2023年11月4日放送 22:00 - 22:30 テレビ東京

新美の巨人たち
【イサム・ノグチ「AKARI」×美村里江】

出演者
 - 
(オープニング)
今回は…

今回はイサム・ノグチのAKARIを紹介。

キーワード
AKARIイサム・ノグチ
オープニング

オープニング映像。

新美の巨人たち
イサム・ノグチ「AKARI」

東京・人形町にはイサム・ノグチのAKARIを常設展示するショールームがある。2階にあがると、モダンでおしゃれな光の饗宴が広がる。イサム・ノグチがデザインしたAKARIシリーズは、丸いものや三角など多種多様な形があり、骨組み2特徴のあるAKARIや質感も違うものや行灯型など、どんな場所にも似合うように作られる。AKARIシリーズは200種類のデザインがあり、その中の構造はいたって単純で、竹ひごに薄い和紙を貼り付けているだけ。シンプルな素材で繊細で美しいフォルムに仕上げられている。

キーワード
23A+COAコード24A+COAコード33N-ST233S+BB335N-PEN2-1636N-ST2AKARIAKARI 33XAKARI 60DAkari 7ADInstagramイサム・ノグチオゼキ 東京営業所スタンドライト 9AD人形町(東京)

イサム・ノグチは、日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれた20世紀を代表する彫刻家。主に石を題材にして現代彫刻を数多く制作した。柔らかい線でかたどられた美しい造形で晩年は札幌に大地の彫刻と呼ばれる広大な公園も作った。

キーワード
イサム・ノグチイサム・ノグチ庭園美術館モエレ沼公園黒い太陽

岐阜県の川原町にやってきたが1951年にイサム・ノグチは銀幕の大スターだった山口淑子と結婚した。そして岐阜の夏の風物詩を見ることに。長良川では鵜飼がはじまり、伝統衣装に身を包んだ鵜匠が鵜を操って篝火にやってきた鮎をとらえる。この独特の漁法は1300年の歴史があるという。70年前にノグチもこの光景をみていたという。鵜飼を見にやってきたノグチは屋形舟につけられた岐阜提灯に魅入られたという。岐阜提灯は、梁型と呼ばれる木製の型に竹ひごを巻き付けて上から和紙を貼り付けて作る。ノグチはこの儚げな光を放つ提灯に出会い、その美しさに魅了されたという。提灯の特徴は竹ひごが細いのと、和紙は薄く中の光が薄くみえるようにしている。

キーワード
イサム・ノグチ山口淑子岐阜市(岐阜)川原町(岐阜)長良川

1951年の夏に、提灯の美しさに突き動かされたノグチは現地でいくつかのデザイ画を描き、岐阜提灯の老舗に製作を依頼した。こうして誕生したのが最初のAKARI。様々な形のものが生まれた。ノグチがAKARIの製作を依頼したのは岐阜提灯の老舗のオゼキ。70年あまりここだけが作り続ける。その後ノグチは時代とともにAKARIのデザインを変化させていく。提灯をイメージした上下の木枠はなくなり、よりシンプルでモダンな姿に。その後に鏡餅や茄子のようなユーモラスな形が生み出された。竹ひごをほとど使わずに和紙の質感を美しくデザインしたものも。実用面んもこだわりがあり、たたむことができる。今も日本から世界中に出荷されイサム・ノグチの名を不動にしたものだという。

キーワード
AKARIAKARI 22NAKARI 24NAKARI XP1アカリ5Xイサム・ノグチオゼキオゼキ 東京営業所世田谷区(東京)

アメリカで日本人の父とアメリカ人の母との間に生まれたノグチは、父はノグチが生まれる前に帰国してしまったという。2歳の時に母と日本に呼ばれ家族で暮らすことになったが、夜に障子を通したほのかなあかりが子守唄になったという。月の出ない夜は父がもってきてくれた行灯の灯がかわりになった。しかし父に別の家族がいた事がわかり、親の関係は疎遠になり、1941年には太平洋戦争が始まるとノグチはアリゾナの強制収容所に入った。閉ざされた暮らしの中で外の世界への憧憬が光への思いを膨らませていったという。戦後に岐阜を訪れたノグチは記憶に刻まれたほのかな光を提灯の明かりの中に見出した。岐阜県川原町の和傘CASAではAKARIを見ることができる一角があるという。中にはAKARIが展示され、暗がりを優しく照らす柔らかな光の心地よさ。そこにはAKARIと岐阜提灯が並ぶ。香川県牟礼町にはノグチが住んでいた家があり、この町で作品を作ったことをきっかけに60歳を過ぎてから住まいを構えた。

キーワード
AKARIさぬき市(香川) イサム・ノグチ和傘CASA太平洋戦争川原町(岐阜)牟礼町()香川」野口米次郎金剛寺普門院

金剛寺普門院にはイサム・ノグチのAKARIが。晩年にその寺の住職の岡田さんと親交を深めた。そのあかりの元でキリスト教のミサ曲も聴いたが二人は気があっていたという。またノグチ自らが作ったAKARIもあり、生前には込めた思いに素朴な佇まいとなっていてAKARIは感性の証でいかなる世界も光で満たすと話している。

キーワード
AKARIさぬき市(香川) イサム・ノグチ岡田泰弘金剛寺普門院
(エンディング)
次回予告

新美の巨人たちの次回予告。

(番組宣伝)
みんなのスポーツ

みんなのスポーツの番組宣伝。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.