- 出演者
- すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家)
今回は岡山県倉敷市美観地区。今回はマスキングテープを取材する。本来は工業用だったが近年は文具としても人気となっている。
- キーワード
- 美観地区(岡山)
オープニング映像。
早速マスキングテープを製造する工場へ。工場長の佐藤さんによれば工業用のマスキングテープはシンプルだが、文具用は柄が豊富で佐藤さんの工場では1万種類ほどのマスキングテープを作ったという。
分業のマスキングテープは簡単に千切れること、背面に字が書けること、しっかり貼れて簡単に剥がれることが特徴だという。文具用マスキングテープは海外では「和紙テープ」と呼ばれており、その名の通り素材は和紙。強さと薄さを兼ね備えているのだという。
まずマスキングテープは和紙に絵柄を印刷していく。ここから粘着加工と離型加工をほどこす。マスキングテープは3層になっており表面に離型剤、中心に和紙、内側に粘着剤が塗られている。この時離型剤を最小限にすることで、表面に字を書くことができる。粘着剤は水性のものを使用している。テープにノリを塗る行程は企業秘密だという。またノリの塗り方を均一にするためにカメラで管理している。ノリを塗ったマスキングテープを規定のサイズに切り分け、ラッピングすれば完成となる。ちなみにマスキングテープのロールは現在1000種類、その中でもシンプルな白いテープが一番人気となっている。
通常より大きなサイズのマスキングテープ、これは窓ガラスに貼るもので紫外線をカットしてくれるという。また黒板のようにチョークで文字を書き、そのうえで消すこともできる変わった製品もあるが、粘着力は総じてセロファンテープの半分程度。もともとこちらの工場ではハエ取り紙をもともと製造しており、マスキングテープにもそのノウハウが活きているという。
文具用マスキングテープの誕生はお客様からの意見から。工場見学を希望した方から、冊子が届きそこには工業用マスキングテープの活用法が書かれていた。そして工場見学をした方から「もっといろんな色があれば良いのに」という意見を頂き、今のように多種多様な色や柄の製品を制作しているのだという。
番組の途中で佐藤さんからクイズが出されたが、正解の多かった礼二と剛が番組オリジナルデザインのマスキングテープをいただいた。
すっちーは本日の学びを「お客様の声しっかり粘着」とした。
「探検ファクトリー」の次回予告。