にやってきて買い戻す古着の逆流現象が起きている。円安を追い風に日本に押し寄せるアメリカ人バイヤー。アメリカNO.1の古着バイヤーのパトリック・マタモロス。伝説と言われる理由はメディア前にめったに姿を表さないこと。
今回、日本のメディア初の密着取材。向かった先は東京・下北沢。アメリカでは古着ショップを巡ってもメイドインUSAの古着が手に入らないという。日本では保存状態のいい古着が入れ食い状態。下北沢や原宿の古着を4軒巡り仕入れることができた。続いて向かったのは大阪。今回、重要なミッションをもっての来日だった。人気ラッパー・クエイヴォからパリコレに行く際の古着のセレクトを依頼されている。伝説のバイヤー・パドリックも一目置く人物は古着バイヤー・岩谷幸舗さん。パドリックとともに世界のビンテージTシャツブームをけん引してきた人物。お宝ビンテージTシャツが次から次へに登場。全て1枚数十万円以上するものばかり。パドリックが選んだのはニルヴァーナのオーストラリア公演でのTシャツ。提示金額は112万円で交渉成立。
オープニング映像。
今回は世界を駆け巡る日本の古着SP。シャーデーのTシャツは1枚120万円。バブル経済期は日本からアメリカへ買い付けに来ていたが現在ではアメリカから日本へ買い付けに来ている。マックンもそろそろ誰かがアメリカから僕を求めに来るじゃないかなどと話した。世界の古着市場規模は2021年が約22兆円だったが2023年には約34兆円、2027年には約56兆円に達すると言われている。中でもアジアの市場が拡大している。
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- シャーデー
タイの首都郊外。朝5時、やってきたのは古着24t。日本から来た古着はタイで大人気。日本からの古着専門マーケットまであり、日本の古着からお宝ゲットしようと活気に満ち溢れていた。1着25円~100円と割安。日本製の古着の常客は日本人。タイで100円で購入した古着がフリマサイトで1万円で売れることも。続いて向かった先はバンコクで年に1回開かれている世界最大級のビンテージTシャツイベント。来場者は約1万人にのぼる。
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- バンコク(タイ)
会場には古着バイヤーの岩谷さんの姿も。目的はジャパニーズ・ポップカルチャー。ジャパニーズ・ポップカルチャーのTシャツの人気はタイだけでなく世界各国でも高まっており価格もうなぎのぼり。イベント会場で気になったビンテージTシャツを購入していく岩谷さん。本当のお目当ては見つからなかったという。SNSでタイのディーラーに呼びかけた。すると次々とディーラーが現れた。アーティスト・空山基さん。近未来的でメカニックな作品が特徴の日本人アーティスト。初代aiboのデザインも担当。空山さんがデザインしたTシャツは衣装価値が高く争奪戦となっている。岩谷さんは提示価格110万円のTシャツを購入することを決めた。
人気が高くなってきて精巧なニセモノがいたちごっこのように出てきている。見分けるポイントを解説。まずニセモノは本物をスキャディングして作るため解像度が下がる。ただバイヤーでも見分けがつきにくいものもある。例えば数の少ないもののニセモノ。
古着王サリーム・ガンチ。24歳のときに古着ビジネスをスタート。世界中から古着を入荷している。圧倒的な物量の古着の売買で巨万の富を築き上げた。古着王が見せたい古着があるという。古着王のコレクションルームには世界各地へ出向き自らの目で見極めた選りすぐりのアイテム。コレクションの総額は50億円にのぼる。特に力を入れているのがデニム。
スタジオでは古着にまつわるエピソードを語る。パックンは父が着ていた空軍の搭乗服を用意。父が捨てようとしていたので、もらい普段着として着ていると。イモトは古着屋で購入したデニムで50年代くらいに作られたもの。リペアしながら大事に使ってきたストーリーに惚れたという。所ジョージは第二次世界大戦当時のアビエイターのバッグからアメリカの救急車に乗ってる人の労働服や色んな刺繍を入れた半纏を紹介した。国境を超えて旅する古着を見てきた。残った古着の行き着く先はアフリカ。
ユーチューバー・シンノスケがケニアの古着事情をリポート。ケニアが輸入する古着は年間23万トン。向かう先はギコンバ市場。国民の7割近くが古着を着用している。200万人が古着に関わる仕事で生計を立てている。増加の一途をたどる古着の輸入。しかしケニアに深い影を落としている。ダンドラ処理場には処理能力を超えるゴミとなった洋服が運び込まれていた。まさに古着の墓場。世界中で流通する服の多くは化学繊維が主流で時間が経っても分解されない。そのため野焼きが頻繁に行われ深刻な大気汚染を引き起こしている。
1年間でEUから約126万トン、アメリカからは約67万トン、日本からも約24万トンが来ている。その結果、ケニア以外にもガーナ・チリにも洋服の墓場といわれる場所がある。ルワンダはアメリカからの圧力に屈することなく古着の輸入制限に踏み切った。古着に依存することなく自分たちで着る服は自分たちで作ろうと縫製工場の建築を支援している。ケニアで洋服が環境問題を引き起こしていると話題になったが世界的に見ても古着のリサイクルが大きな課題となっている。リサイクルが進まない原因は混合繊維。これまでの技術では分離することが難しかった。
繊維の分離の問題を解消しようとする研究が進んでいる。電子レンジは水分をマイクロ波で振動させ摩擦熱で食品を加熱する。原理を応用しポリエステルを浸すアルコールを振動させることでポリエステルが分解を始める。この方法ならマイクロ波を当てて5分温めるだけで分解することができる。現在、特許申請中の研究。ドイツ・デュッセルドルフで世界最大級の見本市が開かれた。注目されたのは日本企業のブース。展示されていたのはイス・時計。古着をリサイクルして製造された商品。まずボタンやファスナーを外し古着を全て粉砕して繊維状にする。接着剤と混ぜ合わせプレスする。
愛知県の倉庫で開かれていたのは古着バイヤースクールの授業。参加していたのは23人の生徒たち。古着の見分け方を伝授していた。年間授業料は79万円だが300名が在籍している。全国から集まった生徒たち。多くが人生を変えたい想いを抱えている。生徒のために定期的に開かれるオンライン相談会。ひさこさんはシングルマザー。週4回、美容師として勤務しているが生活は楽ではないという。子育てをしながら稼げる仕事として見つけたのが古着バイヤーだった。写真が唯一の判断材料となるため商品として売れるよう向きやシワを細かく調整し写真を取り重ねていく。必要な収入は月20万円。そのためには月50万円を売り上げる必要がある。脱サラして実店舗を経営している城下さん。1200着の古着が並ぶ。3年前から古着バイヤーの仕事を始めた。オンライン販売では順調に売り上げを伸ばし月間で120万円を達成。勢いにのり去年12月に店舗開業に踏み切った。しかし1か月後、城下さんのお店を訪ねると店内のは一転していた。1200着あった古着は滞納していた家賃の支払いなどのため全て売らざる負えなかった。貯めていたお金は店舗改装資金に当て創業資金は500万円の無条件融資を組んで開店にこぎつけた。お金を貸してくれるはずだった融資会社は突如倒産。保証金として収めた100万円も戻ってこず開店から4カ月で資金を底をついた。ひさこさんは売り上げが順調に増加している。
次回予告。
