2023年12月9日放送 12:15 - 12:40 NHK総合

探検ファクトリー
足の悩みに応える高機能くつ下 次々と開発している工場!

出演者
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家) 
(オープニング)
奈良・靴下を作る工場

日本製靴下の約60%を製造している奈良県。今回は奈良県の靴下工場を探検する。

キーワード
奈良県
(探検ファクトリー)
悩みに応えた機能性靴下

江戸時代、奈良では綿花栽培や木綿糸の生産が盛んだった。明治時代にアメリカから靴下編み機が導入され、農家の副業として靴下づくりが広まった。戦後、ナイロン製の糸をいち早く取り入れたことなどから生産量が増え、全国1位にまで発展したという。今回の工場は奈良県でも特に靴下生産が盛んな大和高田市にある。靴下の種類には“先丸”と呼ばれる一般的なものと、それぞれの指が包まれるタイプの“5本指”、足の先が2つに分かれたタイプの“足袋型”がある。この工場では約100種類の靴下を製造、特許取得や発明賞を受賞したアイデア靴下もたくさんあるという。つまずき予防の靴下は、つまさきを上げることでつまずきを防ぎ、滑りにくくして転倒も防いでいる。疲れにくい靴下は足底クッションで長時間立っている仕事の人に喜ばれているという。外反母趾対策の靴下は発明協会から賞をもらったという。

キーワード
大和高田市(奈良)発明協会
完成まで全自動!靴下編み機

工場では38人の従業員が靴下を年間約140万足製造している。工場を案内するのは工場長の近藤さん。工場内には101台の靴下用丸編み機が並んでいる。様々な形の靴下はすべてこの機械で作られるという。編み機に入力するデータをコンピュータで作成して編み機に入力すると靴下を自動に編んでくれるという。特別にフタを開けた状態で機械が靴下を作る様子をみせてもらった。

職人と靴下の裏返し対決!

機械で靴下を編み終えたあとの作業を見学。まずは、空気を吸い込むパイプを使って、足先を縫うために靴下を裏返す。剛も作業に挑戦させてもらい対決を行ったが、作業歴16年の平山さんが20枚裏返す間に4枚しかできなかった。

このあとは機械で足の先を縫い合わせて靴下が完成する。

パフォーマンスが向上 スポーツ用靴下

この工場ではスポーツ用靴下の開発・製造も行っている。マラソンランナーの大樽さんは工場で商品管理と発送業務をしており、ランニング用の靴下は大樽さんが所属する実業団女子マラソンチームと共同開発したという。筋肉疲労によって土踏まずのアーチが崩れると走りに影響が出るということで、ランニング用の靴下には足にテーピングをしたのと同じ効果があるテーピング編みが施され、土踏まずの形状を保つことができる。また、京都大学ラグビー部とはスパイクの中で足が滑らないラグビー用靴下を開発。剛とすっちーはラグビー用靴下を履いて京都大学チームとスクラムを組み、その効果を実感した。

キーワード
京都大学
(エンディング)
今日の学び

剛が今日の学びを発表。「地にしっかり足のついた社長の考え」。

次回予告

探検ファクトリーの次回予告。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.