- 出演者
- 太田真嗣 上原光紀
米イラン交渉の行方は 世界経済は
パキスタンは21日にスイスで両国の協議が行われると発表。イラン中央司令部はホルムズ海峡は封鎖されるする声明を発表している。協議をめぐる現状について宮家は「ポジションの取り合いをやっている。イランが主導権を持っている」と分析。
覚書にトランプ大統領とペゼシュキアン大統領が署名。覚書は最長60日間の期限内に交渉を行い最終合意に達することを約束するとしている。レバノンを含むすべての戦線での軍事作戦の終結が盛り込まれている。しかし署名後もレバノンではイスラエルとヒズボラの攻撃の応酬が続く。宮家の局面を読み解くカギは「力関係はイランの方が若干優位にある。ホルムズ海峡がいつ封鎖されてもおかしくない状態がかなり長く続く」と分析。齊藤は「レバノン問題が危ない。アメリカもイスラエルをコントロールできない、イランもヒズボラをコントロールできない」と説明した。鶴岡は「アメリカが世界で独り相撲をしている、すべてはトランプ大統領の気分次第」。伊藤は原油価格に注目した。
イスラエルはレバノンでヒズボラと戦闘を続けてきたがネタニヤフ首相はレバノン南部から軍を撤退させない考えを示した。イスラエル国内からは覚書に対する反発や不安の声が出ている。イスラエルのねらいについて宮家は「アメリカとの関係をどこまで、独立性を維持しながら、アメリカに依存せざるを得ない部分もある。バランスを取ることが難しい時期に入ってくる」などと説明。
G7サミットではイランに核兵器を保有させないことやホルムズ海峡を制限や通航料なしに通過する権限があることなどを確認した。G7各国の動きについて伊藤は「トランプ大統領はG7を重視していない。アメリカのやり方が上手くないから結束できない状況が続く。G7の影響力が無くなってしまう危惧がある」。鶴岡は「アメリカの姿勢が問題。協議をしっかりして欲しいと言うのは同盟国の願いでもある」などと説明した。
協議の見通しについて宮家は「アメリカが全面譲歩するしかない」「核兵器を短期で作る技術と製造能力を保持したいと思っているはず。イランが本気で核開発を進める可能性を恐れている」などと説明。鶴岡は「トランプ政権は譲歩しやすい状況を自分で作った。トランプ大統領は弾道ミサイルの話を問題視しないような姿勢を示している」などと分析した。
ホルムズ海峡の運航についてアメリカ側は、60日間を過ぎたあとも通航料が徴収されないよう協議を進める考え。イラン側はホルムズ海峡でのサービスに対して料金を徴収すると主張している。伊藤は「経済界最大の関心事。この問題がどのように解決するのか注目していきたい」とコメント。宮家は「この問題は通航料を取る、機雷を除去する問題ではない。日本の革新的利益だと思っている。日本がこの問題を座視してはいけない」などと説明した。
6月の世界銀行の報告書では世界全体の成長率は今年2.5%。去年・おととしの2.9%から鈍化するとの見通しを示した。経済の先行きについて伊藤は「ホルムズ海峡の問題がどのくらいのスピードで解消していくところが大きな問題となる」と分析。宮家は「国際・世界経済も含め、我々が今までのノウハウで生きてはいけないと危惧している」などとコメント。物価高・利上げについて伊藤は「ホルムズ海峡の封鎖が長引く事態になると世界がスタグフレーション的な様相に呈する」などと分析した。鶴岡は「日本が良くてもほかの地域の事も今まで以上に考えなくてはいけない」など説明した。今後の経済秩序について宮家は「今までの50年間とは違う対応をしなくてはならない。経済合理性と安全保障政策のバランスを考えるいい時期に来ている」とコメントした。
エンディングの挨拶。
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